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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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魔眼の匣の殺人

魔眼の匣の殺人/今村昌弘
閉ざされた"匣"の中で告げられた死の予言は成就するのか。
「あと二日で四人死ぬ」
『屍人荘の殺人』待望のシリーズ第2弾!!

その日、"魔眼の匣"を九人が訪れた。人里離れたその施設の孤独な主は、予言者と恐れられる老女だ。彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。外界と唯一繋がる橋が燃え落ちた後、予言が成就するがごとく一人に死が訪れ、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに、客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。
残り四十八時間。二人の予言に支配された匣のなかで、生き残り謎を解き明かせるか!? 二十一世紀最高の大型新人による、待望のシリーズ第二弾。


図書館で借りてきました。
あらすじにもある通り、屍人荘の殺人の続編になります。


前巻の黒幕ともいえる班目機関。
機関の足跡を追う中で、過去に使われていたという施設にたどり着きます。
それが"匣"。"魔眼の匣"です。

かつて超能力研究がされていたというそこを訪れた葉村たち。
そこには"サキミ"という老女がおり、今もまだ予言を続けていたのです。
そして衝撃的な予言を告げます。
「十一月最後の二日間に、真雁で男女が二人ずつ、四人死ぬ」と。

奇しくも、その日にそこを訪れてしまった彼らは、橋が落とされるという典型的なクローズドサークルの中で予言に怯えながら過ごすことなります。

前作の舞台装置がパニックホラーめいたものであったこともあり、今回はなんだかおとなしいなと思ってしまいましたが、普通に考えてミステリーで"予言が本当かもしれない"として扱われるのは異色かも。
序盤は眉唾ものとして扱われていたものも、気づけば当たり前になっていくのはちょっと怖い気もしました。

今回は前回異常に心理的要素がつよく、今回もまた語り部である葉村にまた騙されました。
すぐに絶対何かあるとは思いましたが、前巻での探偵の扱いを思えばもしかして……と思わされたのも事実です。
ちょっと悔しい。

この作品、発売されたのしばらく前なのでもう3巻も出ているんですよね。
近いうちに図書館で借りてきたいと思います。

次回の舞台は今巻でちらっと触れられた班目機関の別の研究所。
そこで起きた惨劇とはいったいなんだったのか。
楽しみです。

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