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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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少年陰陽師 彼方のときを見はるかせ

少年陰陽師  彼方のときを見はるかせ (角川ビーンズ文庫)少年陰陽師 彼方のときを見はるかせ/結城光流
時は平安。心の傷を癒やすため、玉依姫のもとにつれてこられた昌浩。だが、祈りを捧げつづけてきた玉依姫の最期の力が途絶え、気脈の化身である金色の龍がふたたび暴れ出してしまう。昌浩は神の力を取り戻すため、紅蓮といっしょに龍を倒し、地御柱をおおう邪念を断ち切ろうとする。そこで昌浩が目にした本当の敵とは――!? いま、玉依姫をめぐる哀しい真実が明らかになる。玉依編、完結!!


昨日言っていたとおり、少年陰陽師玉依編最終巻です。
やっぱり一気に読みたくなってしまいますね。

でも、これで少年陰陽師の買い置きがなくなってしまったので、続編を買いに行かなければ。
けど地元の本屋には置いてないので(いつの間にか売り場が縮小されていて……)ネットで買うか、遠出したときに買ってくるかしないといけませんね。


今回はあさぎさんのカットにテンションがあがってしまいました。
えっとですね、現実ではありえない岦斎と昌浩のツーショットとか、紅蓮と益荒が一緒に戦う様子だとかその辺。

こういう少年漫画的な展開は文章だけでなく、映像で見たくなってしまいますね。
特に紅蓮と益荒のやりとりのところ。
普通にかっこいいです。


斎や、邪念の正体だとか明らかになります。
「役立たずの物忌み」と忌み嫌われてきた斎。
しかし、斎にはちゃんと力があったのです。その力を抑え制限してしまったのは斎を忌み嫌ってきた度会たちのせいだった、と。

こちらもまた、玉依姫を思うがゆえの出来事だったのでしょう。
でも、度会たちは取り返しのつかないことをしてしまったわけですね。


それにしても、今回は精神の成長に重きを置いていますから、なんとなく物足りなく感じてしまいました。
昌浩がめずらしく怪我してませんからね。
昌浩がボロボロになることが普通になってしまっている自分がいます(笑)


昌浩と、彰子。
2人が精神的にうまく成長してくれたわけですが、改めて考えたらこの子たち12、3歳なんですよね。
仕方ないこととはいえ波乱万丈すぎる。
まだ幼いわけですし、今回みたく揺れまくるのも仕方ないことなんだろうな、と。

最後、昌浩が彰子のもとに向かったエンドが好きです。多分、1冊通して一気に読んだら泣いていたんじゃないかな。
時間の都合上、最後だけ時間空いてしまったので泣くに泣けなかったのがちょっと残念。


そういや、今回はゲストキャラが多いからなのか十二神将があまり登場しないのですが、勾陳がすごい。
勾陳自体は冥府の官吏に力を奪われてしまったから途中退場してそれ以降登場してないんですよ。
ですが、ぶちギレているらしいことが他の神将たちの反応から伝わってきて(笑)
けっきょくその様子は描かれていないのですが、めちゃくちゃ気になりました。


作者あとがきによると次巻は長編後恒例の短編集ではなく、長編になるようです。
楽しみですが、まずは続きを購入しないと。

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