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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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OVA 夏目友人帳 いつかゆきのひに

OVA 夏目友人帳 いつかゆきのひに


キャンペーンで旧作1本無料だったので借りてみました。
以前は書籍購入でだったんですが、今年は「書籍購入500円以上」と微妙に改訂されていました。


【いつかゆきのひに】
【特典映像 ニャンコ先生とはじめてのおつかい】

が収録されています。
どちらも秋から冬にかけてのお話です。

まずは、【いつかゆきのひに】
雪のちらつくある日、夏目は雪だるまみたいな妖、通称モコモコと出会います。
声(CV雨蘭咲木子さん)とシルエットはかわいいけど、よくみると不気味です(笑)

序盤の塔子さんと夏目のやりとりがかわいらしい。
塔子さんは本当にすてきです。

夏目はいろいろあってモコモコの探しものを手伝おうとするんですが、探しものの正体がわからず、手伝うにも手伝えないわけです。
それでも、どうにかこうにか探しものを見つけわけですが、モコモコの正体はそれを見つける=消えてしまうユキハナというもの。
刹那の出会いと別れを描いたこの作品は夏目友人帳らしい話だな、と思いました。

次、【はじめてのおつかい】
散歩の途中で夏目とはぐれたニャンコ先生が、はじめてのおつかい最中の幼い双子の兄妹に出会い、どうにか人のところへ連れていこうとする話。
ニャンコ先生サイドで中級、ヒノエ、ちょびが登場し、
夏目サイドで西村&北本、田沼、笹田ちゃんと多軌とほぼオールキャスト。rb (すっごい唐突ながら、名取さんと柊も登場してます)
【ゆきのひ】では登場人物が少なかったので、うれしい。

笹田ちゃんがでる度に、あ、ってなるのは私があまりアニメ版を見慣れてないからなんだろうなぁ。
妖怪たちが幼い兄妹の言っていることがわからず困惑する様には思わず笑ってしまいました。
視聴者からすると、タイトルを見るまでもなく「お使いだな」ってわかりますし。

そして、ニャンコ先生の行方を訪ねられた人間たちみんな「夕飯には帰ってくるだろう」という妙な信頼にも笑ってしまいました。
こういう機会でもなければ、見ることもなかったでしょうし、みれてよかったです。

キャンペーン自体はあと1月ぐらい続くようなので、またなにかしら借りてきたいと思います。

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伊藤博文邸の怪事件

伊藤博文邸の怪事件/岡田秀文
時は大日本帝国憲法発布前夜――
伊藤博文邸で起きた密室殺人。
史実の幕間に描かれる大犯罪図の共学の真実!!
やはり、このお邸は普通じゃない――
歴史小説の俊英が軽妙に描く新境地!時代の胎動の中、気品漂う本格推理小説。

大日本帝国憲法発布前夜、明治17年(1884年)の高輪、伊藤博文邸。
書生としてその洋館に住み込むことになった杉山潤之助の手記を、偶然古書店で手に入れた小説家の私。
そこには伊藤博文邸で起きた怪事件の様子が、ミステリー小説さながらに描かれていた。密室で行われた殺人、庭園に残った不審な足跡、邸のまわりをかぎまわる怪しい新聞屋、伊藤公の書斎から聞こえる物音、そして第二の死体……
相部屋の書生、月輪龍太郎と推理合戦を繰り返し、伊藤公の娘・生子お嬢様とその教育係・津田うめにふりまわされながら潤之助が見た事件の真相とは――


図書館で借りてきました。はじめて読む方です。
画像はハードカバー版が出なかったので文庫版ですが、手元にあるのはハードカバーです。


あらすじ、というかタイトルでもわかるとおり、伊藤博文邸を舞台にしたミステリーです。
小説家の"私"が、作品の語り手である"小生"が残した手記から小説に起こしているという体をとっています。

私、時代小説はともかく、歴史小説って苦手なんですよ。
でも、明治時代の話だしミステリーだしいけるかな?と思って借りてみたんです。

そう読みにくいわけではありませんでしたが、私の好みではありませんでした。
歴史が苦手な私でも聞いたことのあるような名前が登場し、おっと思う反面、それらは事件とは直接関係してこないので、そこまでガッツリ触れなくても……と思ってしまったんです。

でも、それじゃあ歴史小説にはならないのかもしれませんけど。

後はそうですね。
単純にミステリーとして、探偵役とワトソン役がいて自分たちが巻き込まれた事件を解決へ導いていく……、のかと思いきやそうでもないのも残念。
以前何かでも(多分、火村シリーズ)書いた気がするのですが、私は探偵役が事件を解決するのがみたいのです。
真相を明らかにするための過程で間違った推理が登場するのは、別にかまいません。
でも、そればっかりというのは、正直呼んでいてちょっとなぁと思ってしまうのです。

内容的にはこの1冊で完結していそうな話なんですが、図書館で続編らしき本が並んでいたんですよね。
特段、続きは読みたいとは思えないんですが、この設定でどう続きを書いたのかは気になります。
とても続きが出せるような設定ではないので、気が向いたらチェックしてみようと思います。

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図書館の魔女 上下

図書館の魔女 上/高田大介
剣でも、魔法でもない。
少女は"言葉"で世界を拓く。
本を愛し、言葉の力を信じるすべての人に!
ファンタジー界を革新する大作。ついに登場!
第45回メフィスト賞受賞作。

鍛冶の村に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館にクラス「高い塔の魔女(ソルシェール)」マツリカに仕えることになる。
古今の書物を繙き、数多の言語を操っては策を巡らせるがゆえ、
「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声をもたないうら若き少女だった――。

図書館の魔女 下/高田大介
世界に抗う少女の"言葉"を、少年は守りきれるのか。
智慧だけが、若き司書たちの武器だった。
2000枚の超弩級級リブラリアン・ファンタジー!
第45回メフィスト賞受賞作

「ことば」を身につけゆくキリヒトと、「ことば」を操る図書館の魔女・マツリカ。
二人だけの秘密が、互いの距離を近づけていく。
だが一方で、周囲の強国との緊張関係は高まるばかり。発言力を持つがゆえに、一ノ谷と図書館は国内外から牽制され、マツリカを狙う刺客まで遣わされる。
迫る危険と渦巻く陰謀に、彼らはどう立ち向かうのか。


図書館で借りてきました。
読み切れなくて一度借りなおしました(笑)


あらすじにもあるとおり、『図書館の魔女』と呼ばれる少女・マツリカとその従者であり手話通訳の少年・キリヒトの物語です。

この本の特筆すべき点はなんといってもその厚さです。
上巻650ページ、下巻800ページをそれぞれ超える大作です。
シリーズもので累計それを超えるものは多々ありますが、1話でこれだけ長いのはなかなかお目にかかれないですよね。

その分厚さからすでにとっつきにくいんですが、ページを開いてみたらさらにとっつきにくい(笑)
ページにびっしりと文字が並んでいるのです。しかもやたら難しい漢字や普段使われない表現が多い!

おもしろいかおもしろくないかで言ったらおもしろいんですよ。
動きはじめるとワクワクしながら読んでいけるんです。
でも敷居が高すぎるし、動き出すまでが長い。
せめて上中下巻になっていれば厚みは減るから手にとる人は増えそうな気はするんですけどね。
(さすがに文庫版は4冊になっているようです)

物理的な本の重さと文章の硬筆さに戸惑い、少しずつ読み進めようやく読み終えた時の達成感はハンパなかったです。
まさか、国家間の関係を変えるまでのスケールの大きな話になるとは……。
途中途中で入る作者の言葉――読者ならとか、キリヒトは気づいていなかったとか、ここで二人で情報交換をしていたらとか――にはちょっとうんざりしてしまいましたが(笑)


「キリヒト」の役割、あの人が敵だったことあたりは読んでいて違和感を覚えていたので、事が明らかになったときは「やっぱりか」と。
こういうの気づけるとなんだか嬉しいです。

続編がありそうな終わり方してて、実際に続編が発売されているようです。
烏の伝言という本で、地元図書館においてありました。
ただ、登場人物紹介にキリヒトの名前がなかったんですよね。どういう話なのか気になります。

でもそちらも結構な厚さの本だったので、ちょっと間をあけてから借りてきたいと思います。
さすがに、3連続で分厚い本は辛いです。

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