忍者ブログ

(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

鬼の往き路 、人の戻り路 2

鬼の往き路 、人の戻り路 2/川瀬夏菜
日本史に残る鬼退治集団、京の怪異に挑む――――!
平安の京都。渡辺綱は「頼光四天王」の一人として、源頼光に仕えていた。
土蜘蛛、滝夜叉姫、姑獲鳥、鵺…。
都を騒がす怪異を前に、仲間の絆が試される――!
歴史エンタメ絵巻、これにて終幕!!


この間購入してきた作品です。
2巻が出ると思ってなかったのでうれしいです。


【第伍話 土蜘蛛】
【第陸話 滝夜叉姫】
【第漆話 姑獲鳥】
【最終話 鵺】
【第某話 羅城門の鬼】

が収録されています。
以前紹介したこれの続編になります。

1巻の時点で、1話のみ宣伝の意味で雑誌掲載。残りは全部書き下ろしというある意味冒険した作品だったんですよね。
なので、続きが出るとは思えなかったんで発売をしったときは普通にうれしかったです。
この巻に収録された作品は普通に雑誌で掲載されたようです。
巻末の【第某話】は描き下ろしですね。

面白かったです。
前巻で、カットされてしまった金時(銀魂の銀さんのモデル・いわゆる金太郎)のエピソードが収録されていたのが嬉しい。
【第某話】は、前巻で登場した鬼・茨木が再登場していてそちらも嬉しいんですがちょっと短すぎて物足りない感もあります。

鬼退治云々と言ってるんですが、この作品での鬼の定義はかなり広いなぁと。
今回厳密には鬼は登場してないんです。

土蜘蛛も姑獲鳥も鵺も一般的には妖怪です。
この作品内でも鬼というより、怨霊や妖怪といった方がよさそう。
土蜘蛛にいたっては道を踏み外しかけた人間でしたし。

まあ、人が鬼になる世界観であり、鬼となった後でも人を思い、人として暮らす鬼もいるって訳ですしそれでいいのでしょうけど。

ただ、ちょっと突っ込みたかったのが脚注の鬼道丸のコメント。
「性別がどっちにも見えるように描くのが難しかったですが」
いやいや。川瀬さんの絵柄って男女の性差あんまりないので元々そんな感じな気がするんですが。
川瀬さんのコミックは全部持ってますが8割方の作品に女装男子が登場するので説得力皆無でした(笑)
ぶっちゃけ、私は髪型やら服装やらで男女見分けてました。

なんとなく2巻で終わるのはちょっと寂しいような気もします。
ですが、史実を元に作られた作品である以上、話数に限りが出てしまうのも仕方ないのかもしれません。
実際、鵺退治は頼光の時代から100年はあとのことらしいので。
いくら少女漫画でファンタジーだとはいえ、あまり史実から離れすぎると色々問題が出てくるのでしょうね。
(銀魂にも坂田金時は江戸時代の人物じゃねぇよ、ってツッコミきたってコミックスにありましたし)


川瀬さんの次の作品を楽しみにしてます。

拍手[0回]

僕とおじいちゃんと魔法の塔 6

僕とおじいちゃんと魔法の塔 6/香月日輪
幽霊のおじいちゃんと魔法の塔で暮らす僕、陣内龍神(じんないたつみ)。高校2年生になりました。学校での一大イベント、修学旅行で北海道に行くことに。「人間ぶりっこ」にハマり、僕や親友の信久と学校に通う魔女のエスペロスは、初めての体験に大暴走!? ところがクラスの中には彼女をライバル視する女子がいたり、僕たちをよく思わない奴もいる。
そんなクラスメイトたちにも事情があるようで!? 大人気「魔法の塔」シリーズ、第6弾!!


先日購入した本をようやく読めました。
カドフェス対象本なんですが、買った店舗が取扱い店ではないので限定カバーはもらえませんでした。残念。


今回はあらすじにもある通り、修学旅行の話です。
妖アパの修学旅行は冬に雪山でしたが、魔法の塔の二人は夏に北海道らしいです。

なんというか、北海道民だけど全然行ったことない場所ばかりが紹介されててなんか微妙な気分になりました。
あと、札幌旭川あたりはともかく釧路は暑いといっても30度なんてまずならないし大したことないと思うんですが……。
まあいっか。


今回は読んでいてなんかモヤモヤ感が離れませんでした。
妖アパの5巻だったかな?
江上部長と青木先生の「皆仲良くしましょう?」「幼稚園児じゃないんです。無理です」みたいな話ではあるんですよね、今回。

成金の娘で、エスペロスをライバル視する英美ちゃんと、人を反射で批判する少年・富田。
この2人と否応なしに関わっていくことになるわけです。


で、全ての人と仲良く分かり合えるわけじゃないし、あきらめざるを得ないこともある。
エスペロスをライバル視することは無駄だから別の方向を向きなさいって話なわけです。


妖アパでも似たような展開はあるのに、どうして魔法の塔はモヤモヤするのか、ちょっと考えてしまいました。
やっぱりあれかな、龍神の自己がはっきりしすぎているからなんでしょうか。

夕士にも似たようなところはありますが、夕士はまだまだ発展途上。
色んな事を体験して、実感して悩む。そんな高校生らしい高校生が描かれていました。

けど、龍神はそれの一段上に登ってしまっているというか。
龍神は「急いで大人になってしまった子供」で、その考え方がなんか気に入らないんだと思います。

人生経験豊富なおじいちゃんや、次元の違う存在であるエスペロス、あるいはそういうことの素地がきちんとしているであろう長谷や雅弥先輩、あとは椎名もかな?
そのへんのキャラなら同じことをいっても気にならないんだけどなぁ。

うーん。
けして面白くないわけじゃないし、なるほどなと思うところも多々あるんですよ。
でもなんかそうじゃないだろ!?ってなってしまって。
本当にすごくモヤモヤします。


「学年末が近づいていた。」で今回は終わっています。 ラストの展開のために時間軸を進めたかったってのもわかるんですが、ずいぶん駆け足だなぁ。
この子らこの巻で進級してたんですけど。

信久の進むべき方向も見えだしてきたようですし、このシリーズもあと数冊で終わりかもしれませんね。

拍手[0回]

まとめ

すみません、今日の感想はおやすみさせてください。

ちょっとした興味で、ブクログのまとめ機能を使ってみたら思ったより楽しくて、時間がたつのを忘れていました。

えっと、【この夏に読みたい作品まとめ】ってのです。
いくつかブログでも紹介済なんですが、紹介してないものはこの夏紹介したいなあと思ってます。

学校の怪談とかは今年こそ紹介したいです。マジで。

デジモン、カゲロウデイズのコミックあたりは巻数あるのでせめて1巻だけでも紹介したいと思ってます。

まずは、読みかけの魔法の塔が先になりますが。
そのあとこの間買った漫画かな?
まとめであげた本はそのあとになりそうですが少しずつでも読み進めたいと思います。

拍手[0回]

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

ad


ランキング



ブログランキング・にほんブログ村へ

カテゴリー

バーコード

ブログ内検索

プロフィール

HN:
柊木かなめ
性別:
女性
職業:
北海道のド田舎に住む会社員
趣味:
読書
自己紹介:
隠れ腐女子・柊木かなめのだいたい感想ときたま日常。
腐った視点からの感想もあるので苦手な方はご注意してください。
ツイッターやってます

何かあればこちらから→お問い合わせ

※当ブログはamazonアソシエイト並びにGoogleアドセンスを利用しています。
詳しくはこちら

ブログ村ランキング

広告

マクロミルへ登録 忍者AdMax

アーカイブ

Copyright ©  -- (腐)的感想文 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]

PR