忍者ブログ

(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ドラゴンラージャ 4 要請

ドラゴンラージャ〈4〉要請ドラゴンラージャ 4 要請/イ・ヨンド(訳/ホン・カズミ)
首都バイサスインペルは、はなやあな祝祭日。宿でくつろいでいると、ペテン師が現れたが、ネリアの大胆な行動で、追いはらうことに成功した。翌日、イルリルが去り、ついに王城で国王に謁見する一行。ところが、国王の関心事は、隣国ジャイファンとの戦争のことだけだった。ため息をもらしたカールは、国をゆるがす事実をゆっくりと語りはじめる。

首都で待ちうけていた運命の扉。国家をこえた因縁が大陸を飲みこむ!


図書館で借りてきました。
毎度のことながらこの本分厚いです。
私がこの作家さんに慣れたってこともあるんでしょうが、物語の内容がなかなかおもしろくなってきたので今回は結構すらすら読めました。


今回は【第5章 復讐の黒い手】がまるまる全部と、【第6章 トップメイジ】のはじめ2幕が収録されています。

長かった旅もようやく目的地・首都バイサスインペルに到着します。
彼らの旅路でさまざまなことが起こったので忘れてしまいそうになりますが、彼らの旅の目的は「首都に赴き王にホワイトドラゴンが負け、人質がとられたことを報告し、身代金を借りてくること」だったはず。

フチたち――というかカールか――は意外とすんなりと国王と謁見することが出来ました。
なんでも、ドラゴンについてはまず国王に報告しなければいけないらしいです。


しかし、国王がいい加減というかなんというか。
前巻で登場した放蕩元王子キルシオンの言葉からして、もっとすばらしい人物なのだろうと思っていたのです。
が、キルシオンと国王が最後にあったのが、6年前らしいのですが、それだけあれば人は変わってしまえるものですからね。

仕方ないとはいえ、落胆してしまいます。

カールの頭の良さはわかります。でも、それをああいう形で利用しようとするのはちょっといやですね。
普段優しい、というか冷静な人が怒ると怖いです。


そして、パーティメンバーも入れ替わっています。
イルリルは自分の目的地であるデルハーパに向けて旅立ちます。
スパイであり捕虜となっていたウンチャイは国王に引き渡されます。

キルシオンと合流し、行動をともにすることになります。
再登場するとは思っていましたが、まさかこんなに早いとは。

今回再登場したのはキルシオンだけでなく、2章で登場したアフナイデルやエクセルハンドもまた登場しています。
まさか、こんなに重要な人物だとは思いませんでした。
やっぱり、登場人物紹介載せて欲しいです。
その巻で登場する人物よりも以前に登場した人物の基本的な情報を載せてくれた方が読む側としてはありがたいです。
長い物語なだけあって、登場人物もそれなりに多いですし、初期に登場したキャラクターを最後まで細かく覚えていられる自信がありません。


そして、キルシオンの目的であった魔法剣の鞘を買いに行ったところで大変なことが明らかになります。
それは、宝石が出回っていないということ。

その理由はドラゴンが目覚めようとしていて危険なためドワーフたちが採掘をやめていたから。
クリムゾンドラゴン・クラドメッサが目覚めたらどうなってしまうのかわかったものではありません。
だからハルシュタイル家の最後のドラドンラージャであるだろう赤毛の十代後半の少女を探すことになるようです。

思っていたより簡単に首都についたな、と思ったのですが、これから先もまだまだ波乱がありそうですね。

にほんブログ村 小説ブログ 小説読書感想へ ブログ王 ブログランキング

拍手[0回]

ちんぷんかん

ちんぷんかん (新潮文庫)ちんぷんかん/畠中恵
「私ったら、死んじゃったのかしらねえ」長崎屋が大火事に巻き込まれ、虚弱な若だんなはついに冥土行き!?
三途の川に着いたはいいが、なぜか鳴家もついてじて――。兄・松之助の縁談がらみで剣呑な目に会い、若き日のおっかさんの意外な恋物語を知り、胸しめつけられる切ない別れまで訪れて、若だんなと妖たちは今日も大忙し。くすくす笑ってほろりと泣ける「しゃばけ」シリーズ第六弾。


文庫最新刊を購入して、そういや最近読んでないなぁと思ってひっぱりだしました。
前巻を紹介したのが、7月なので結構あきましたね。


『鬼と小鬼』
火事に巻き込まれて、若だんなが三途の川のもとにいってしまう話。

若だんなが三途の川が2回目で云々って話を読んで、そういやそんな設定だったなぁ、と思い出しました。

若だんなは死んだわけではなく、瀕死だったのでなんとか三途の川から現世に戻ってくるのですが、本当にみんなに愛されていますね。
途中まで一緒にいた冬吉がいつの日かまた登場してくれるといいな。

こういう縁ってのちのちにつながりそうな気がします。


『ちんぷんかん』
広徳寺の寛朝のお弟子さん・秋英の話。

妖退治で有名な寛朝は奔放で、弟子とはいえ妖退治の方法を教えてもらうわけでもなく。
「たまたまそこにいたから弟子にされた」のだと思っていた秋英だったのです。

しかし、ちゃんと弟子にした理由もあって、秋英のことも信頼していた、と。

結構好きな話です。
自分の見ているものが妖だと気付いていなかった(というか認めていなかった?)秋英ですが、これからはちゃんと弟子らしいことをしていくんだろうなぁ。


『男ぶり』
若だんなの母・おたえの娘時代の話。

兄・松之助さんの縁談話が持ち上がっていて、そこから両親の話へと話題がうつっていきます。
おたえには多くの縁談があったのに、何故、店の手代だった藤兵衛が婿となったのか。

なんというか本当にお父さん良い人ですね。
でも、いい人で終わらせなかったのですからすごいです。

最後の結びには妙に納得してしまいました。
それが普通だったから今もあれが普通になっているってのもあるんだろうなぁ。


『今昔』
若だんなが式神に襲われる話。

陰陽師が登場します。
そして、陰陽師・七太夫が松之助さんの縁談先である玉乃屋に出入りして何をしているのか、という話。

江戸にも陰陽師っていたんだなぁ、というのが正直な感想です。
やっぱり陰陽師って平安が有名じゃないですか。
現代もので登場するのはそこまで驚かないんですが、江戸で登場されるとちょっと驚いてしまいますね。

最後、貧乏神の金次が七太夫に取り付いたのには、自業自得としかいえないのかな、と。


『はるがいくよ』
桜の花びらの精・小紅がやってくる話。

すごく寂しい話でした。
赤子としてやってきた小紅。その成長はすごく早くて。
わずか半月ほどで、成長し消えていってしまうのです。

どうにかしてその短い寿命をのばしてやりたいとあちこちに相談するわけですが、人間にそんなことができるわけもなく。
小紅は去っていってしまいます。

若だんなは寂しいんですよね。
松之助さんは分家――結婚して家を出て店を始めることが決まったし、三春屋の栄吉さんも修行に出るという話が進んでいるよう。

いつまでも同じじゃいられない。
それはわかっているけれど、寂しい。
こればっかりは仕方ないですね。

そして、桜の花びらと人間の寿命の差を実感すると同時に、人間と妖の寿命の差を実感した若だんな。

仁吉たちがいっていた通り、神の庭にいけば若だんなは苦しむことはないし、死ぬこともないのでしょう。
でも、若だんなはその道を選ぶことはない。

ほのぼのだけではなくなってきたシリーズですが、これから先がすごく気になります。

にほんブログ村 小説ブログ 小説読書感想へ ブログ王 ブログランキング

拍手[0回]

ノベライズ他

大長編 べるぜバブ2 ベルベル☆タイムトラベル 時をかけるベル坊 (JUMP j BOOKS)ベルベル☆タイムトラベル 時をかけるベル坊/SOW(原作/田村隆平)
ころころろ (新潮文庫)ころころろ/畠中恵

2冊買ってきました!
べるぜの小説はあったのですが、ジャンプ系のコミックスはまだ置いてなかったので月曜日にでも買ってきます。


おジャ魔女どれみ16 (講談社ラノベ文庫)おジャ魔女どれみ16/栗山緑(原案/東堂いづみ)

というか今すごくこれがほしいです。
なんでも16歳になったどれみたの様子が描かれた続編なんだとか。

当時小学生でアニメを夢中になってみていた身としてはこれは買うしかないだろう、と。

こちらも月曜に見てきたいと思います。
そして、この続編の存在を母に話したら「買ったら貸して」と。
多分、妹も読むんじゃないかなーと。

今から楽しみです。

ブログ王 ブログランキング ブログランキング・にほんブログ村へ

拍手[0回]

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

ad


ランキング



ブログランキング・にほんブログ村へ

カテゴリー

バーコード

ブログ内検索

プロフィール

HN:
柊木かなめ
性別:
女性
職業:
北海道のド田舎に住む会社員
趣味:
読書
自己紹介:
隠れ腐女子・柊木かなめのだいたい感想ときたま日常。
腐った視点からの感想もあるので苦手な方はご注意してください。
ツイッターやってます

何かあればこちらから→お問い合わせ

※当ブログはamazonアソシエイト並びにGoogleアドセンスを利用しています。
詳しくはこちら

ブログ村ランキング

広告

マクロミルへ登録 忍者AdMax

アーカイブ

Copyright ©  -- (腐)的感想文 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]

PR