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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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絶対可憐チルドレン 17

絶対可憐チルドレン 17/椎名高志
中学生になって友達も笛、楽しい学園生活…のはずが、「黒い幽霊(ブラック・ファントム)」の怪しい影がチルドレンを覆い…!?
そして、なんと皆本が幼なじみの美女と「お見合い」!! そりゃ皆本も適齢期ですもの…って、チルドレン&バベル、さらにはパンドラまで絡みだしたからタダですむわきゃない!!
どうなるこの騒動???


前巻を紹介してからそう空いてないんですけど、かなり中途半端なところで終わっていたので紹介してしまいたいと思います。


【1st sense. ファントム・イン・パラダイス(2)】
【2nd sense. ファントム・イン・パラダイス(3)】
【3rd sense. ファントム・イン・パラダイス(4)】
【4th sense. ファントム・イン・パラダイス(5)】
ちさとちゃんの誕生日をちゃんと祝うため、予知をどうにかしようとする話。

バベルのエスパー勢ぞろいって感じの話です。
チルドレン、ワイルドキャット、ハウンド、ダブルフェイスに賢木先生まで総動員して、死傷者100人程度が出るとされた予知を覆そうとします。

ここで、予知の重さについての話がされています。

例えば、「明日バスに乗ったら事故にあって死ぬ」という予知があったとして、一番簡単に予知を回避するのは「バスに乗らないこと」でしょう。
しかし重い予知では、「バス」が「タクシー」や「電車」へ変わるかもしれないし、「明日」だったのが「明後日」や「1週間後」に変わるかもしれない、と。
そんな重い未来を完璧に変えてみせるのはチルドレンをはじめとした高レベルエスパーの力が必要であるってことらしいです。

この話の賢木先生がかなりかっこいいんですよね。
皆本さんの肩を支えにして、かなり離れているであろう敵エスパーをハンドガンで打ち抜くとかすごい。
賢木先生もサイコメトラーですから、紫穂のように道具の能力を最大値まで引き出すことができるってことなんでしょうね。

銃の扱いという意味では賢木先生の方が上手そう。
だって、紫穂がいくらサイコメトリーで上手に扱えるとはいえ、反動は抑えられないと思うんですよ。
やっぱりそういう意味では成人男性と女子中学生では差は出ますよね。
閑話休題。

皆の協力もあって無事ちさとちゃんの誕生日を祝うことは出来たわけです。
東野くんとちさとちゃんの幼なじみカップルは見ていて本当にかわいいです。
甘酸っぱいね!


黒い幽霊の影に関しては、その後の話を読んでいるので展開はわかるんですが、あからさまに怪しいですね(笑)


【5th sense. 家に帰ろう(1)】【6th sense. 家に帰ろう(2)】
【7th sense. 家に帰ろう(3)】【8th sense. 家に帰ろう(4)】
【9th sense. 家に帰ろう(5)】【10th sense. 家に帰ろう(6)】
皆本さんが休みをとって小学校時代の友人とお見合いする話。

なんとなくお見合いって、婚期を逃しそうな人がするものだと思っていたんですが、そういうわけじゃないんですかね。
だって、皆本さんってチルドレンと10歳くらいしか違わないはずだから、せいぜい22か3くらい?
皆本さんは飛び級してますから社会人数年目ですが、普通の大卒なら社会人1年目とかになるはず。
中には結婚する人もいるかと思いますが、お見合いするにはだいぶ早い気もするんですが。

実際には、お見合いというのは口実でしかなかったわけですが、なんだかいいですねこういうの。


サプリメント(4コマ)で、メカ皆本ハーマイオニーが登場してます。
萌えるけど、なんかこれじゃない感があるのはなんでだろう……。

そんでもって、パンドラのパティがマジ腐女子でびっくりします(笑)
3次元CPで同人誌作っちゃう系とかすごいです。
そして関係者に見せないとか最低限のことだけどそういうのが守られているあたりえらい。
幼いころのナオミちゃんの話なんかもありましたが、谷崎主任は昔からあんな感じだったんですね。

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4冊

おおきく振りかぶって 22/ひぐちアサ
絶園のテンペスト 10/彩崎廉(原作/城平京 構成/左有秀)
ハカセがっ!! 5/左近堂絵里
千年ジュリエット/初野晴

4冊購入してきました。
おお振り以外はどれも発売してること知らなかったんですけど(笑)

絶園はこれで完結、ってことらしいです。
これは一気読みしたいけど、考察しつつも読みたいし……。
うーん悩みどころですね。

左近堂さんの作品って桃組は追いついてしまっているのでそのうちハカセがの方も紹介したいと思います。

ハルチカシリーズっていつの間にか表紙変わっていたんですね。
個人的に私は前の方が好きなのでちょっと残念です。

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<骨牌使い>の鏡

<骨牌使い(フォーチュン・テラー)>の鏡/五代ゆう
わたしは、物語を語り終えなければならないのです――。
愛と、裏切られた真実と、その死と。
骨牌に翻弄される少女アトリの数奇な運命を描くハイ・ファンタジーの大傑作。

 そこは<祖なる樹木>と<旋転する環>によって生まれた十二の<詞>によって語られた世界。<詞>はたがいに響きあい、その調和によって世を存続せしめる。それを見守り、<詞>そのものをまとめるのが<骨牌>の王国・ハイランドの王であり、その補佐たる十二人の<骨牌>たちである――。
 河口の町、ハイ・キレサスに住む市井の占い師(フォーチュン・テラー)・アトリは、<斥候館>の女主人、ツィーカ・フローリスの寵愛を受けている。館には年少の友人、モーウェンナがいて深い愛情に満たされてはいるが、亡くした母の面影を追いながら毎日を過ごしていた。
 館の<花の祭り>当日、<骨牌>>を使った占いの最中、アトリを襲った悲劇がすべての物語を語りはじめる。運命的に出会った青年、ロナーに告げられた言葉――「おまえは<十三番目>なんだ」。
 <十三>は世界に大きな変動が訪れるとき現れるという。折しも<詞>に反逆する<異言者(バルバロイ)>たちが蠢き、世界の均衡は崩れはじめていた……。
 <異言>の悪意がアトリを襲う――。
 <骨牌>に翻弄される少女の数奇な運命を描く幻想叙事詩。
 すべての物語は語られつくす――。ハイ・ファンタジーの大傑作登場!!


なんとなく、分厚い読み応えのあるファンタジーが読みたかったので、図書館で借りてきました。
思ったより文量が多くてちょっと大変でした。


はじめて読む作家さんだと思ったんですが、あらためてよくよく思い出してみると以前1冊読んだことありましたね。
柚木春臣の推理 瞑る花嫁』と同じ作者さんでした。
ジャンルが全然違うのでしばらく気づきませんでした。


あらすじにもあるとおり、数奇な運命を辿ることになった少女の物語を描いたハイ・ファンタジーです。
500ページオーバーのかなり分厚い1冊です。
持ちながら読むのは結構きつかったのでもっぱら寝転がりながら読んでました。

この本と一緒に借りてきた本は4冊ほどあったんですが、YAコーナーにあったし、せいぜい3日あれば読み終わるだろうと高をくくっていたので、最後に開いたんですよ。
そうしたらまさかの2段組orz
しかも、文字がかなり小さくて。奥付を見るとこの本が発売されたのは平成12年と10年以上前のものだったんですね。
確かによくよく思い返してみるとこの本、かなり昔から図書館に鎮座してました……。
想定していたのよりかなり時間がかかってしまいました。


個人的に、好きキャラは後半で登場したキャステア、物語序盤から登場しており作中1、2を争うほど出世したゴロツキ骨牌占い師だったダーマットあたりでしょうか。
あ、あとはダニロとかもね。
とかいいつつもダーマットがいいなと思えたのは中盤以降のことだし、ダニロにいたっては再登場した時「誰だっけ?」となって前半のページを確認しなければ核心をもてませんでした。
ダニロって結構重要キャラクターだったんですが(笑)


この物語は母であり子であり、そして女でもある少女の物語だったわけですが、 私のようにざっと読んだだけでは理解しきれないな、というのが正直な感想です。

おもしろかったですが、主人公の少女・アトリとともに翻弄されているだけで終わってしまうというか。
物語の表面をなぞるだけならそれで問題ないんでしょうが、物語の深いところまで理解しようと思うとじっくりゆっくり何度か読まないとだめでしょうね。


どうやら文庫は3冊に分割されているようなので、これから読むならそちらをオススメします。
まあ、手に入れられるかはちょっと厳しそうですけどね。

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