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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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1冊

0能者ミナト 8/葉山透

1冊購入してきました。
本当は他にも購入したいものがあったんですが、売ってなくて。

入荷しないのか、それとも遅れているだけなのか判断にちょっと困りました。
というのも、その欲しい本の既刊がついこの間までは普通に本棚に並んでたのに、今日確認したら1冊もないんですよね。
それだけでなく、そのレーベルのものがほとんどない状態だったので売場縮小されて、撤去されてしまったのかな?と。

とりあえず、水曜日にもう一度本屋行く予定なのでその時に行って売ってなければネットで注文も視野に入れようと思います。

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桜闇 建築探偵桜井京介の事件簿

桜闇 建築 探偵桜井京介の事件簿/篠田真由美
艶やかに咲く枝垂れ桜の下で、老人が毒を盛られた。容疑者は彼の美し妻、だが物証はない。事件を目撃した桜井恭介は不可能犯罪の謎を解明したはずだったが? 十六歳 の日の忘れえぬ事件を語る表題作を始め、眩暈を誘う「二重螺旋」四部作など、魅力的な十の謎を収録。シリーズ初の短編集、待望の文庫化!


昨日の学校の怪談があまりにもさらりとしすぎていて物足りなかったので、読み応えのある本を読もうと引っ張り出 しました。
正直、極端すぎたと思ってます(笑)


【ウシュクダラのエンジェル】
【井戸の中の悪魔】
【塔の中の姫君】
【捻れた塔の冒険】
【迷宮に死者は棲む】
【永遠(とわ)を巡る螺旋】
【オフィーリア、翔(と)んだ】
【神代宗の決断と憂鬱】
【君の名は空の色】
【桜闇】

の10編が収録されています。
ちなみにあらすじにある「二重螺旋四部作」は【井戸の中】【塔の中】【捻じれた塔】【永遠を巡る】の4つのこと。
全てに二重螺旋の通路がある構造のものが登場します。

「長く続いたシリーズはどこから手をつけたらいいのかわからないという方がいる。そういう場合は短編から入るといい。このシリーズもこれをきっかけに読んでほしい」みたいなこと を解説の米原百合さんが書かれているんです。
が、ぶっちゃけこの本に関しては、ここから手を出すのは躊躇われると思います。
いくら短編集でシリーズ入門としての敷居が低いとはいえ、いきなり600ページ超の小説に挑もうとする人は中々いないんじゃないかな?
シリーズの中でも群を抜いて分厚く、その分お値段もお高めで1,000円近いですし。うん。
ついでに、せめて原罪の庭は読んでおかないと色々まずそうでもあります。


若かりし頃の京介の話だとか、蒼が自身の事件に踏ん切りをつけようとしたり、神代先生にも色々思うところがあったりだとか短編といえども捨て置けない1冊となっています。

この作品は通常のミステリー小説と違う点の一つとして、主人公たちの行動がいつのことか明確にされている点があげられるんですが、今回巻末に作品年表が収録されています。
それと作中のキャラクターたちの心境の変化だとか成長具合なんかを見比べてみるのも面白そうですね。


私がこの本を読むのは、2度目になります。
10年近く前に図書館で借りて読んだっきりだった1冊だったんですが、結構覚えてるもんですね。
(その後、文庫版を買い集め始めたんです)
細部はともかく、だいたいのトリックだとかは覚えてました。
【塔の中の】にて、深春が京介に「だから蒼じゃなくて俺を連れてきたんだろう」みたいなことを言っていた記憶があったんですが今回は見つけられず。
それはただ単に私が読み飛ばしてしまっただけなのか、当時読んだのはノベルス版だったから文庫化に際して削られてしまったのかはちょっと定かじゃありません。

表題作でもある【桜闇】のラストがものすごく意味深。
過去から解放されて未来へと向かっていく蒼に対して、京介は過去へと戻っていくと書かれています。
それが神代先生が深春や蒼よりは知っているという「隠された部分」ってことになるのかな?

ここから先は完璧に初読になっていくので、これから先どうなっていくのか楽しみです。

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学校の怪談

学校の怪談 /岡崎弘明
夏休みを明日に控えた終業式の夜、取り壊しが決まり、立ち入り禁止の旧校舎に、一人の先生と数人の生徒が迷い込み、閉じ込められる! なぜか出られない校舎の中、ト イレから聞こえるのは行方不明の女の子の声、追いかけてくるのは死んだはずの用務員さん……!? 子供たちの間で囁かれる恐ろしい噂話が、現実となって彼らを襲う! ある夏の夜に 子供たちが経験する、謎と、恐怖と、友情の物語。


去年の夏の文庫フェアで購入してた1冊。
キャンペーン対象店で購入したので、カバーがナツイチバージョンだったりします(笑)
購入後すぐ紹介したかったんですが、時期を外れてしまい(どうせなら夏に読みたかった)今の紹介になりました。


去年のナツイチはAKBがキャンペーンを担当していたみたいなんですが、メインで出てるメンバー7人中3人が引退してるとかなんだか不思議な気分になりました。
時代が移るのは本当にめまぐるしいですね。


この作品は劇場版学校の怪談を元に書きあげられた1冊です。
映画版は見てないんで何とも言えないんですが、Wikipediaを見た限り、劇場版1作目と大筋は同じもののオリジナルの展開になっているようですね。
Wikipediaみたらキャラ名が違っていたりするみたいですね。

物語としては、終業式の日に小学生たちが旧校舎に閉じ込められ、幽霊に驚かされたりしながら脱出を目指すというもの。

正直、物足りなかったです。
集英社文庫で発売されていますが、内容はジュブナイルといってもいいくらい。
1時間程度で読み終えることが出来ました。
元々の映画が子ども向けだってこともあるからある程度は仕方ないんでしょうけどね。

ぶっちゃけ集英社みらい文庫でこのまま出せそうな気がします。
(みらい文庫ってラノベも再版してるから普通にいけそう)

序盤で主要登場キャラクターたちの紹介を兼ねて、ちょっとしたエピソードが描かれてるんです。
映画ならそれでいいのかもしれませんが、小説だと一気に情報が出てくるしキャラが把握しきれないまま次へ進んでしまうのでちょっと読みづらかったですね。
まあ、私の理解力が足りないだけなのかもしれませんが。

そしてちょっと気になったのは、この学校って以外と生徒数多いのかな、と。
ヒロインである亜樹が東京から田舎に引っ越してきたという説明があるんですが、それゆえに生徒数がそんなに多くないんだなと勘違いしてしまったんですよね。
実際のところ、亜樹は5年3組となってますから各学年100人はいたと見るべきなんですよね。

登場した瞬間、明らかに怪しいと思ってしまった人物を登場キャラクターたちは不思議に思わず受け入れているのでそこに疑問を覚えたんですが、よく読むとそうなるのも仕方ないのか もしれませんね。

前評判が高い印象があっただけに、辛口評価になってしまいましたが、それなりに楽しめました。

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