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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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6冊

ハヤテのごとく! 41/畑健二郎
十十虫は夢を見る 5/幹元ヤエ
僕とおじいちゃんと魔法の塔 6/香月日輪
小説それでも世界は美しい 風と光の交錯/藤田伸三・高木聖子(原作/椎名橙)
小竹さんと向原くん 椎名橙短編集/椎名橙
王子と魔女と姫君と 12/松月滉

6冊購入してきました。
十十虫は発売していたこと知らなかったんですが、発売自体が今月半ばのことだったのでそこまで遅くはならなくてよかったです。

王子と魔女と姫君と、はこれが最終巻ですね。
毎度のことながら、ちゃんとした表紙が出ないのはなんでなんだろう。
本来はこの画像を写真風に加工したものが、表紙です。
とりあえず、近いうちに読んで紹介してしまいたいです。
結構、検索されてきてる方いるので。

というか、ハヤテ以外は近いうちに紹介したいです。
けど、何かと忙しくてあんまり読めないんですよね。でもまあ、漫画だからどうにかなるんじゃないかな、と思います。
楽しみだなー。

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君を憶えてる

君を憶えてる/牧村一人(かずひと)
5年前、湖で見た「光」が、すべての始まりだった。
高校2年生の夏休み――憶えのない「記憶」が僕の頭に流れこんできた。
いったい、君は誰なんだ?
松本清張賞作家の新境地 青春小説の傑作が誕生!


図書館から借りてきました。
amazon内で見る分には画像が表示されるんですが、何故か画像引っ張ってこれません。
うーん、no image用の画像用意しといた方がいいかなー。


帯にもある通り、高校2年生の夏休みに覚えのない記憶を思い出すようになった少年が主人公。
主人公と仲間たちに共通して起こるその現象の中には知らないけど知っている謎の少年の姿があった。
その人物はいったい誰で、どうしてそんなことになっているのか?ってことを解明しようとする話。

帯の通り、青春小説なんだろうけど、ちょっとSFちっく。
ハルヒエンドレスエイトカゲロウデイズのようなループもの。

主人公の少年が既視感(デジャヴ)とは逆の見慣れたはずのものが未知のものに感じられる未視感(ジャメヴ)を覚えるようになってしまい、混乱しているんですが、正直読んでるこっちも 混乱しそうになってしまいました。

特に過去はすごくごちゃごちゃ。 Aという現象でも2パターン描かれるので、現象がある程度説明されるまでいったいどういうことなの?と。
別にミステリじゃないんですが、叙述トリックめいた現象が起きてます。
なので余計混乱してしまいました。
個人的にはちょっと気付けなくて残念。

面白かったです。
初めて読む作家さんだから好みに合うかはわからないし、SFはどうも苦手なのでもしかしたら途中で投げてしまうかも?と不安になりながら読んでいたのですが、何ら問題なく読めまし た。

千鶴さんがかっこよかったですね。
こんな叔母さんがいたら私も入りびたりたい。

その一方で、ハム子呼びが許容されてるのに、すごく違和感がありました。
本名は公子なんですが、ぽっちゃりしてるから「ハム子」。銀魂のハム子と一緒なんですが、小学生男子だったり銀魂 みたなギャグならともかくハム子ってちょっと悪意あるあだ名を許容しているってなんだかなーと。
まあいいんですけど。

最終的に確認のしようはないとはいえ、魔女のループを止めることは出来たんでしょう。
ですが、分岐した先の未来の主人公がどうなったかを確認するすべはなく、全ての現況となったであろう「目」の正体も不明。
「目」が現れたのもいくつもの偶然が重なった結果なんでしょうから、再び誰かが「目」の甘言にのって餌食となることはないのでしょう。
でも、そこは放置でいいのかな?とちょっと首をかしげてしまいました。

この方の作品もっと読んでみたいので今度図書館で探してみたいと思います。

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首挽村の殺人

首挽村(くびきむら)の殺人/大村友貴美(ゆきみ)
「ますます事件は奇怪だ。尋常でないね」
 岩手県の雪深い村・鷲尻村。無医村の状態が続いていたこの村に、東京から待望の医師・滝本志門がやってきた。しかし、滝本の着任以後、村では謎の変死が立て続けに起こる。それ は、殺害後の遺体を異様な形で人目に触れさせるという、前代未聞の連続猟奇殺人事件だった。
 この村が「首挽村(くびきむら)」という不吉な名前で呼ばれる理由とは? 村人すら忘れかけていた忌まわしい過去が、事件の真相を浮かび上がらせる――。
横溝正史ファン必読!
横溝世界を見事に現代に甦らせた本格推理小説の誕生!


たまたま「いかにも」って感じのタイトルが目についたので図書館から借りてきました。
少しずつ読んでいたんですが、読むのに3、4日かかってしまいました。


物語はあらすじにもある通り、東北の寒村が舞台。
雪に閉ざされた村の中で不可思議な事件が連続して起き、時を同じくして赤熊なる巨大な熊が人里に出没して右往左往しながら事件を解決していく様が描かれています。
この作品は第27回横溝正史ミステリ大賞大賞受賞作なんだとか。
それに加筆訂正して改題したものらしいです。

つまりは、デビュー作なんですよね。
そのためなのか、途中途中で単調な印象を受けて「うん?」ってなってしまうところがありました。

面白いか面白くないかで判断するとぶっちゃけ微妙。
なんとなく、いかにして猟奇的な殺人をおかすかに重点を置いているかのように感じてしまいました。
動機だとかそういうものは二の次というそんな印象。

読み終わった感想としては主人公は誰だったのかな?でした。
はじめはあらすじにも登場している志門先生が主人公なんだろうと思って読み始めたんです。
実際初期は志門先生視点が多かったですし。
けどいつの間にか視点は彩や藤田刑事のものが多くなり、最後には志門先生は退場してしまうわけですし……。
うーん?

私が横溝風のミステリをほとんど読まないからわからないだけなのかもしれませんが、横溝ミステリだとこれは普通なのかな?
その辺はちょっとわかりませんね。

赤熊の説明を読んでいて、だから銀牙の熊は「赤カブト」だったんだなーなんてどうで もいいところに関心してしまいました。
(このシリーズはウィードの途中までしか読んでませんが、我が家にオリオン最新刊まであるのでいつか紹介したいなぁとは思ってます)


事件自体は解決しますが、この村の今後は暗いんだろうなぁ、と。
無医村状態を解消するためにやってきた医者が2人続けて死んでしまい、赤熊にいたってはその後は不明です。
こんな村に進んでやってこようとする医者が本当に変わり者としか思えません。
作中で誰かがいってましたけど、医者を公務員化して云々でもしないと厳しそうだな、なんて思ってしまいました。

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