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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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レンズと悪魔 10 魔神狂咲

レンズと悪魔  X魔神狂咲 (角川スニーカー文庫)レンズと悪魔  10 魔神狂咲/六塚光
魔王の囁きに従い、兄の復讐のために闇照の魔神ヤミ・ヤタと契約してしまったサクラ。
だがエルバやテッキは、サクラとの若いを果たすべく、僅かな可能性を探りつづけていた。
一方、セブンディは魔神との決着をつけるために、フィールディング達をけしかエルバとの戦いを企図する。過去の因縁が戦いを呼ぶなか、サクラは、テッキをその罠へとおびき寄せようとし ていた――! 《八眼争覇(ディアボリックパーティ)》、いよいよ佳境のシリーズ第10弾!


ちょっと間が空いてしまいましたが、レンズと悪魔、第10巻です。
この巻は作者があとがきで言っていたように「ドロドロヌマヌマ」です。


前巻で、エルバは闇照の魔神ヤミ・ヤタの契約者であったシローを殺してしまいました。
兄を殺されるところを見てしまったサクラが激情。
魔王ブラナ・ラ・モートの誘いにのり、<八眼争覇>に途中参戦してしまったんですね。

そこからはじまるものですから、ドロドロしない訳がないというか。

サクラを探しに奔走するテッキとエルバ。
しかしながら2人はサクラと戦いたくはないわけですから、サクラを見つけて戦いになることを恐れてもいたわけです。

さらに、エルバたちは鬼神をも相手にしなければいけない訳で。
7巻で登場したアードレー姉弟の片割れも登場し、戦いを強いられます。

エルバVSヘンリエッタ(闇照の鬼神)、
ルナVSフィールディング、
クラヴリーVSバーミッサ。

それぞれに死力をつくして戦います。
フィールディングは結構好きだったので、彼の最後はちょっと悲しかったです。

ヘンリエッタが死んだことを受け入れたくなくて、幻を追い続けていたわけですからね。
今更なことなんですが、これを逃すと言及しづらいので書いちゃいますが、フィールディングはなぜ闇照の鬼神にヘンリエッタの姿しかとらせなかったのでしょうか。
弟のトーマに関しては名前しか出てきてないんですよね。
まあ、フィールディングはどちらも大切にしていたことは間違いないんでしょうけど。


それと時を同じくして、テッキVSサクラの戦いも起こっていました。

姉妹同然に育っていたテッキとサクラ。
テッキの探し続けていたヤミの契約者がサクラの兄・シローであるとわかった時点で2人が対立することになるのでは、という予測は立てられました。
しかしながら、ここまで酷いことになるとは思ってもいませんでした。

ブラナがぼやいていましたが、ヤミの契約者の多くは精神的に変容していってしまうのだとか。
だからこそ、シローはサクラの知るころとは異なって、ああなってしまったのでしょう。

戦い自体は、テッキが迂闊としかいいようがないな、と思いました。
カエデが現れた時点で絶対ニセモノだってわかりましたよ。
まあ、それだけテッキの心が乱れていた。サクラと戦いたくなかったってことなんでしょうけど。

テッキに止めが刺されそうになっていたところにカエデが乱入し、テッキは一命を取り留めます。
しかしながら、この出来事がきっかけでカエデとエルバの同盟が解消されてしまいます。

カエデはサクラを殺すことも厭わない。エルバはサクラを殺したくない。

どちらの思いもわかるだけに本当につらいです。
テッキを殺そうとしたときに、ヤミに促されないと止めを刺す行動にうつれなかった、ってところに希望を見出したいのですが、厳しいかな……。

この物語、戦いが多く描かれているわけです。
悪魔を召喚して戦う中で、悪魔は気絶してしまえば消えていなくなるんだから、気絶させてレンズを奪えばいいんですよね。
本来ならそれで戦いを終えることが出来るはずなんです(再戦を申し込まれるとかは別として)。
なのに、死者多数になっていることを鑑みるとそれだけ魔王の手の平から抜け出すことができていないってことなんだろうな。

あとがきによると、次巻で<八眼争覇>自体に決着がつくよう。
そういう書き方をしているってことは<八眼争覇>決着後も何かあるってことなんですね。
いったいどうなってしまうのか。楽しみです。

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2冊

怪物王女(18) (シリウスKC)怪物王女 18/光永康則
十十虫は夢を見る 1 (ボニータコミックスα)十十虫は夢を見る 1/幹本ヤエ

怪物王女はすっかり買うの忘れてました。
下の十十虫は、表紙買いです。

2巻が平積みにされていて気になったのでとりあえず1巻を購入してきました。
読んでみておもしろかったら2巻を買ってこようと思ってます。

今日は本当は小説1冊読み終わる予定だったんですが、急に父の日のプレゼント買いにいくことになって読みきれませんでした。
いいところだったのに……。

結局プレゼントは決まらなくて、土曜日にもう1回見に行くことになりました。
あとで読んでしまおうと思います。

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ぬらりひょんの孫 7

ぬらりひょんの孫 7 (ジャンプコミックス)ぬらりひょんの孫 7 花開院三兄弟/椎橋寛
浮世絵町にやってきたゆらの兄とリクオが対決! 妖怪は絶対“悪”という信念のもと、攻撃をしかける兄に対し、仲間が妖怪だと思いたくないゆらは使命と友情の間で揺れる。そしてついに陰陽師の掟を破り…!?


ずいぶんと久しぶりのぬら孫です。
トリコの時に言っていた紹介したい作品とはこれのことです。


【第五十二幕 青と黒の戦士】【第五十三幕 懊悩】【第五十四幕 偽りの言葉】
【第五十五幕 だまし合い】【第五十六幕 正体】【第五十七幕 花開院ゆらの納得】

竜二VSゆら、竜二VS夜若。

竜二と魔魅流は連絡のとれないゆらに伝えることがあって京都から浮世絵町までやってきたわけですが、奴良組のある浮世絵町は妖怪が数多いて。
早速、青と戦ったりしてます。
油断していたとはいえ、青を倒すとはかなり強いってことらしいです。

陰陽師・花開院家の思想は「妖怪は絶対悪」。
だからこそ竜二はゆらとともにいたリクオに攻撃をしかけます。

ゆらはゆらで、今までの出来事から夜若と昼若の関連性に気付きかけていて。
というか信じたくなかった、ってのが正しいかな。

「僕は人間だよ!」の直後に竜二がゆらの前に現れるわけですが、これは本誌掲載時すごくハラハラした覚えがあります。
今じゃ竜二やゆらは妖怪たちと協力していますが、このころじゃそんなこと考えられませんでしたからねー。

竜二は、ゆらのように力押しではなく技巧を凝らすタイプ。
才能がなくて出来ないことを他の事でカバーしている、って感じなのかな?
ゆらの攻撃的な式神を多数同時に使うってのはかなりすごいことみたいです。

竜二の式神は水属性。言言をゆらとの戦いに、仰言はリクオとの戦いに使っています。
そのうち仰言=金生水の花なんだとか。
金生水とか思いっきり五行の話ですごい陰陽師っぽいなぁとか思っていたんですが、この時の説明が……。

「この世でもっとも腐食を促す液体は“酸”でも“王水”でもなく……純粋な水そのもの」(p75)

金生水=純度99.9999%=すごいんだぜ、ってな訳です。
これ単品だけ読んでる分にはなんら問題ないんですが、ジャンプ掲載当時のことを考えるとちょっとまずい(笑)

この話が掲載されたのは平成21年21号。
その前週である平成21年20号でトリコのココさんがボロボロになりながら巨大GTロボを王水を使って倒しているんです。
……タイミング悪すぎますよね。

竜二を倒すものの、リクオは魔魅流の攻撃を食らってしまいます。
止めを刺そうとする魔魅流でしたが、本家の妖たちが大集合し、不利を悟った竜二たちが引く形でこの場はお開きになります。

首無しかっこいいんですが、なんで彼が決めるときのセリフって書体変わるのかなー。
これ変わんないほうがいいと思うの私だけでしょうか。

竜二たちがゆらのもとを訪れた理由は花開院家の宿敵・羽衣狐が復活し、仲間が殺されたことで人手が足りなくなったからってことのよう。
ゆらもまた京都に戻ることになります。

最後2ページで、意味深なシーンが描かれているんですが、この女子高生・羽衣狐様ですよね?あれ?
アジアンビューティーでもクールビューティーでもないんですが。
ゆらもそうだったけど、初出の女の子なんでこんなに可愛くないんだろう……。
この時点ではしょうけらの方が美人です。


【第五十八幕 妖刀・祢々切丸 その1 浮世絵町綺譚 置行堀(おいてけぼり)】
【第五十九幕 退魔刀とキセル 妖刀・祢々切丸 その2】
【第六十幕 ぬらりひょんと珱姫 妖刀・祢々切丸 その3】

置行堀に妖刀をとられてしまった話と、祢々切丸を手に入れた経緯であり、祖母・珱姫との馴れ初めについて語られるの話。

その1はサブタイトルが浮世絵町綺譚というだけあって、番外編をちゃんと1話やってみたって感じ。
以前、番外編に登場していた妖怪夫婦も登場してます。

祢々切丸をとられたとしった鴆くんの吐血っぷりがすごい。
全焼した薬鴆堂は完成したようですが、もう血塗れです(笑)
というか、リクオが「ぬのハンカチ」持ってて「えー」ってなったんですけど。つららが持ってるときも違和感あったけど、夜若だと違和感半端ないですね。

その1は、過去編への導入ですね。
今まで普通に使われていた祢々切丸はいったいどこで手に入れたものなのか?ってとこから過去編へと進んでいきます。

若かりし頃のぬらりひょんはかなりかっこいいです。
今は亡き狒々様なんかもいて、ちょっと悲しい一方でテンションがあがるのも事実です。

珱姫は怪我を直す不思議な力を持つ美しい姫でありました。
妖たちに狙われるために、陰陽師にまもられ籠の中の鳥であった珱姫。
珱姫の元にぬらりひょんが通い、交流を深めていくってところで今巻は終了。

淀殿=羽衣狐なんですが、普通に怖いです。
小妖怪たちと遊びに興じている珱姫の姿は、3巻のカナちゃんを彷彿とさせるというか。
嵐の前の静けさでもないですが、本当に楽しそうな珱姫は見ていて嬉しくなりますね。
これから先、波乱が待ち受けているのですが楽しみです。
今回よりは間をあけずに紹介できたらいいなと思います。

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