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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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とある魔術の禁書目録 8

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈8〉 (電撃文庫)とある魔術の禁書目録 8/鎌池和馬
 ここは、学園都市の全女子生徒が羨望の眼差しを注ぐ名門女子校・常盤台中学。もちろん通う生徒は全員“お嬢様”である。
 その“お嬢様”のひとり、御坂美琴が体育の授業後に、汗をかいた身体を洗おうとシャワーを浴びていると、隣から一人の少女が声をかけてきた。
 白井黒子。学園都市の治安を守る『風紀委員(ジャッジメント)』であり、空間移動(テレポート)能力を持つ大能力(レベル4)の少女。彼女は、美琴を放課後のショッピングに誘う。
 ――それが、黒子の長い長い一日の始まりになった。お姉様・御坂美琴の本当の姿を知る、長い長い一日の……。
 お姉さまと“あの殿方”が交差するとき、白井黒子の物語は始まるのですの!?


昨日読み終えていたものの紹介できなかった禁書目録8巻です。
今回は上条さんの活躍が少ないです。黒子を救っているとはいえ、無傷ですむ程度ですからね。

表紙あらすじからもわかる通り、今回のメインは御坂美琴の露払いを自称する百合少女・黒子です。

冒頭で婚后光子が出ててちょっと笑ってしまいました。
超電磁砲はアニメしか見てないのですが、あの子はすごいです。
そして、アニメでは最終決戦まで隠されていた婚后さんの能力がすぐに明らかになっていて「あれー?」と。
まあ禁書目録では脇役の脇役でしかないってことなのかな?


黒子がメインの話ということもあり、初春も登場します。
「風紀委員(ジャッジメント)第一七七支部」なんかも登場し、超電磁砲を見た身としてはけっこうテンションがあがってました。
が、いろいろつっこみたかったですね。
支部のセキュリティが思っていたよりしっかりしているらしくって佐天さんは勝手に入り込んで入り浸ってたけどな、とか思ってしまいました。佐天さんかわいいからいいけども。


今回、黒子が相手にする敵はレベル4の座標移動(ムーブポイント)能力者・結標淡希(むすじめあわき)。
黒子と同じ空間移動系の能力者なんですが、黒子が自分や自分の触れたものを移動させる(点O→点A)のに対し、結標は遠く離れたものを別の場所に移動させる(点A→点B)能力。自己転移もやろうと思えば出来るけれど、過去のトラウマから連続移動は難しく、なるべくなら使いたくないってところでしょうか。

結標の能力の説明を聞いていると、同じ瞬間移動能力って設定でも絶対可憐チルドレンとは全然違うんだなー、と。
何巻だったか忘れましたが、皆本さんが「テレポーターは転移先に危険がないか無意識のうちに予知しているともいえる」みたいな話をしていたんですよ。
結標の説明だと、そういうことはないみたいですからね。


一方通行(アクセラレータ)と打ち止め(ラストオーダー)のやりとりが可愛らしかったです。
そして、作者があとがきでアクセラレータの性別をぼかしているのはなんでだ。
巻末に収録されている設定画集のネタ(鈴科百合子)のせいなんだろうか。ネタとしてだけではなく、
アクセラレータは実は……ってやる予定があったのかな。わかりませんね。


御坂妹こと10032号。
彼女がアクセラレータにボコボコにされてからまだ1月たってないって設定なんですね。
だから上条さんに助けを求めにいくだけでふらふらになってました。

そう考えるとアクセラレータの元気っぷりがすごい。
VS上条は打撲擦り傷程度でしょうから、半月で動き回れるのに支障がなくなるってのはわかります。
でも、ラストオーダーを助けたときにおった傷はかなりひどかったですよね。
頭部を撃たれて半月で動き回れるってのはすごいな。
5巻の感想のときちらりと書いていたラストオーダーのバックアップ。本当にあったよ。
そうですよね。ミサカネットワークは情報を共有しているんだから、記憶も情報として共有していないとおかしいって話ですよね。
納得です。
でも、これアクセラレータ恥ずかしいだろうなぁ。


今回、上条さんの活躍は結標の力によって壊されようとしていたビルの崩壊に止め黒子を救ったことだけ。
結標はアクセラレータが倒してしまいますから。
確かにアクセラレータの能力は全盛期に比べたらかなり劣っているのでしょう。
ミサカネットワークによる外部演算処理が行われていないとまともな会話が出来なくなるほどですからね。

でも、それがどうした。と言ってのけてしまう彼が非常にかっこよかったです。
それだけ、レベル4とレベル5の間の壁は大きいものなんでしょうね。そして劣化してなお、第一位の力は健在ってことなんですね。


上条さんって男子高校生なんですよね?
もうちょっと女の子の体に興味もってもいいんじゃ?とか思ってしまいました。黒子も御坂妹(オリジナルもか)も中学生だから上条さんのストライクゾーンに入ってないってことなのかなー。
その辺はわかりませんね。


『樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)』の『残骸(レムナント)』をめぐる戦いはアクセラレータの手によって集結しました。
これで絶対能力進化実験(レベル6シフト)の再始動されることはないでしょう。
けど、世界各地に散らばったシスターズってきっと何かの伏線なんですよね。
そう考えると「ミサカ」さんの苦悩することはまたありそうです。

今度は上条さんがちゃんと活躍してくれるといいな。

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新聞広告出てたから、売っててもおかしくないんですけどねー。
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docca 2

docca(2) (アヴァルスコミックス)docca 2/渡辺祥智
虹ヶ丘町の七夕は…ちょっと訳アリ☆
やっと馴染みはじめた「どっか」な出来事。
でも虹ヶ丘町にはもっと複雑なナゾが…?
軽妙洒脱!待望第2巻!


以前紹介した作品の続編です。
裏表紙の幼少守屋先輩がその向こうの向こう側のヴィリットにしか見えない。
目の色とかはさすがに違いますけどね。


【#6 あるひ】
まひるの日常を描いた話。

まひるはえっと母親のいとことそのおばあさんのところで下宿しているんです。
下宿の定員がどれくらいなのかもよくわかってませんが、とりあえず「どっか」からやってきた魔女・ムムさんが下宿仲間なようです。

まひるの弟・正午くんは体が弱いって設定ですが、そのうち遊びに来るんだろうなぁ。
でもこの感じだと本当に虹ヶ丘町が「どっか」と繋がっているってのは有名な話だったんですね。
まひるちゃんは世間知らずなのか……。


【#7 三丁目の勇者】
「どっか」からやってきた剣を抜く話。

まあ、この剣に関してはメロウから来たということがすぐわかるんですけどね。
ラーメン屋の前に落っこちてきたから、抜いた人にはラーメン1年間食べ放題券がプレゼントされることになったり、伝言ゲームがわけわかんないことになったりとグダグダな話。

メロウの英雄さん、わりと好きです。
この人、再登場しないかなー。

これくらいグダグダな話も渡辺さんらしいですね。


【#8 星の日】【#9 星の人】【#10 想像創造妄想】
七夕の話と先輩たちの過去が少し明らかになる話。

7月7日というのは虹ヶ丘町が「どっか」と繋がった日なんだそうです。
そして、「流れ星」によって犠牲者が出た日。

そうですよね。前巻でまひると八王子くんが見に行った「流れ星」はかなり巨大なもの。
あれがいきなり空中に現れ落ちてきたというのなら逃げられず犠牲になった人物がいてもまったく不思議じゃないんですよね。

そして、その事故現場に守屋先輩と星川先輩は居合わせていた、と。
星川先輩については、すごく悲しいとしかいえません。

守屋先輩が気付いていない仮初の平穏。これで守屋先輩が気付いてしまったときいったいどういうことになってしまうのでしょう。
今でさえ、かなり不安定なのに下手したら壊れちゃうんじゃ……。

さらに、烈花の過去もちらりと。
烈火の写真立てに飾られている写真にうつっているのは幼い烈火と博士ともう一人。
その人こそが「先生」であり、先生は「どっか」にいってしまったってことなんだろうな。
そして烈火は先生を探しに「どっか」に行きたいと。


この辺を読んで思ったのは「やっぱり」でした。
いや、今までの渡辺さんの作品傾向上、ただのほのぼので終わるわけないんですよ。
銀の勇者のアルしかり、funfun工房のピスターシュ王子とマリーしかり、その向こうの向こう側のヴィリットしかり、花全般しかり。
ぜったい、どこかで救いようのない悲しい出来事を入れてくるはず、と覚悟していたんです。
……それでもやっぱり重いし悲しいなぁ。


【#11 夏休み】
みんなで思い出作りをする話。

「docca」は虹ヶ丘町から外に出れないから、八王子くんのために海ごっこをするんです。
その光景自体はほのぼの平和な感じなんですが、星川先輩と守屋先輩の会話がすごく意味深。
前話で星川先輩の秘密が明らかになっているからこそ、そう感じるんだろうな。


この作品がどこまで続くのかわかりませんが、少しでも幸せな終わりを迎えてほしいです。

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