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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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うえきの法則 3

うえきの法則 (3) (少年サンデーコミックス)うえきの法則 3/福地翼
“自分でゴミと認識した物を木に変える能力(ちから)”を与えられた中学生・植木耕助。
“中学生に世界を託し、とんな法則(才能の設計図)を持つ奴が世界を変えるのかを見るバトル”で、次々にやってくる能力者たちと戦う!
小林先生(コバセン)の家で“植木の法則”を見つけ、才が減ったり増えたりすることを発見した植木たち。
彼らの前に…ついに最大最強の能力者、ロベルト・ハイドンが現れた!!


ちょっと久しぶりのうえきです。前巻が昨年12月ですから。
これでうえきも3冊目なので、福地さんのカテゴリ作りますね。


【第19話 初めまして!】【第20話 赤と青】
【第21話 ある一瞬】【第22話 ホントの出会い】

植木VSロベルト、そしてコバセンと植木の出会いについての話。

優勝候補とされるロベルト。
ロベルトはBJを倒しているのですが、そのときにBJは植木の名を語ったんです。
そこからロベルトは植木に興味を持ち、接触してきます。

しかしながら、コバセンが忠告していた通り、ロベルトと植木では力に差がありすぎました。
一方的にやられ、上空から落とされこのまま地面に激突したら死んでしまう、というところにコバセンに助けられます。

が、神候補はいかなる場合もバトル中の手助けを禁じられています。
ラファティ(水を炎に変えた平のところの神候補です)と同様、コバセンも地獄行きになってしまいます。

植木救出から地獄行きまでのわずかな時間に語られた植木とコバセンの出会いが語られます。

コバセンが認識していたのは、植木が小6の冬の話だったんですが、しかし実際はもっと前に2人は接触していたんです。
植木の台詞と情景から小5夏くらいの話なのかな。
このときも、植木は落下したところをコバセンに助けられていたんです。

コバセンは植木に「こんなバトルやめちまえ!! お前の好きなように生きろ!! お前の人生だ!!」と言葉を残し、ロベルトを道連れに地獄へ落ちていってしまいました。


戦う相手がいなくなったことで、森が植木を引きずって帰っていったってところで次話へ。


【第23話 木の大魔王】【第24話 コバセンの遺言(メッセージ)】【第25話 新担当】
【第26話 215対8の戦い】【第27話 よっちゃんの正体】【第28話 頭には頭だ!】

新神候補が登場する話。

24話のタイトルが酷いですね。コバセン死んでないのに(笑)
後々登場しますから。

新担当はよっちゃんこと淀川。
この人は植木に棄権してほしいんです。
それというのもロベルトの神候補・マーガレットとの裏取引で参謀として神補佐の地位が約束されているんだとか。

そして、植木のおかれている状況がひどく厳しいことが明らかになります。
「植木の法則」にある植木の才の数は11。
他の能力者の平均値は160。
それだけ見ても植木の才の少なさがわかります。
しかも、子どもを助けるためにさらに3つ減らしてしまって、残りの才は8つ。

その状態でボーロ・Tと戦うことに。
ボーロ・Tの才は215。能力は「頭をダイヤモンドに変える」。

計算上とても勝てるとは思えなかった相手ですが、植木はなんとか勝利します。
そして、コバセンが願っていた正義を持ってバトルを突き進んでいくことになるんですね。


おまけに「清一郎くんとオッサン。」なる2ページの漫画が収録されています。
タイトルでわかるとおり、佐野とおっさんしか登場しないんですが、嫌いじゃないです(笑)


バトルはこれからどんどん加速していくんだろうな。
楽しみです。

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ゴーストハント 3 乙女ノ祈リ

ゴーストハント3 乙女ノ祈リ (幽BOOKS)ゴーストハント 3 乙女ノ祈リ/小野不由美
狐憑き、幽霊、スプーン曲げ。
女子校で巻き起こる異常現象の数々。事件の中心に潜むものとは?
そのクラスには呪われた席がある……。
大反響!! 「ゴーストハント」シリーズ第3弾。大幅リライトによって、謎と恐怖が、さらに濃厚に!

「この学校の三年生にいるの。超能力少女が」
狐狗狸(こっくり)さんによる狐憑き、美術準備室に出る幽霊、部室のポルターガイスト現象、坐ると事故に遭う席。SPRへの立て続けの依頼は、すべて女子高・私立湯浅高校からのものだった。学校へ赴いたナルたちは、超能力を使うという少女に出会う。彼女が放った呪いの言葉とは? 尋常ではない数の異常現象。原因を追うナルと麻衣の前に立ちはだかる、何者かの邪悪な意思!


図書館で借りて来ました。
小野不由美さんの作品はこれで3つ目なのでカテゴリ作りますね。


今回の舞台は、あらすじにもあるとおり学校です。
伝統のある女子高。
そこで起こった様々な現象にナルたちが挑みます。


本当に様々な現象が起こっていて、作中の人物たち同様つながりが見えなくてもやもやしていました。
今回、メインとなるのは超能力。
というかスプーン曲げといった方が正確かもしれません。

若干、時代を感じました。
初っ端の土曜日の学校にも懐かしく感じたのですが、ユリ・ゲラーのスプーン曲げとか話でしか聞いたことないですもん。
あ、あとポケモンのユンゲラーがユリ・ゲラーから来ている云々くらいでしょうか。
ポケットモンスター モンスターコレクション AG # 064 ユンゲラー

正直、犯人については結構序盤から予想がついていました。
まあ、推理とかそういう論理的なものではなく、「この人怪しくない?」「きっとそうだろうな」程度ですが。
登場人物こそそれなりに多いものの、犯人となりえる人物は少ないので私でもわかったんですね。

でもさすがに動機はわかりませんでした。
作中で説明されて「そういうことだったのかー」と。
この作品は別にミステリじゃないので、それはそれでいいんですけどね。


伏線らしきものが非常に気になります。
リンさんのスプーン曲げに対する反応だとか、ナルが呟いていた(「……がいれば」)こととか。
麻衣の夢もそうだと思うのですが。

そして、麻衣が超能力者であることが判明して終わっています。
典型的なESP(超感覚)っぽいですね。
不安定というか、危機に反応するようになっているようなんですが、これってこれから先もっと危険な目にあうための布石なのかなーと勘ぐってしまいました(笑)


このシリーズはちゃんと図書館で最後まで買ってくれているようなのですが、人気があるようでなかなか借りられません。
気長に待ちたいと思います。

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風の陰陽師 2 ねむり姫

風の陰陽師(二) (ポプラ文庫ピュアフル)風の陰陽師 2 ねむり姫/三田村信行
ある日、都に不吉な黒い雪が降り、やがて暗い闇に閉ざされた。
一方、密かに想いをよせる中納言家の娘、咲耶子が御門に見初められ入内することを聞き、衝撃を受ける晴明。しかし姫は“闇の陰陽師”黒主の呪術にかかり、眠りについたきり目覚めない。晴明は、都と姫、大切なものを守ることをできのか――。
少年晴明が、困難のなか秘めた力に目覚め、一人前の陰陽師へと成長していく物語。単行本未収録の番外編「旅の宿」収録。


図書館で借りてきました。 これの続きですね。
相変わらず密度が濃いというか、なんというか。
ちょうど手元に同レーベルの陰陽屋があったんで比べてみたんですが、厚さはそう変わらないんです。
ただ1ページあたりの文字数が違うんですね。
だから思いこみでもなんでもなく文章量はこちらの方がかなり多いみたいです。
(ちなみに風の陰陽師は18行×40字。陰陽屋は15行×38字でした。)


今回は都に黒い雪がふるというところから始まります。
なんとも不吉な現象ですが、これはやっぱり凶事発生の知らせでしかなかったんですね。

闇の孕み子なる化け物が現れて、都中を恐怖に陥れ、御門に見初められた咲耶子様を陥れようとするものたちが現れたりするわけなんですが、読んでいて少年陰陽師を思い出してしまいました。

晴明と咲耶子姫の関係が窮奇編の昌浩と彰子っぽいんですよ。
夜の都を守り、思いを寄せた姫に2度と会えなくなることがわかっていても、姫を入内させるため奔走する。
やってることは全く同じなわけです。
正直、昌浩の方が見ていて辛かったです。


今回は、平安貴族たちの権力争いにおけるどろどろが垣間見えました。
咲耶子姫を入内させたくないがために、夢魔を仕掛けてみたり、自分たちの力を効果的に見せるためだけに、罪のない町人たちが死ぬのを放置していたり。

道満に至っては、殺されかけたことに気づいていない(というか気づきたくないのかな?)ですし。
保憲は父の行動に疑問を持ちながら、それを突き詰めようとはしていない。

物語的にもこのまま放置するわけにもいかないだろうし、若者たちに困難が待ち受けているようですね。


鷺麻呂が可愛かったです。
赤眉に喧嘩ふっかけて負けたら何度も謝って、道満が黒主の手で眠りにつかされたことを知らないから、道満を探しまわったり(敵であるはずの晴明のところまで来ちゃうんですからすごいですよね)。
道満の方も鷺麻呂には優しいから余計テンションあがってしまいます。


いつの日か黒主と晴明が戦うときがくるようなんですが、そのときには道満も仲間になっていたらいいなぁ、と思いました。
3巻が図書館にあることを祈りたいと思います。

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