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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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少年陰陽師 真実を告げる声をきけ

真実を告げる声をきけ―少年陰陽師 (角川ビーンズ文庫)少年陰陽師 真実(まこと)を告げる声をきけ/結城光流
時は平安。出雲の地で、瀕死の昌浩を助けてくれた少年・比古は、珂神比古と呼ばれる、真鉄の一族の長だった。敵対する存在として再会した比古は、大蛇の力を操り、昌浩と神将達を攻撃してくる。比古を憎むことができない昌浩は、必死で、ある事を訴えようとするが――!? 一方、都にいる彰子の身にも、魔の手が忍び寄っていた。友情を感じながら敵として出会った昌浩と比古の運命は大きく狂いだす。珂神編第三弾!!


やっぱり○○編と銘打たれているものはいっぺんに読むべきだな、と改めて思いました。
ものすごく続きが気になる終り方なんですよ。
そういう意味では作者上手いなぁと思いますけど。

前巻も前巻で非常に気になる終り方だったんですよね。
確か、風音の体が毒で満ちた川に落ちて、それを追って六合が飛び込んだってところで終ったんでしたか。

まあ、生きてるだろうとは思いましたけどね。
私、この作品でこれから先どれだけの人が妖が死のうとも十二神将は殺さないだろう、と予測してるので。
だって、十二神将が死ぬ状況ってまず戦いの最中だと思うんです。
それでもし神将が死んだら昌浩が目標としている「誰も犠牲にしない最高の陰陽師」が叶えられないってことでしょう?

だからあながち間違いじゃないと思うんですよ。


物語的には緊迫しています。
大蛇の頭が次々と復活していき、昌浩たちと比古たちが対峙します。
神将たちは人間を傷つけることは出来ませんから、比古の相手は必然的に昌浩がつとめないといけないんです。
でも昌浩は比古を攻撃することを躊躇うんです。

いったいどうなるんだ、とハラハラしながら読んでました。
しばらくの間、昌浩、太陰、玄武の小さい3人と比古、もゆらが対峙してるんです。
何度も何度も「あいつは敵なんだ」と諭されて、それでも信じたくない昌浩が可哀相で可哀相で。
普段、やりとりが可愛らしい太陰と玄武ですが、ちゃんと神将なんだなと思わされました。


彰子もまた出雲の地につれてこられます。
が、彰子も作中で疑問に思ってましたが、安倍邸にはまだ何人も神将がいるはずなんですよね。
少なくとも青龍や天后、朱雀がいますよね。
誰も気づかないってことはないと思うので、何かあるんだろうなぁ。


比古ともゆらのやりとりが可愛かったです。
というかもゆらが可愛いんですね。
珂神ともゆらのやりとりがちょっと抜けてるからほのぼの出来るような状況じゃないのに、ほのぼのしてしまうんですよね。
昌浩ともっくん、玄武と太陰なんかのやりとりの近いものがあるかもしれませんね。

だから、最後のシーンには泣きそうになってしまいました。
謎の人影の正体がすごく気になります。
さっさと続きを読んでしまいたいと思います。

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