Re:ゼロから始める異世界生活1/長月達平
コンビニ帰りに突如、異世界に召喚された高校生・菜月昴。これは流行りの異世界召喚か!? しかし召喚者はおらず、物盗りに襲われそうそうに訪れる命の危機。そんな彼を救ったのは、謎の銀髪美少女と猫精霊だった。恩を返す名目でスバルは少女の物探しに協力する。だが、ようやくその手がかりが掴めた時、スバルと少女は何者かに襲撃され命を落とした――筈が、スバルは気づくと初めて異世界召喚された場所にいた。
「死に戻り」――無力な少年が手にしたのは、死して時間を巻き戻す、唯一の能力。
幾多の絶望を越え、死の運命から少女を救え! 大人気WEB小説、待望の書籍化!
――たとえ君が忘れていても、俺は君を忘れない。
タイトルすらあやふや、レムとラムが人気らしいってこと程度しか知らなかったのですが、図書館にあったので借りてみました。
本当に地元図書館はラノベが豊富……。
あらすじにある通り、よくある異世界召喚もの――とはちょっと違うかも。
主人公のスバルはごく普通の(ちょっと引きこもりがちな)高校生です。
容姿端麗なわけでも頭脳明晰なわけでもない。
元・剣道部だったり、太っていることが嫌で筋トレはしていたりはするもののそれだけ。
亜人やら獣人が存在し、モンスターがいるような世界でそんな筋肉は何の役にも立ちません。
魔法も存在するので、余計です。
そんなスバルが唯一持つ能力は『死に戻り』。
死んだらスタート地点に戻る能力です。消費したはずの装備(ポテチやら何やら)ももとに戻ります。
スバルが覚えていられれば、情報は持ち越し出来ますが、人間関係もリセットされてしまうので中々に使い勝手のよろしくない能力ですよね。
作中でスバルも考察していましたが、ゲーム画面じゃあるまいし、残機――回数制限の有無は確認できません。
死ぬ瞬間の痛みは、恐怖は、感じます。
ボーイミーツガールとしては中々に楽しかったですが、難易度はかなりのもの。
あまりに死に過ぎると物語としてグダグダになってしまうというのもあるでしょうが、3回でクリア出来たのはすごいかも。
オートセーブの存在はあるのでしょうか。
今後、スバルの能力が使われることがあるとして、その時にどの地点まで戻るのか、そして彼を異世界に召喚した存在はいったい何なのか。
ラスト、スバルのあずかり知らぬところで保護されたフェルトはいったいどういう存在なのか。
などなど、前情報が全然ないのでかなり気になることがいっぱいです。
次巻からはレムとラムが登場するみたいですが、彼女たちがいったいどういうキャラクターなのかも知らないので楽しみ。
図書館に結構な巻数があったので、また近いうちに借りてきたいです。
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