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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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夏休みの宿題2015年8月版

毎年恒例(?)読書感想文関連の検索ランキング8月編です。
本当は昨日あげてしまいたかったんですが、諸事情により遅くなってしまいました。
ルールは検索ワードで作品名(誤字脱字略称含む)+「感想文」、「読書感想文」、「○○を読んで」といったそれっぽいものを読書感想文探しの方と判断し集計しました。
作品名+「感想」、「レビュー」の方は一年通しているので除外しています。
シリーズものは1つにまとめてあります。

ちなみに2013年その1その22014年まとめです。
今年の7月分もあります。


【1位】都会のトム&ソーヤ 113
【2位】神様の御用人 108
【3位】僕とおじいちゃんと魔法の塔 107
【4位】ねこまたのおばばと物の怪たち 85
【5位】サマーウォーズ 61

となりました。
次いでガフールの勇者たち園芸少年アート少女カゲロウデイズとなっています。

今年はまちトムが強いです。何があったんでしょう?
ただ、ゲーム・ブックで検索されてきた方もいて驚きました。
ゲームブックで読書感想文ってありなの?と。

他はそうですね。
「(作品名)+印象に残ったセリフ」とか「(作品名)+作者の言いたかったこと」とか検索されてる方もいました。
それこそ調べるのではなく、自分で思ったことを素直に書いてはいけないのかな?と。

最初の授業で提出される方の検索があと1週間ほどあるので、それの集計もして最終結果を出したいと思います。

ついに魔法の塔が首位を明け渡すことになるのか否か。
楽しみです。

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掟上今日子の推薦文

掟上今日子の推薦文/西尾維新
企む芸術家。立ちはだかるは、記憶を持たない名探偵。
 二億円の絵が二百万円に!
画家の卵、巨匠を巻き込み、事件はさらに凶悪化し――?
忘却探偵・掟上今日子。
彼女の記憶は眠るたびにリセットされる。
今日子さん、忘れる前に、謎を解け!
タイムリミットミステリー

美術館で警備員を務める青年・親切守(おやぎりまもる)。
彼が警護するエリアには訪れるたび、決まってある絵の前で立ち止まる白髪の美女がいた。
彼女は掟上今日子。
またの名を、忘却探偵。
二人は警備員と観覧客のはずだった。
美術品を巡る、数々の難事件が起こるまでは――!
西尾維新がおくる新ヒロインは、美人聡明、お金を愛する名探偵!


妹から借りました。
備忘録に続き、シリーズ2作目になります。


【第一章 鑑定する今日子さん】
【第二章 推定する今日子さん】
【第三章 推薦する今日子さん】

が収録されています。
前作は短編連作でしたが、今作は長編?でした。

読み始めて驚いたんですが、このシリーズ語り部は固定ではないんですね。
前作で登場した厄介は一切登場しません。

今作の語り部は帯にもある通り、警備員として働いていた親切守青年です。


読み終わった感想として、どれもこれも予想の範疇だったな、でした。
西尾さんの作品の割には、小さくまとまってしまっている感が強くてちょっと残念な印象が強かったです。

二億から二百万円へと変わった理由、エレベーターを利用しなかった理由、そして和久井翁を害した犯人もどれもこれも普段推理小説で推理しない私でも想像できるレベル。
読んでる最中はそれはそれで面白いんですが、読み終わると「それだけ?」となってしまったのがちょっと。

でもまあ、西尾さんだからとハードルがあがってる感は否めませんけどね(笑)

作中で登場したアトリエ荘に、一瞬僕とおじいちゃんと魔法の塔に登場する岬の塔を思い出しました。
まあ、アトリエ荘が画家しか受け入れなかったことを思うと、塔は本当に何でもありだから性質はだいぶ違うんですけどね。


この作品の時間軸ってどうなっているんでしょう。
今日子さんの記憶が1日しか持たないという設定上、今日子さんの反応で時間軸を推定することは不可能です(季節ぐらいはわかるかもしれないけど、年は無理かと)。
前巻で厄介といい感じになっていたので、今回も親切青年とデートしてたりしてうん?と。
今日子さんが恋多き女というか、小悪魔っぽいなぁ、と。
まあ今日子さんからすると、以前の相手は覚えてないのでしょうから仕方ないんでしょうけど。

つい先日、3作目の『掟上今日子の挑戦状』が発売されたわけですが、そちらの語り部はいったいだれなんでしょう?
第3の男が登場するのか、また厄介か親切くんが今日子さんに付き添うのか(二人が顔を合わせるのも見てみたいですが難しいかな笑)。
妹が3巻を買う予定があるのかは不明ですが、いつか続きを読みたいです。

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はるなつふゆと七福神

はるなつふゆと七福神/賽助
会社をクビになって自堕落な生活を送る都冬のもとに、小さな老人2人があらわれた! その正体はなんと七福神! しかし、七福神は七福神でも福禄寿と寿老人というかなりマイナーな神様だった…。知名度が低いことを悩む二柱に、ネットを使ったPRを頼まれた都冬。「――お二人の名を広める事が出来たら、私の願い事も叶えて貰えますか?」そうして、都冬と神様たちの可笑しな生活がはじまった…!


この本は、実はまだ発売前の本だったりします。
ブクログからいただいた見本品とのことなので、製品版とは多少違うところもあるようです。
それでもかまわない方に感想を読んでいただければと思います。


あらすじにもある通り、元OLの榛名都冬(はるなつふゆ)のもとに神様がやってくるところから物語は始まります。
自分自身の願いを叶えて貰うことを引換に七福神の中でもマイナーな二柱の知名度を広げようとする、ってところがスタートです。

なんですが、神の力というのは信仰されていてナンボです。
神様の御用人夏目友人帳の露神でも、マイナーどころならぬら孫の千羽様でもいいですが、信仰心の薄れた神には大した力がないってのは題材としてよく語られますよね。
この作品でもそれは同じです。

七福神というメジャーな団体でありながら、福禄寿と寿老人はかなりのマイナー。
時代によっては同一視されたり、外されたりしていたこともあるんだとか。
そのため、他の神の力を借りて先に都冬の願いを叶えて貰おうとしたりもするもののその神たちにもお願いをされてしまい中々当初の目的はかなえられないんです。
貯金を食いつぶしながら、神様たちの願いをかなえようと、隙を見て自身の願いを叶えて貰おうとする話。


この作品って、本のサナギ賞優秀賞受賞作。
本のサナギ賞自体は、現役書店員さんたちを審査員として、この本売りたい!ってのを期待を込めてめちゃくちゃ押すよっていう賞。

読んで思ったのは、確かにこれはサナギだな、と。

デビュー作であるということを差し引いても展開もキャラクターも詰め込みすぎな感じが否めませんでした。
敢えて残したであろう伏線を除き、きちんと伏線も回収されていて本としては問題ないんですけど、ごちゃごちゃしすぎかな、と。
いきなりバトルになったのは本当に驚きました。

都冬が恋心を抱いている仁谷くんが全く魅力的に感じなかったのが非常に残念。
「内角の和」の話に関してははいい話だなと思うし、それを聞いて都冬が彼に恋してしまうのはわからなくはないんです。
でも、それを何年も引きずってかつ神さまたちのせいとはいえ、かなり酷い目にあわされてそれでも、っていうのは本気でわからなかったです。

というか、仁谷くんサイドの話が一切わからないこともあり、彼はなぜあんなことをしていたのか……。

全体的に惜しいなと思わされる本でした。
デビュー作でこれなら……とも思うのですが、妖怪やら神様やらって今ブームなので、この手の話って本当に多いんですよね。
どこかで読んだような話という印象がぬぐえなかったです。

自分自身でこの本を買うことはないでしょうし(基本買うなら文庫派なので)、この機会に読めて良かったです。
見本品なんて珍しいですし、それがいただけただけでも本好きとしては嬉しかったです。

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