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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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2冊

 NO.6 8/あさのあつこ
夢解きパティシエ 白き王の苦い悪戯/隼川いさら

2冊購入していきました。

夢解パティシエって、ダリの繭の同じときに発売されているんですが、買うか買うまいか悩んでて。
今まで買わずにいたんですけど、つい買ってしまいました。
なんかこっちもシリーズすぐ終わりそうだし、いいかな。と思って。
あんまり続くようなら考えますが(笑)

NO.6は本編は残り1冊ですか?
外伝というか番外編?の方も文庫化してくれるといいのですが、難しいかな?

あさのさんの作品は、積読も多くなってきているので一度片付けてしまいたいです。

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ぼくと未来屋の夏

ぼくと未来屋の夏/はやみねかおる
夏休み前日、髪櫛小学六年の風太は「未来を知りたくないかい?」と、見たいを百円で売る<未来屋>猫柳さんに呼び止められた。
この出会いが夏休みに嵐を呼ぶ!! 彼が勝手に決めた風太の自由研究は「神隠しの森」調査!
かくれんぼすると子供が消えると言われる恐怖の森だ。他にも町には「首なし幽霊」、「人喰い小学校」、「人魚の宝」と不気味な噂が山盛り!
二人にはどんな未来がまちうけている?


久しぶりのはやみね作品です。
前回は去年の9月。だいぶあいたなぁ。


連日の暑さに、どうせなら夏らしい話を読みたいなぁと思ってこの作品を引っ張り出しました。
私が持ってるのはノベルス版ですが、元々はミステリーランドから発売されたんですよね。
その後、シリウスでコミカライズ、そして最近(というか先月?)青い鳥文庫も発売されてます。
最近、過去作品をレーベル変えて発売してるのが非常に多くてなんか微妙な気分になります。
新刊かと思ったら読んだことあるものばかりで上げて落とされてを地でいってます。
新たな読者の獲得ばかりじゃなくて既存の読者についても考えて欲しいなぁ。
閑話休題。


物語は少年・風太が未来屋を名乗る男性・猫柳さんと出会うところから始まります。
キャラ的には、だいぶアクティブな教授といったところでしょうか。
あらすじにもあるとおり、風太と猫柳さんが神隠しの森の調査をするひと夏の物語です。

読み終わって思ったのは、はやみねさんらしいな、でした。
あとがきに「自分の好きなものを、片っ端からこの本に放り込みました」とあるんですが、正にそんな感じ。
けど、たいていいつもそんな感じなんで、いつもどおりといえばいつもどおりですね(笑)

主人公である子供と風変わりな大人。様々な不思議を論理的に解き明かしていく、という基本スタンスも変わらない。
名探偵の掟なんかもそうですよね。

「名探偵が事件を解決するのは、人を幸せにするため。間違えた推理で、だれかを不幸にするなんて言語道断だよって」(p145) 

だから、はやみねさんの作品では全ての謎が明らかになるわけじゃないんですよね。
今回の風太の自由研究にしても、「人喰い小学校」に関しては明らかにしても、「首なし幽霊」を放置していることでもわかります。
上の掟に関連してくるんですけど、たとえ真相がわかってもそれが世間に公表されるかはまた別の話なんですよね。

人魚の宝とはいったいなんだったんでしょうか。
海の藻屑となってしまいましたが、猫柳さんが風太が明らかにしようとしなかったということは碌なものじゃなかったんでしょうね。

あとがきにあった「未来屋の冬」。いつか発売されるといいなぁ。
作中作である「少年名探偵WHO」が、スピンオフとして発売されているのは知っているんですが、さすがに青い鳥文庫を買う勇気はないし、図書館でも購入する気配がないので読めないままだったりします。
さすがにそれが文庫化されるとは思いませんからこのまま未読で終わってしまいそうですが、いつか読めたらいいな。

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ホッタラケの島 ~遥と魔法の鏡~

ホッタラケの島 ~遥と魔法の鏡~
高校生の遥は、亡くなった母親から貰った手鏡がなくなってしまったことで、神社にお参りに行き手鏡を返してほしいと祈る。そこに狐があらわれ、人がほったらかした物をこっそり持ち去る姿を目撃する。狐を追いかけると、神社の裏に不思議な穴がある。実は狐の世界へと通じる穴だった。遥は手鏡が狐の世界にあるかもしれないと思い、不思議な「ホッタラケの島」での冒険が始まる。
(Wikipediaより)


書籍購入でレンタル1本タダのキャンペーンで借りてみた第2弾です。
この作品、放映前のCMを見たときから気になっていたんですよねー。


えー、フルCGってことをすっかり忘れてました。
私、ゲームとかでも初回は必ず3D酔いしちゃう人間なんで、綺麗すぎるCGって苦手なんですよ。
なので、この作品も最初はちょっと見てるのが辛かったです。
映画館で見たら酔いそう。


内容的にはあらすじにもあるとおり、主人公の少女・遥が不思議な世界に紛れ込みます。
そこは人間たちがほったらかしにしてしまったもの「ホッタラケ」を集めて作られたキツネたちの世界。
遥は偶然知り合ったキツネのテオとともにホッタラケにしてしまっていた母親の形見である鏡を取り返そうと奮闘する話です。

ラストの鏡の記憶の場面ではうるっときたけど、おもしろいって絶賛できる作品ではないかなぁ、というのが正直な感想です。
普通といった方がいいかも。

というか、序盤の遥が傲慢すぎて見ていてイライラしてしまったんですよ。
遥に振り回されて罰されることに怯えているテオが可哀相で可哀相で。
男爵が登場したあたりからはまあそれなりに楽しめましたが。

テオたちホッタラケの島の住人は、キツネって設定なんですが、とてもキツネには見えないんですよ。
特にメインキャラクターであるテオ。ブサ可愛いとでもいえばいいでしょうか。最初のうちは気持ち悪かったです。

この作品で、一番かっこよかったのは絶対コットン(笑)
テオも後半はいい線いってるんですが、コットンのナイトっぷりが半端ない。
遥にほったらかしにされてしまったぬいぐるみだったコットンは鏡の欠片を入れられたことで自我を持っていたんです。
はじめは遥への恨みを口に出していたものの、それは本当にはじめだけで終始、遥のために動いていましたね。

男爵に捕らわれた遥を救うため、ぬいぐるみの馬に乗って大群を引き連れてきたときは笑ってしまったけどかっこよかった。
コットンの最期には思わず「えっ」と言ってしまいました。
でも、最後遥が帰るときには足がついているんであの瓦礫の中探し出したってことなんだろうなぁ。


ちょっと気になったこと。

ホッタラケの島内で、鏡が不思議な力を持っていることはわかります。
でもお母さんの鏡はそんな鏡の中でも特別扱いされていたわけです。それは何故?と。
鏡の記憶によるものとかなのかなぁ。よくわかりません。

あとはそうですね。
遥とテオの別れのシーンとか。最後テオは遥を泉に突き落としているんです。
そして小さく呟かれた「覚えていたらな」と「さよなら」。

一瞬、遥は記憶をなくしてしまうんだと思ったんですよ。
元の世界に戻ったら、ホッタラケの島での出来事は忘れてしまう。
だけど大事なことは心の奥に残ってる、みたいなそんな展開になるのか、と。

けど、そんなことなくて。遥はホッタラケの島のことを普通に覚えていた。
ならば、笑顔で自らの意思でキスの一つでもテオに落としてから泉に飛び込んでも良かったんじゃないかなぁ、と思いました。

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