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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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権田原不動産気付 バーネット探偵社

権田原不動産気付バーネット探偵社権田原不動産気付 バーネット探偵社/松永和希
俺、新米探偵。不動産や(実は組長の家)に間借りしてる。
なぜか助手は、小学生。初依頼は猫捜し?
のはずが、いつの間にか凶悪事件に発展……!?
ご近所で大事件、発生です!
えっ猫がいなくたって……

大学を卒業してすぐ、かねてからの夢だった探偵社を設立した俺。その名は、小さな頃から決めていた"バーネット探偵社"。資金不足で、事務所は不動産屋の一角だ。パートナーは不動産屋の孫娘、初依頼はまさかの猫捜し。大丈夫? こわもて営業マンの新右衛門、強烈なざあますバアさん、美人の大家さん、同級生警官の次郎長……怪キャラだらけのこの町で、いつしか猫捜しはストーカー事件に、相続をめぐる騒動に、そしてついには凶悪事件に発展して……!?


これも図書館で借りてきました。
新刊コーナーにあって、表紙にひかれてしまいました。


この作品、元々E★エブリスタという小説コミック投稿サイトに掲載されていたものなんだとか。
このサイト前にもどこかで目にした覚えがあるんですが、どこだったかなー。


「単行本化にあたって大幅な修正を加えた」とのことですから、サイトで読んだ方でも楽しめるかもしれませんね。
今回は投稿作品だということを読む前にしれたので、まあこんなものだろう、と。
正直、投稿作品としてはそれなりのレベルだとしても小説として発表されるとかなり見劣りしてしまいますね。
自分でお金を出していないから許せる感じ。


なぜ主人公がミッチーと呼ばれていたのかすごく謎。
正直、事件そのものよりも、ミッチーの存在のほうが気になりました。
ミッチーがなぜ権田原不動産に間借りすることになったのか、とか。

サイト上で番外編とか外伝とかがあったのかもしれませんね。
脇CPだとかもちょっと気になるので。

物語の展開としては、はじめは小さな出来事だったんですが、徐々に大きな出来事に変わっていく訳です。
なんてことない情報がつながっていき、最後には大団円となる、と。
嫌いじゃありません(笑)

ただ詰め込みすぎている気もしました。
そこまですべてをつなげなくてもいいんじゃないかなー、とも思ってしまいました。

もし続きが出るとしても自分で買おうとは思えません。
でも前述の通り、続きや外伝はちょっと読んでみたいです。
この方はきっとこれがデビュー作だと思うのですが、もうちょっと数をこなせばもっと上手くなっていくんじゃないかなと思います。

とりあえず、今後に期待です。

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江戸の茶碗 まっくら長屋騒動記

江戸の茶碗  まっくら長屋騒動記江戸の茶碗 まっくら長屋騒動記/中島要
時代小説界期待の新星が描く、笑って泣ける人情噺!
贋茶道具事件、夜の雪隠(せっちん)に出る"鬼"、吉原(なか)通いがやめられない若旦那の縁談……
頼みの綱は赤目勘兵衛、貧乏長屋で一番の怠け者だった!
飲んだくれ"先生"、獅子奮迅!
「ひゅんひゅんと気持ちよく伸びている著者の、元気な最新作!」
書評家・東えりかさんもイチ押し!


図書館から借りてきました。
児童書と時代物とミステリとYAと……とジャンルがバラバラすぎて自分でひいてしまいます(笑)


【江戸の茶碗】
【寝小便小僧】
【遺言】
【真眼】
【嫁入り問答】
【いじっぱり】
【男と女の間】


の7編が収録されています。
最後の【男と女の間】は書き下ろしのSSですね。

まっくら長屋こと松蔵店にすむ先生こと赤目勘兵衛を中心に物語は進みます。
連作短編なんですが、先生視点の話は1つもありません。

それなりにおもしろかったです。
笑いあり、涙ありってほどじゃなかったですけど。
まあ、帯の内容なんて話半分でちょうどいいので「こんなもんかな」って感じ。
比較的読みやすいです。

語り手が毎回変わるので、ちょっとびっくりしてしまいました。
【江戸の茶碗】のお初視点で進むのなと思ったのですが。

すべて定吉視点でもおもしろかったかな?と思いました。
定吉は頭のいい少年なので、探偵助手みたいな感じでもよかったなぁ、と。

【真眼】で「料理屋あたりで女に惚れ、その性根を見定めるために」云々という台詞があるんです。
これが伏線になっていて先生もそのために貧乏長屋で暮らしているのかなぁ、と思ったんですが、違いましたね。

まあ、最終的にはそれに近い感じがありますけど。

先生と定吉のお母さん・お今さんはそう遠くない未来、一緒になるんだろうなぁ。
この作品ではまだ認める気のない定吉でしたが、もうちょっとしたら2人の仲を認めてむしろ「さっさとくっつけばいいのに」って愚痴をこぼすようになるんだろうなぁと。

タイトルからして続きそうな感じです。
もし、続編が図書館で購入されるようなことがあれば借りてきたいと思います。

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さくら聖・咲く 佐倉聖の事件簿2

さくら聖・咲くさくら聖・咲く 佐倉聖の事件簿2/畠中恵
シューカツの真っただ中、"オトナ"達の無理難題をスッキリ解決!
ただし、自分の就職先について決断できずにいる大学三年生
畠中ワールド唯一の現代ミステリーシリーズ『アコギなのか、リッパなのか』待望の続編!

中学生の弟・択を養うため、元大物政治家・大堂剛の事務所で事務員として働く聖は大学三年生。大堂のコネを使わずに、就職活動に励む日々を送っている。
大堂門下の議員達が持ち込んだ難問珍問を鮮やかに解決してきた手腕で、大企業の面接中、閉じ込められた社員"救出"に一役買ったり、加納代議士のストーカー騒ぎ、候補者の当落を予想する"神"の正体捜し等の謎を次々に解明。一方で、インターンシップ先をなぜだか二ヶ月で首になったりと、就職戦線は波乱含み。そんな聖のもとに、エントリーしていない五つの会社から 「内定」通知が舞い込んで……聖の前に広がるのは、どんな未来なのか――!?


発売当初からめちゃくちゃ読みたかったこの作品。
ようやく図書館で借りてきました。
あらすじにもある通りずいぶん前に読んだアコギなのか、リッパなのかの続編になります。
スカイエマさんの絵も好きなのでちょっとうれしい。


【序章 プレエントリー】
【エントリーの一 ナイショ ナイショ】
【エントリーの二 羊羹こわい】
【エントリーの三 聖、シューカツ中】
【エントリーの四 神、降臨】
【エントリーの五 電信柱は友か】
【終章 さくら咲く】


が収録されています。
このシリーズもっと早く続編が発売されていてもよかったんじゃないかと思っていたのですが、巻末の初出一覧を見て納得しました。

月刊ジェイ・ノベルなる雑誌?が初出なんですが、その掲載年がなんと年1回なんです。
毎年1月号に掲載されていたようです。5編で5年ですもんねぇ。
そりゃ、こんなに遅くなったわけです。

1巻同様、序章と終章はつながっています。
時間軸としてはエントリー1~5→序章→終章ってところですね。

おもしろかったです。
聖って器用貧乏というか、なんでもできる印象が強いです。
なんでもできるんだけど、まだ20歳そこそこの青年でもあるわけで。
しっかりしているんだけれど、さらに悩みながら成長していく様が描かれています。

相変わらず、議員たちと聖の掛け合いが楽しい。
ぽんぽんと交わされていく様は、どちらが買ってもおもしろいですね。


どうにかして政治の世界とは関係のない会社に就職しようとする聖ですが、どう足掻いても無理じゃないかなぁと思って読んでましたが、実際その通りでしたね。

聖は、このままみんなに頼られながら可愛がられながら過ごしていくんだろうなぁ。

親父さんからの仕送りも再開して経済的に余裕のできた佐倉家ですが、あの親父さんだからいつ仕送りが途絶えても不思議じゃなかったり。
まあ、聖のことだから蓄えがあるだろうからすぐに危機に陥ることはないでしょうけどね。


このシリーズ、3巻を楽しみにしています。
が、さすがにまた5年かかるってことはやめてほしいなぁと思います(笑)

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