Re:ゼロから始める異世界生活2～3

Re：ゼロから始める異世界生活2／長月達平

「あら、目覚めましたね、姉様」
「そうね、目覚めたわね、レム」
王都での『師のループ』を抜け出したスバル。目覚めた彼は豪華な屋敷の一室で双子のメイド・ラムとレムと出会う。ひん死の重傷を負ったスバルは、エミリアの後見人 ロズワール辺境伯邸に運び込まれたのだ。双子のメイド、禁書庫を守る幼い司書ベアトリスとの安寧で平穏な日常――は訪れず、館を舞台に新たな死の連鎖が始まる……。
――絶対に、助けてやる！　大人気WEB小説、二カ月連続刊行で第二幕スタート！
俺だけは覚えている。大好きになった人たちと一緒に過ごした時間があったことを。

Re：ゼロから始める異世界生活3／長月達平

――さあ、物語を動かそう。大切な人たちと、同じ朝日を迎えるために。
強い決意を固めて、屋敷の始まりの日へと舞い戻ったスバル。ロズワール邸で繰り返したループの記憶を総動員し、最高の選択を行うことで惨劇の回避を狙うスバルだったが、絶対に失敗できないという恐怖心とプレッシャーはスバルの心を蝕んでゆく。
そんな砕け散りそうな心を抱えるスバルに、あの始まりの日と同じ微笑みを浮かべるエミリアが手を差し伸べて……。「笑ながら肩組んで、明日って未来の話をしよう」大人気WEB小説、三カ月連続刊行の第三幕開始！

図書館から借りてきました。 ざっくりあらすじ読んで、3巻まであわせて借りてきて正解だったな、と思いました。


一気に登場キャラクターも増え、そして物語の後略難易度もあがりました。
まず、第一に王都での『死に戻り』はわずか1日――というか数時間の話でした。
後略のためにアレコレ試すために必要な記憶は鮮明なものだったでしょう。

けれど今回のロズワール邸での『死に戻り』期間は5日かな？
しかも初回は死の前兆が全くといっていいほどなく、情報の録り逃しが多かったこともいたいです。
複数の事象が絡み合い、一つでも取り逃すと物語は破たんしてゲームオーバーになってしまうのです。


登場するキャラクターがほとんど女の子だということもあり、ちょっとギャルゲーを思いだしてしまいました。
一人の好感度を上げ過ぎると他のキャラクターの好感度が下がりすぎ他を巻き込んで爆発してしまうんですね。

前回のラインハルトのようなお助けキャラは登場しません。
スバルがほぼ身一つで挑むことになるので、かなりハラハラしながら読み進めました。

いやー面白かったです。久しぶりに一気読みしました。
前情報が全くといっていいほどないので、余計楽しめるのだということもあるんですけどね。


正直、今回の話だけだとレムの人気が絶大な理由があんまりわからなくてですね。
いや、確かに可愛いですけどね？
ここから先に何かあるのかなーと期待しています。