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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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地獄堂霊界通信 5

地獄堂霊界通信 5/みもり(原作/香月日輪)
てつし達が遠足で訪れた山で、同級生・小巻が行方不明に!
山の頂上にある神社では、今までに何人もが神隠しに遭ったという……。
級友を救うため、三人悪は「神の国」へ足を踏み入れる!


昨日読みきれなかった作品です。
香月日輪原作コミックフェアの対象商品だったんですが、応募券を切り取ったあとがありました(笑)
当たる訳ないと応募したらまさかのB賞当選したのには驚いたなぁ。


【第20話 噂の幽霊通り】
【第21話 神隠しの山<前編>】
【第22話 神隠しの山<中編>】
【第23話 神隠しの山<後編>】
【第24話 放課後スプーン曲げ】

が収録されています。
原作完全版でいうと、【幽霊通り】【神隠し】のどちらもも3巻に収録されています。
【放課後】はコミックオリジナルですが、みもりさんのコメントによると、原案・香月さんらしいです。


【放課後】はともかく、他2編は非常に重いし怖いです。
といってもホラー要素があって怖いって感じじゃないんですよね。
どう表現したらいいのかな。

【幽霊通り】は恐怖というより不安というか痛ましいというかそんな感じ。
介護疲れの上の放置で殺されたも同然のおじいさんがどうにかして家から逃げようとしているんです。
自分じゃ動けないから誰かに運んでもらおうとしているからそれが幽霊騒ぎに発展するわけです。
介護疲れってやっぱりあると思うんですよ。
てっちゃんの言うことは正しいことなんだけど、てっちゃんたちみたく強い人だけじゃないんだよ、と言いたくもなりました。


【神隠し】は畏怖とでもいえばいいのかな。
読んでいてざわっとしてしまいました。

というか、小学生verの日向可愛いですね。めっちゃエンジョイしてる。
いざというときは姿を消せるから子供の前にだけ現れてそうです。

てっちゃんたちの友達が神隠しにあってしまうんです。当然てっちゃんたちは助けに行こうとするんですが、今回の相手は神。
地獄堂のオヤジに帰ってこれないかもしれないと告げられて、てっちゃんが一人で行こうとして椎名がキレるシーンがあるんですが、めっちゃ怖い。
美人が怒ると怖いっていうけどそういうのなのかな。
無表情の大ゴマの椎名が怖かったです(笑)

というかですね、【神隠し】編の最後めっちゃ意味深。
「神様って何なんだろう…」っていうてっちゃんのつぶやきに対し、「人間のオモチャさ」と。
これガラコのセリフ?
これもある意味怖いですね。


【放課後】はタイトル通り、スプーン曲げをする話。
想像力、思い込みの排除で出来るって説明されてるんですが、てっちゃん一人上手くいかないんですよ。
てっちゃんの意志が強いから曲げられないのかなーとか思って読んでいたんですが、ラストの騒動を思えばそういう理由ではなかったよう。

それにしても、三人悪に振り回されるミッタンがかわいそうで愛しいです(笑)
そして、三人悪の力を知っているマッキーと竜也兄ちゃんは何をしたとはしらなくても何かしたとはわかってるんですね。


次の巻は新キャラ登場かな?
萌えキャラではないけど魔女っ子が登場すると思うので楽しみです。

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アイロン

アイロンが壊れて買いに行っていたら本読む時間がなくなってしまいました。

今日は、朝に漫画読めなかったんで帰宅後に読もうと思っていたんですが、アイロン(ヘアアイロンに非ず)のスチーム部分のねじがふっとんでいかれてしまったようです。
水を入れるとすぐにドバドバ出てきてしまう状態で(笑)

HITACHI コードレススチームアイロン

実物とはちょっと違うんですが、これの型番違いだと思われます。

我が家はコンセントの場所の関係でアイロンを右側に置かざるを得ないんですが、ワイヤレスだと 線が届かないとか、線が邪魔だとかならなくて左利きの私でも楽に使えるんですよね。
さらに、私アイロンに関してはかける場所によっては左右使い分けていたんですが、家族に聞いたら普通そんなことしないんですね。
今回購入の際に話して知りました(笑)

とりあえず、明日の朝使ってみようと思います♪

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話虫干

話虫干/小路幸也
ハナシムシ【話虫】
図書館所蔵の稀覯本などの物語をいつの間にか作り替えてしまう力をもつもの。未練を残す作家の魂の仕業などと言われている。
ハナシムシボシ【話虫干】
その本の物語内世界に入り込み、話虫によって作り替えられた物語を元に戻すこと。馬場横町市立図書館員の仕事とされている。

『こゝろ』を取り戻せるか?
刻々と書き換えられていく文豪・夏目漱石の『こゝろ』
バーチャルとレトロが錯綜する物語内世界に入り込め!

傑作長編小説!


図書館で借りてきました。
小路さんの作品はちょっと久しぶりですね。


物語の内容としては、図書館職員の糸井馨が話虫によって内容の書き換えられてしまった夏目漱石の『こゝろ 』の世界に入り込み、元の物語へと戻そうとする話です。

恥ずかしながら、『こゝろ』は未読です。
もちろん夏目漱石の代表作であることは知ってます。
ですが、内容については高校時代に授業で先生の遺書の部分をちらっと読んだくらいしか知りません。

なので、説明されるまで圖中(となか)が先生であり、桑島がKであるとはわかりませんでした。

物語の時間軸としては先生の若かりしころの話です。
静さんともくっついていないからKも自殺なんかしていない時代ですね。

正直、慣れるまで読み進めづらかったです。
冒頭は圖中の視点から始まるんですが、途中途中で糸井の視点に変わったりするのですが、どちらも一人称なので「今はいったい誰の視点だ?」となってしまうことがありました。
主人公は糸井なんでしょうが、ほとんどが圖中の視点なので……。


『こゝろ』の世界なのに作者である夏目漱石や小泉八雲、森鴎外の舞姫の登場人物であるエリス(作中ではエリーズ)が登場し、極め付けにシャーロックホームズが登場したときにはびっくりしてしまいました(笑)

作中でも触れられていましたが、
「(今回の話虫は)物語を作るのが下手くそじゃないのかい。風呂敷を広げ過ぎてとてもまともな筋になうとは思えない。」(p73)
なんてことが言われているんですが、まさにそんな感じ。

どうしても悲劇的な終わり方をしてしまうKと先生。
糸井ではありませんが、そういう物語ではあるとはいえ圖中と桑島が死んでしまうのをそのまま受け入れることは出来ません。
だから、ラストのオチとしてはなかなかいいんですけどね。

結局、『こゝろ』の世界から話虫は出ていったわけですが、話虫の正体は何もわかっていません。
設定だけ見たらラノベとかでもありえそうな話だったんですが、小路さんの描き方だと続編は期待できそうにないかな?って感じでした。

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