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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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9冊

オーダーは探偵に 謎解き薫る喫茶店/近江泉美
オーダーは探偵に  砂糖とミルクとスプーン一杯の謎解きを/近江泉美


高速エイジ 1~7/左近堂絵里

9冊購入してきました。
全部中古です。
どちらも前々から気になっていた作品なので、買えてよかったです。

ちょっと調べてみたら、高速エイジは完結してるみたいですね。
明日、夏目とか新刊を買ってこようと思っていたのでついでに見てこようと思います。

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秘密作戦レ ッドジェリコ 上下

秘密作戦レ ッドジェリコ 上/ジョシュア・モウル(訳/唐沢則幸)
謎のエネルギー体をめぐる、海洋冒険アドベンチャー!

遺言状にあったのは、聞いたこともない秘密結社の名前。
そして、のこされた古い日記には、驚くべき冒険の物語がつづられていた――
秘密結社レッドジェリコ 下/ジョシュア・モウル(訳/唐沢則幸)
子どもから大人までワクワクさせる、英米で話題のエンタテインメント!
海賊王、かかってこい!

白いスーツの男を追って、船にとじこめられたベッカとダグ。
謎の超物質<太陽の娘>をめぐって、命がけの争奪戦がはじまった。


図書館で借りてきました。
あまり気にせず借りてきたんですが、翻訳者さんってウォーリーをさがせ! の人だったんですね。知りませんでした。


物語は、作者であるジョシュア・モウルが遺言状により、謎の秘密結社を明らかにする資料や日記などを大叔母から遺産を相続し、それをまとめたものを公表するという体で進んでいきます。

そのため、この物語は序章を除き、大叔母であるベッカことレベッカ・マッケンジーとその弟のダグことダグラス・マッケンジーの冒険が、途中ベッカの日記の記述を交えながら描かれてます。


翻訳者あとがきでも触れられていましたが、この作品のすごいところは、その資料が実在したかのように、いくつも提示されることでしょうか。

上巻冒頭でベッカとダグの顔写真(絵かも?)があったり、船の見取り図だとかがかなりの数、下部だったり、1ページ丸々だったりと挿入されているんです。
なので、読んでいるうちに「え、実在したんだろうか?」と一瞬疑ってしまいました。


物語は、両親が行方不明になってしまい、親戚の間を巡っていた問題児の姉弟が叔父の船に乗り込み、いろいろな秘密をしって、敵である海賊たちに殺されそうになりながら立ち向かう様を描いた冒険ストーリー。

日本人受けはしないだろうな、というのが正直な感想です。
冒険小説における勇気というのはとても大事なものです。
が、この姉弟の行動は後先考えてないというか、勇気と無謀を勘違いしているんじゃないのかな、と。
15歳と13歳という比較的分別がついているであろう年齢ということも影響しているかと思いますが、とりあえず私はこの姉弟の無鉄砲さは嫌いです。

ドキドキワクワクという意味では上巻は全くなかったですね。
姉弟の行動にハラハラというのはありましたが、その程度。
下巻は展開上ドキドキハラハラしましたけど、続きがめちゃくちゃ気になるってレベルではなかったですね。

結局、この巻ではほとんど物語は進展していないんですよ。
謎は次巻に持ち越されているんですが、ちょっと調べてみたらこれ続き出ていないんですね。

うーん、こうも中途半端にされると逆に気になるというか……。
日本でもある程度の需要があると思ったんでしょうが、もうちょっと考えて、出版してほしかったです。

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神なき国の神々

神なき国の神々/中村隆資
神も言祝ぐ短編時代小説傑作集
魂を飛ばす愉悦
よい小説は人を幸福にする
極上のおもしろさが躰の芯まで染みわたる
辛い浮世を嘆くまえに小説世界にふうわりと


表紙とタイトルに惹かれて図書館で借りてきました。
ページ数は300ページ超とそこまでものすごいってわけじゃないのに、読むのに5時間以上かかってしまいました。


【武智麻呂の虫】
【与一】
【敢えて銘を刻まず】
【勘弁ならねえ】
【狐落とし】
【私はひばり】

が収録されています。

時代小説と銘打たれているんですが、前半はどちらかというと歴史小説めいているな、と。
文体も漢文調とでもいえばいいんでしょうか。旧かな使いとまではいいませんが、古文の教科書読んでる気分になりました。
私、時代小説はそれなりに読みますが、歴史をまともに学んでいないので歴史上のあれこれはほとんどわかんないんですよ。
なので、結構序盤はきつかったです。

後ろにいくにしたがって、徐々に近代に近づいてくるように収録さえた短編集なので、徐々に読みやすくなっていくんですが、序盤で躓いてしまう人が多そうだな、と思ってしまいました。


【武智麻呂】は藤原武智麻呂の謀略について描いた作品。
この人は飛鳥時代から奈良時代にかけて生きた人ですね。
藤原家の血を引く子を天皇としようとする話です。

【与一】は弓矢の名手とされる那須与一の話。
源平合戦というか、源義経の部下として有名ですね。
文章のほとんどが「~のでなければならない」という一文で終わるんですが、この与一なる人物は、実は真偽が定かではないんだとか。
この人が“作り上げられた”理由が書かれています。

【敢えて】は刀鍛冶の話です。
自身の腕と価値を改めて見直し、人に使えている身から解放されるまでの話が描かれています。
自分の身の丈を知る話といってもいいかもしれませんね。

【勘弁】は時代的には赤穂浪士のときっていえばわかりますかね?
元お武家と町人の交流を描いた人情モノとでもいえばいいかな。
とりあえず、内田先生が悪いわけじゃないんだけど、めちゃくちゃ紛らわしいな、と。

【狐落とし】は修験者(山伏)がとある奥方に憑りついた狐を落とそうと頑張る話。
憑き物としては有名どころであろう狐ですが、こういう落し方もあるんだなーと単純に関心してしまいました。
私の中の憑き物落としって祝詞なり真言なりを唱えて狐をあぶりだして滅する、というイメージしかなかったんです。
なので、あぶりだし方もそうですが、狐を滅しないことにも驚いてしまいました。
やっぱり、ファンタジーに毒されてるなぁ。

【ひばり】は美空ひばりさんのそっくりさんの話。
なので、昭和平成の話になりますね。そのため、文体はふつう。
鳥の雲雀のことかと思って読み始めたので美空ひばりさんのことだとわかってちょっと驚きました。
はじめの【武智麻呂】と比べるともうめちゃくちゃ読みやすかったです(笑)
私は平成生まれの人間なので美空ひばりさんのことは全然知りません。
有名な歌手であったということ、故人であるということ程度はしっていますが、それくらいです。
なので、単純に「そうなのか」と思って読み進めることができました。
作中に登場するそっくりさんが実在するんじゃなかろうか、と思ってしまうくらいに真に迫っていました。


表紙やタイトルがすごく女性的なんですが、1話目がものすごく下品というか汚いというか。
なので、文体に慣れて読み進めてもそれに嫌悪感を覚えてしまう人がいそうです。
読み進めていけば結構面白いだけに、もうちょっとどうにかならなかったのかな、と思ってしまいました。

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