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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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EME RED 7 COLOSSEUM

EME RED〈7〉COLOSSEUM (富士見ファンタジア文庫)EME RED 7 COLOSSEUM/瀧川武司
「おやおやおや! さらにおや! どこの馬の骨かと思ったら、紅の馬鹿だったわけですか!」
 ある時は伊呂波荘の隣人。またある時は大富豪の息子。そしてある時は魔界の皇子――謎のスゴキャラΩと紅の対決は突如火ぶたが切って落とされた!
 その名はトマソン・デスマッチ!
 夜な夜な地下闘技場で行われる秘密の闘いに参加。田舎にいって事件解決。猫又の世話に、聖徳太子の相手。やっぱり今回も紅の毎日は大忙し。ってか、もうすでに時空はを超越し始めてます!
 実は怪異を闇に葬るのではなくて、怪異を弄んでいるのではないかという危惧すら感じる、エージェント・紅の日常を描く短編集第七弾!


今回はサブタイトルがそのまま題となっている作品がないんですね。
RED2ではわざわざ改題してまでサブタイトルをつけていたのになぁ、とちょっと微妙な気分になりました。
“COLOSSEUM!?”とかにしちゃえばよかったのにと思わなくもないです。


【CASE31 コロシアム!】
蒼さんと紅で地下闘技場で行われているというPCを使った賭博を調査に行く話。
紅が捕らえられるときに、靴ってどうなってたっけ?と思いました。
EMEの制服が黒のスーツであることは何度も触れられているので覚えているのですが、靴に関しては特に触れられていなかったような。
スニーカーだったら靴底はゴムですから、捕らえられることもなかったのに、とも思いました。

カトブレパスって何年か前にサンデーだったかな?連載やってませんでしたっけ。
何話か読んだ覚えあるんですけど、高校卒業してからサンデーもマガジンもガンガンも立ち読みしなくなったのでどうなったのか全くわかりません。
この間、久しぶりにサンデーをぱらぱらと見て、ほとんど知らない作品でびっくりしたものです。


【CASE32 コロシアム?】
紅と茜ちゃんが地下闘技場で行なわれているというPCを使った賭博を調査に行く話。
上と対になった話です。

上が非常に真面目な話なのに対して、こちらはなんとも馬鹿げた話です。
なんてたってΩが出てきますから。
あらすじのΩの台詞はこの話からです。

茜ちゃんの中で紅はヒーローなんでしょうね、きっと。ヒーロー=出来ないことはない!ってことなんでしょう。

αちゃんがアメリカから帰ってきたようなので、再登場してくれないかな?


【CASE33 妖怪退治屋】
蒼さんと紅が田舎にPCを保護しに行く話。
前振りが前振りなので、最初は見事にだまされてしまいました。

そうだよなぁ、紅は“コウ”とも読むけれど、一般的には“クレナイ”なんですよね。
この妖怪退治屋もまた再登場してくれるのでしょうか。
楽しみです。


【CASE34 壱万円からの御奉仕】
紅が聖徳太子の世話を焼く話。
もちろん、実際の聖徳太子じゃないんですが、よく笑わなかったな、と。

コンビニを国会議事堂といったり、コピー機をプリクラといったり、紅のあしらいかたも結構ひどいですね。

そして、ラストでこの人物は正体が仄めかされているのですが、それが3億円事件の犯人だと思うのです。
そうだとしたらよく交番で平然としていられたな、と。


【CASE35 吾輩は猫又である】

タイトルからして分かると思うのですが夏目漱石の「吾輩は猫である」のオマージュ。
名無しの猫又視点でEMEの中の出来事を描いた作品です。結構好きです。

三木也が可愛い。RED2の相棒といい、三木也は小動物好きなんですかね。
けど、それを他人に知られたくないお年頃なんでしょう。
まあ、あれが紅じゃなかったらまた違うのかもしれませんが。


【三色ショート その1 音】

音の話(そのまんまだな……)。
世界は音であふれている、って感じ。

確かに言われてみれば、音に関係する妖怪って結構いますね。
鳴家に、小豆洗い。私が知らないだけでもっといるんじゃないでしょうか。
どれも悪さをするような力をもった妖怪ではありませんが、それだけ身近ってことなんでしょう。


【三色ショート その2 化石】
盗掘しようと忍び込んだ男が、過去に飛ばされ化石になってしまう話。
これはちょっと異色な話かな。
意図せずタイムスリップしてしまうわけなんですが、ショートショートなので原因だとか不明なままです。
いったいなんでそんなことになったのか。


【三色ショート その3 時間よ止まれ】
恋人とのひと時「このまま時間が止まればいいのに……」と思ったら本当に時間が止まってしまった話。
正直、よく3年も一人で生きていられたな、と。

そして紅たちEMEはクラスメイトの少女の能力を把握しているのかいないのか……。


【OFF RED07 妖怪料理人】
EME料理人・鍋島柿八の息子にして黒部の友人だった七八が料理対決をする話。
上の「吾輩は猫又である」くらいの時期に起きた出来事ですね。

山海経の嗷咽(ゴウエツ)って少年陰陽師に出てきた蓑をかぶった牛みたいなやつですよね。
思わず絶滅危惧種なんだ、とつぶやいてしまいました。

この七八の恋はきっとなかなかうまくいかないんだろうなぁ、と思います。



EMEもあと2冊。この週末で読めたらいいんですけど。
ちょっと難しいかな?

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