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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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鏡のなかの迷宮 2 光る石

のなかの迷宮  2 光る石/カイ・マイヤー(訳/遠山明子)
戦わずして陥落した水の都ヴェネチア。
侵略者の蛮行を恐れて静まりかえる街にミイラ戦士の足音だけが響く。
ヴェネチアを逃れたメルレは、地獄の伝説の真実を、そして親友ジュニパに埋めこまれた鏡の目の秘密を知ることになる……。

ヴェネチアを舞台にくりひろげられる新(ネオ)冒険ファンタジー
謎の登場人物が出そろう待望の第2部!
 いよいよ<光の王>のもとへ!
秘密のヴェールのむこうには意外な人物が……!!

サイは投げられた!
メルレは黒曜石のライオンとともに、地獄の都へ。
伝説の大どろぼうゼラフィンは、仇敵ダリオと再会し、奇妙な館へと招かれる。しかしそれぞれの試練は、巨大なピースのひとつにすぎなかった。

もつれあう秘密の先にある真実がすこしずつ明らかになる待望の第2部。


図書館で借りてきました。
3部作の第2巻ということですが、結局よくわからないんだよなぁ。


今回は、メルレ視点と、ヴェネチアに残ったゼラフィン視点が交互に描かれています。
ゼラフィンはメインキャラの一人だったんですね。
再登場云々ってレベルじゃなかったです(笑)


なんというか、宗教感の違いが感じられました。
今回、メルレたちが向かうのが「地獄」だということもあり、「聖書にある地獄とは違うのだろう」などといった話が作中で何度も出されるんです。

が、クリスマスを楽しみ、大晦日に除夜の鐘を聞いて、正月に初詣に行くような一般的な日本人である私からすると「聖書にある地獄」がよくわからないからなぁ、と。
地獄と聞いて、一瞬、三途の川を渡って閻魔大王がいてーという日本的な地獄を思い浮かべてしまいました。
まあ、ドイツの作品ですからそんな訳ないって気づきましたけど(笑)

この作品って児童書なんですが、正直、聖書にある地獄がわかる小中学生はいるんだろうか、と思ってしまいました。
中にはいるんでしょうけど、少数派ですよね。


今回、メルレがエジプトの脅威からヴェネチアを救うため、地獄へ向かい<光の王>へ助力を求めに向かいます。
しかしながら、実際に対面した<光の王>はラスボスだったんです。
そんな話を持ち出すことなく対面は終わってしまいます。
うーん、メルレたちはこれから先いったいどうするんだろう?


全3部作のこのシリーズ。表紙だけは見ていたんで、表紙に空飛ぶライオン・フェルミトラクスとメルレが描かれているのは知っていたんです。
ですが、章タイトルに「黒曜石のライオンの最期」とあってフェルミトラクスが死んでしまうのを覚悟していたんですね。
そうしたら、実際には「黒曜石ではなくなった」というだけで(いや"だけ"って話でもないんですけどね)死ぬわけではなくて。
見事に騙されてしまいました。


ラスト3巻も近いうちにまた続きを借りてきたいと思います。

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よろず占い処 陰陽屋は混戦中

よろず占い処 陰陽屋は混戦中/天野頌子
夜行性ゆえに授業中寝ずにはいられない妖狐高校生・沢崎瞬太は、王子稲荷のご加護のおかげか、なんとか無事二年生に進級。先輩になった瞬太にふりかかる数々の恋の疑惑!? 一方、イケメン毒舌陰陽師・安倍祥明がいるバイト先「陰陽屋」にも次々と相談ごとが。大事な柔道の試合の前に必ず体調を崩す少年は誰かに呪われているのか? 青白い顔で過剰勤務にを続ける青年に取り憑いているものは……? ドラマ化もされて絶好調、ほのぼの大人気シリーズ第六弾!


今週中に読んでしまいたいと思っていたんですが、ようやく読めました。
あらすじにドラマ化云々とありますが、私ドラマは全く見てなかったりします。
なんでかこの手のドラマはひどいものになるっていう先入観があるんですよねー。


【第1話 委員長、絶句する】
【第2話 勝つと思うな、思えば】
【第3話 さかな記念日】
【第4話 猛暑には怪談が似合う】

が収録されています。
時間軸は高2春から夏休み直前までです。

今回はあらすじにもあるとおり、全体的に恋の話ですね。

委員長に色々とフラグがたったり、
槙原さんの道場の生徒が体調を崩す原因を探ったり、
養子縁組をしぶる女の子の話を聞いたり、
ブラック企業の業務改善をしたりと色々やってます。


今回、委員長と瞬太で出来てる疑惑が持ち上がるんですが、ちょっと笑ってしまいました。
前巻の冬コミ云々も笑っちゃいましたけど、なんでこの作品こういう変なところが現代風なんだろう(笑)
(ちなみに、個人的にもこの作品でCP作るなら私は委員長×瞬太派。祥瞬はなんかこれじゃない感があるんですよね)


この作品におけるメインテーマは瞬太のルーツを探る「キツネ探し」と瞬太の「恋」。
前巻もそうでしたが、今回もまた進展があるようでないのが残念。
まあ、今回の引きはどちらのテーマも進展を匂わせる形で終わってるのが救いでしょうか。

キツネ探しは谷中のおばあちゃん・初江さんがキツネとなんらかの関係があると思われた月村さんを知っているらしいですし、
さらに、瞬太は瞬太はぽろっと三井さんに告白してます。

詳細も返事もまだの状態で今巻は終わっているので続きが気になるなぁ。
そんな展開なので次巻で今までの伏線を回収して最終回でもそう驚かないかもしれません。
って、前巻の時も「次巻が最終巻かな?」とか書いてますが普通に続きましたけど(笑)
まあ、ドラマ化したから終わるに終われないとかはあったんじゃないかとも思うんですけど、どうなんだろう?

次巻の発売がいつになるのかは不明ですが、楽しみに待ちたいと思います。

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怪物王女 12

怪物王女 12/光永康則
幾歳の血脈。
闇に棲む異形の存在、怪物。
その全てを統べる追うの後継者の一人である姫は、王位争いの最中にある。
姫の血を受け、半不死身を得た少年・ヒロは、姫と運命を共にする決意をする。
謎の知的生命体、猟奇殺人の脅威、そして血を分けた兄弟による策略。
姫と血のセンチの戦いに暮れる日々は明ける事をしらない。


昨日、紹介できなかった1冊です。
読む時間もそうですが、感想書く時間も足りなくなってきました。
基本、30分から1時間かかるんですが、中々厳しいです。


【第52話 八岐王女】
【第53話 渦巻王女】
【第54話 猟奇王女】
【第55話 続・廃屋王女】

が収録されています。

52話は前巻の続きですし、 55話はその名の通り10巻に収録されている【廃屋王女】の続きになります。


【八岐】で南久阿が仲間入りというか、姫の庇護下に入るというか。
屋敷側に立てた祠に移り住むことになります。

私、この話のことすっかり忘れていました。
南久阿の祠の存在は知っていたんですが、なんでそこにあるのかとか、いつからあるのかとかはすっかりさっぱり覚えてませんでした(笑)
購入当時にさらっと読んで以来だったりするので結構覚えてないもんですね……。


【渦巻】は、結局なんだったんだろう、って感じ。
意思のある台風みたいなものが登場してるんですが、意思疎通は出来てないわけで。
うーん、よくわからない。
正直、本筋の物語より脇道の話の方が気になるな。
6巻に収録されている怪物刑務所編で登場したもぐらみたいな怪物・ラッドが再登場しているんですが、この時にヒロが9年後の姫のための地下の抜け穴を掘り進めてる最中であることが描かれていますね。


【猟奇】も同じく怪物刑務所編で登場した人狼の女・アイダが登場しています。
アイダの出所祝いで訪れた島で、リザが行方不明になってしまいその犯人を探す話です。
この作品における猟奇殺人犯の正体は基本不明なまま倒されます。
まあ、307年もの間、一定の周期で事件を起こし続けることが出来る時点で人間ではないのは確かですけど。

うーん、リザといい令裡といい、種族としてのしがらみが辛いです。
リザは人狼(のハーフ)で、令裡は吸血鬼な訳ですが、人狼と吸血鬼は敵対関係にあるわけです。
しかしながら、この2人は姫のもとで、一緒に行動しているわけで。そのせいで色々と目をつけられてしまっているんですね。
だからといって、どちらかが姫のもとを去るとは考えにくいんで、このまま目をつけられ続けるんだろうなぁ。


【続・廃屋】は9年後の世界、ヒロの作った地下道から抜け出したあとの話です。
一種のパラレルワールドということなんでしょう。
そこで生き残っている王族はシャーウッドとシルヴィア王女のみ。
シャーウッドを守るために、姫はシルヴィア王女に戦いを挑みます。
この姫は倒されてしまうんですが、そのときシルヴィア王女のもとに人魚がいるんですね。

王族の中で1、2を争うまともな存在であるエミール王子の元にいた人魚がなぜシルヴィア王女のもとにいるのか……。
何かしら理由があるんだと思うんですが、あくまでこれは9年後のパラレルワールドの話。
いつか本編で触れられるかもしれませんが、この時点ではわかりませんね。

南久阿が気にしていましたが、血の戦士の本当の意味とは一体何なんでしょう。
単純に「王族を守るための不死身の戦士」というだけではないんでしょうが……。

本編は、姫のもとにエミール王子の部下で人狼のキザイアがやってきたところで次巻へ続きます。
キザイアのいう「火急の用」とは一体?

次巻を紹介するのはきっと来年になるかと思いますが、楽しみです。

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