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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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5冊

香月流!幽雅が相談室 妖アパから人生まで/香月日輪
No.6 7/木乃ひのき(原作/あさのあつこ)
No.6 8/木乃ひのき(原作/あさのあつこ)
高速エイジ 8/左近堂絵里
高速エイジ 9/左近堂絵里

アマゾンで5冊購入しました。
どれも地元じゃ買えないので、ネット様様です。

地元の本屋の品ぞろえが本当にふざけているんですよね。
たとえばNo.6。5巻までは通常版だけとはいえ普通にあるんです。
だから、6巻も入荷するかな?と思っていたら今日にいたるまで全く入荷されず(笑)
今回買うまで7巻出てること知りませんでしたよ。

普通に買うよりだいぶ安かったんで、ついでにクルトガも買いました。
買い合わせ商品っていうんですか?
これ単品じゃ買えない商品なのが難点ですけど、まあ基本まとめ買いしかしないんで私個人としてはなんら問題ない感じ。


そのうち読んで紹介したいと思います。

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ホテル・コンシェルジュ

ホテル・コンシェルジュ/門井慶喜
「盗まれた金の仏像をとり返して」
「駐日アメリカ大使の暗殺計画を阻止せよ 」
「失踪した訪問販売員を捜してくれ」
京都の老舗ホテルには、お客様の要望をなんでもかなえてくれるコンシェルジュがいます。
「たしかに、うけたまわりました」

コンシェルジュは名探偵!?
名コンビ九鬼&麻奈登場
大規模ではないけれど、お客様にきわめて上質の時間を提供してえいると評判の「ホテルポラリス京都」。
ベテランコンシェルジュの九鬼銀平が、新人フロント係の坂名麻奈を助手代わりに、持ち込まれる難題を次々に解決していく。


図書館の新刊コーナーに並んでいたので借りてきました。
帯の文句に惹かれて借りたんですがやっぱり帯の文句は話半分に聞かないとダメですね。


【みだらな仏像】
【共産主義的自由競争】
【女たちのビフォーアフター】
【宿泊客ではないけれど】
【マダムス・ファミリー】

が収録されていました。
連作短編集です。

あらすじにあるとおり、コンシェルジュが持ち込まれる様々な問題を解決していく話です。

帯から受ける印象としては探偵役・九鬼、助手役・麻奈で、様々な客たちが問題を持ち込むんだと思ったんです。
実際読んでみると客として登場するのはただ1人というか1組?

いい所のおぼっちゃんでエグゼクティブスイートから大学に通うというふざけた生活をしている桜小路清長。
そして清長の叔母でパトロン(宿泊料を出してる)でもある那須あき子。
と、その関係者たちだけなんです。

もっと多くのキャラクターが登場するかと思っていただけにそれが残念でした。

物語としては微妙。
絶賛するような話ではないけれど、細く長く続きそうなイメージです。

徐々に、麻奈と桜小路の関係が変わっていくんですが、まだちょっと仲のいいスタッフと客という関係でしかありませんし。
それが恋愛になるにはまだまだ長い時間がかかりそうです。


正直、舞台をホテルに、九鬼さんの職業をコンシェルジュにした必要性がわかりませんでした。
桜小路家絡みの謎しか解いていないこの状況だとお屋敷にいる執事でよかったのでは?と思ってしまいました。


続きが出て、それを図書館で見つけたら借りるかも?って感じですね。
積極的に探そうとは思わないです。

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老人と海

老人と海/アーネスト・ヘミングウェイ(訳/福田恆存)
キューバの漁夫サンチャゴは、長い不漁にもめげず、小舟に乗り、たった一人で出漁する。残りわずかな餌に想像を絶する巨大なカジキマグロがかかった。三日にわたる死闘ののち老人は勝ったが、帰途サメに襲われ、舟にくくりつけた獲物はみるみる食いちぎられてゆく……。徹底した外面描写を用い、大魚を相手に雄々しく闘う老人の姿を通して自然の厳粛さと人間の勇気を謳う名作。


図書館で借りてきました。
以前、読書ログで課題図書になっていたな、と思って手に取ってみました。
私、こういう文学作品を読むのは教科書以来かもしれないです。


あらすじにもある通り、物語は老人・サンチャゴが巨大なカジキマグロをつりあげ、自分の家に戻るまでの様が描かれています。
長い長い不漁のあとに3日間もの死闘をこえて巨大なカジキマグロをつりあげるわけですが、そのカジキはあまりにも巨大すぎて舟に乗らないんですね。
なので、舟と結び付けて運んでいくわけですが、途中何匹ものサメに襲われるんです。
そのため港にたどりついた時には、立派なかじきは骨と尾びれを残すだけになっていたという話。

文量的には中編になるのかな?
これ1本で文庫化してるけど170ページほどとかなり薄いです。
もしかしたら児童書の文庫版より薄いかも。
しかも、翻訳者の解説?がかなり多くて本編自体は150ページもありません。


読み終わった感想としては、微妙。
文学作品ってどうしても小難しいイメージがあったんですが、この本は思っていたよりかなり読みやすかったです。
前述の通り、短い作品なので数時間で読み終えることが出来ました。

淡々と進む物語は、盛り上がるということもなく、老人に感情移入できないまま読み終わってしまいました。

あらすじの時点で老人がカジキをつりあげるものもサメに食べられてしまうことも明かされているのも悪かったかもしれない。
もしあらすじを先に読んでいなければ「老人は魚をつりあげられるのだろうか?」とワクワクまでいかなくても気にして読み進められたでしょうし。


現代日本人でインドア派である私にとっては、3日かけて魚との勝負に挑み続ける老人の行動が正気の沙汰とは思えませんでした。
巨大魚1本つるのに3日かけるくらいなら、中くらいでも毎日釣った方がいいのでは?と思っちゃうんですね。

その辺は男性と女性でまた感じ方が違いそうです。
作中で老人は海を女性的な扱いしてましたが、この物事は非常に男性的。
港に戻った老人に残ったのは、巨大なカジキマグロを釣り上げた証拠である骨と尾びれ、そして少年の存在のみ。

金にならない割に、多くの網や銛など道具を失い、さらに疲労と怪我は酷い。
正に踏んだり蹴ったりだなー、なんて思っしまうんですね。
しかし、老人や少年は満足そう。
この辺は男のロマンってやつなんでしょうね。
大間のマグロ漁のイメージが近いかもしれないなーなんて思いました。


図書館で特集コーナーに並んでいたこと、読書ログで過去に課題図書になっていたこと。
それがなければこの本を読むことはなかったでしょう。
いつもこういう作品というのはキツイですが、たまにはこういう作品もいいですね。

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