忍者ブログ

(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 11

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 11 (ジャンプコミックス)ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 11 救出作戦/西義之
イサビの強襲に使者を召還し応戦するペイジ。だが発動された魔法律新ルールの影響でペイジの身体が!? 一方、攫われた今井の救出のため、毒島の遠隔魔法律により「箱舟」が潜む吼千峡へと潜入した梅吉と七面犬だったが!?


先月のうちに紹介しようと思っていたのに、紹介し損ねたムヒョロジです。


【第86条 血肉の契約】【第87条 救出作戦】【第88条 希望】
【第89条 1センチ】【第90条 使者と人】
【第91条 かすり傷】【第92条 契約締結】
【第93条 魔の根】【第94条 勇気】
ペイジVSイサビ、梅吉&七面犬VSミック。

前巻からの続きです。
連れさられてしまった今井さんはリオ先生を助け、ティキの魔の手から逃げていた、ってところだったかな?

それじゃあ、まずペイジ本部長の方から。
前巻で「使者に肉体を捧げることができる」という新ルールが適用されたんです。
煉に比べて肉体エネルギーの方が強いため使者がより強い力を使えるようになります。

ただし、やっぱりというかもちろんというか代償は存在します。
「使者同調」。使者との同調率が高いためにおきる現象で、使者が負った傷が執行人にもあらわれるというものです。
つまり、使者が死ねば執行人も死ぬ。

というか使者はそう簡単に死なないと冥王の登記のときにありましたから、使者が死ぬより前にただの人間である執行人が耐えられなくて死ぬんじゃないかと思うのですが。
まあいいや。

悪魔長けっこう好きです。
なんだろ、こういう素っ気ないように見えて実は……、ってキャラクター大好きです。
ラストの「悪魔が情けたぁ」のあたりでああ好きだな、と。

ヨイチが調査官として、ペイジの下で働くに至った経緯も描かれています。
ヨイチもまた、禁魔法律に走ったエンチューをとめたいと思っていての行動だったのです。
皆にああまで思われていることに気づかず、暴走を続けているエンチュー……。
それだけ傷が深いってことなんでしょうけどね。


続いて、ムヒョ一行VSミック。
毎回のように思うことなんですが、この作品におけるヒロインってビコでもナナちゃんでもなく、ロージーですよね。
特に違和感ないのは彼がオトメンだからなんだろうなぁ。
だから、涙をうかべての決意だとか、梅吉との約束だとかそういうのも「ロージーだしね」ですんでしまうというか。
閑話休題。

ムヒョ一行とはいうものの、人間たちは陸路を走っているためまだ吼千峡には到着していません。
実際に戦っているのは毒島さんの遠隔魔法律でとばされた梅吉と七面犬。というか七面犬に攻撃手段はないはずなので、戦闘要員は梅吉のみ。
しかも梅吉が使える技は1つだけでその竜車輪にしたところでそこらの悪霊の1体や2体ならともかく、箱舟相手には通用しないようなレベルのもの。

圧倒的な戦力差に、いかにして今井さんを救出するかに焦点はしぼられます。
あと1センチで届くのに、目の前にいるのに、ってところには「あぁ!!」と内心思ってました。

リオ先生が今井さんに「あなたのパートナーを」云々とか言っているのを読んで、そういやそんなことあったなぁ、とか思ってました。
今井さんの初登場は魔監獄で、彼女のパートナーをつとめていた魔法律家はソフィーに殺されたんでしたっけ?
すっかり忘れてました。

ロージーとの約束を守るため、梅吉は今井さんを救うため、ミックに挑みます。
ミック自身への攻撃は無効。剣を叩きおらないといけないわけですが、その剣も魔の根というものがしこまれているため、その部分を破壊しなければ何度でも復活するというちょっとめんどくさい相手です。

ミックとの戦いの最中、ムヒョと毒島さんは肉体契約を結びます。
そうすることにより、七面犬は無機物にも変化できるようになり、梅吉のスピードはさらに増します。

が、それでもミックと梅吉たちの間には埋められない差があって、いったいどうなってしまうのだろう、とはらはらさせられました。
最後はロージーの発想で遠心力を使った攻撃をしかけて、ミックの持つ剣の魔の根を破壊したところで終了。

こういう弱いキャラクターが強いやつ相手に勝利をおさめる話ってテンションあがりますよね。


【番外編】
冬の増刊に掲載された短編。

ロージーがオトメンすぎる!というかただ単にガキなだけなのか?
ぶっちゃけいい年した男がとる行動としてはかなり痛いです。
でもまあ、ロージーだしな、で納得してしまう……。

もう恒例といってもいいかもしれませんね。魔人探偵脳噛ネウロのネウロも登場します。

作者のコメントで、「ポスターはコラボだった」とあるんでGO!GO!ジャンプ確認してみたら本当にコラボってました。
こんなのあったんだなぁ、すっかり忘れてましたけども。



次巻は今井さん&リオ先生救出かな?
でもミックを倒したとはいえエンチューもティキもいるし、いったいどうなるのでしょう。楽しみです。

にほんブログ村 漫画ブログ コミックス感想へ ブログ王 ブログランキング

拍手[0回]

よろず占い処 陰陽屋あやうし

陰陽屋あやうし (ポプラ文庫ピュアフル)よろず占い処 陰陽屋あやうし/天野頌子
ホストあがりの毒舌イケメン陰陽師、安部祥明がよろず相談ことをうけたまわる占いの店「陰陽屋」は、、王子稲荷界隈のみなさまに支えられて順調に営業中……だったのだが、アルバイトの妖狐少年沢崎瞬太の高校の熱血担任が乗り込んできてひと騒動。また、祥明に結婚を迫る女性客の来店など、次々とピンチが到来。へっぽこコンビの運命はいかに!?
大好評既刊『よろず占い処 陰陽屋へようこそ』待望の続編!


あらすじにもある通り以前、続編は出ないのならすごく中途半端とか書いていた陰陽屋へようこその続編です。
前巻を読んだときに感じた中途半端さはやっぱり続編を出す意志があったからなんですね。


【第一話 秘密の沢崎家】
瞬太の新担任が、陰陽屋でのバイトをやめさせようとする話。

新学期を迎えてなんとか高校生になった瞬太なんですが、彼は学校でまとに授業を受けていないんですよ、寝てて。
まあ、狐は夜行性だからといってしまえばそれまでなんですが、先生がそれを納得するかといったら話は別。

瞬太=妖狐であることを知らない先生は、瞬太が眠り続けるのはバイトで疲れているからだ→ならばバイトは許可出来ない!と。

すごく正当な意見ですよね。
みどりさんたち瞬太の両親がいい負けてしまうのも仕方ない。

結局、バイトは許可してもらえることになり、めでたしめでたし、って感じなんですが、その入学も運だった瞬太が無事進級できるのかすごく不安になってきます。


【第二話 占いはご用心】
祥明に占いがはずれたことの責任をとるよう迫る女性が現れる話。

ぶっちゃけ、このお姉さんうざいなぁとか思って読んでました。
最後にああも迫っていた理由が明らかになってそういうことかと納得しましたけど。

出来すぎた人と連れそうのってちょっと疲れそうですもんね。
男性なら見栄とかそういうのもありそうですし。
ヒモとか養っていけばいけばいいんじゃないかとか思ってました(笑)

先輩の目的はいったいなんなんだろう?と明かされるまでわからなかった……。
なるほど、って感じです。
先輩たちにとって瞬太は愛でる(それこそおかしあげたりとか)対象にはなっても、恋愛対象にはならないだろうな、とか思います。


【第三話 ボディーガード】
瞬太の想い人・三井さんが妙な視線を感じる話。

おっかけか、ストーカーか、みたいな話になるんですが、三井さんが実は普通の子だったことにちょっとびっくり。
私なんでか脳内イメージがリボーンの京子ちゃんだったんですよ。だからけっこう可愛い子なんだろうなぁ、と思っていたのです。

だから、遠藤さんのセリフに「え、そうだったの?」とか思ってました。

正直、遠藤さんが怖かったです。
そして、高坂くんに遠藤さんを押し付けた祥明が酷い。

二話の季実子さんといい、祥明はいかにして降りかかった災難を人に押し付けるかに力を注ぎすぎな気がする……。
主人公サイドの人間としてそれはどうなんだろう?


【第四話 ゴースト・バスターズ】
瞬太の母が働く病院で幽霊騒ぎがおこる話。

幽霊騒ぎの正体は幽霊ではないんです。
調査の結果、それは妖狐ではないか、ってこと。

前巻で介護がどうの、とかやっていた瞬太のお祖母ちゃんがかなり重要なことを知っていたのです。
ただ、今まで瞬太やみどりさんたちが「瞬太は妖狐である」ってことを秘密にしてきたので語られていなかったことらしいです。

お祖母ちゃんが知っていたのは、他の妖狐――篠田さんの存在。50年以上前の話ながらも、10匹は東京で人にまぎれてくらしていたとか。
さらにその篠田さんと仲良くしていた学者さんはなんと祥明のお祖父さん!
なんか運命めいてきたなぁ。

妖狐の生態というか嗜好なんかは少し明らかになりますが、結局よくわからないまま終わってしまいます。
これ、続編早くだしてほしいな。
瞬太の両親はみどりさんたちであることは間違いないけれど、それでも妖狐の存在が気になるのも仕方のないことですよね。

三話で高坂くんに押し付けられた遠藤さんですが、高坂くんは見事に彼女を新聞部の戦力として利用することにしたようです。
さすが、高坂くん。
そして、瞬太はとうとう三井さんに正体を明かします。
本当に瞬太はいい人に囲まれ愛されてますね。


ちょっと気になったこと。
どこに書いてあったかはちょっと見つけられなかったんですが、「瞬太は同世代より一回りくらい小さい」みたいな表記があったんです。
これって、瞬太の成長が遅れだしてるってことなんじゃないのかな、と。

この手の人外モノにつきものな、寿命の差ってやつなのかな、と。
瞬太が完全な妖狐なのか、それともハーフやクォーターみたいな血を引いている程度なのかにもよると思うのですが、成長速度に差が出てきてもおかしくないよなぁと。

まあ、私が深読みしすぎてるだけかもしれませんけどね。
ただ単に瞬太が小柄だってだけなのかもしれませんし。


きっと続きも発売してくれると思うのですが、楽しみです。

にほんブログ村 小説ブログ 小説読書感想へ ブログ王 ブログランキング

拍手[0回]

2011年7月感想一覧

2011年7月感想一覧。
前の数字は日付です。


【あ行】
23スイス時計の謎/有栖川有栖
18自鳴琴/池田美代子
31サマーウォーズ(ノベライズ)/岩井恭平
07七日間の身代金/岡嶋二人
09上と外 上下/恩田陸


【か行】
27とある魔術の禁書目録 7/鎌池和馬
16凶笑面 蓮丈那智フィールドファイル1/北森鴻
08八潮と三雲 3/草川為
10れでぃ×ばと 3/上月司
22妖怪アパートの幽雅な日常 4/香月日輪


【さ行】
05桃組プラス戦記 2/左近堂絵里
14絶対可憐チルドレン 6/椎名高志
26SKET DANCE 10/篠原健太
03空を見上げる古い歌を口ずさむ/小路幸也


【た行】
19クレオパトラの葬送 薬師寺涼子の怪奇事件簿/田中芳樹
29結界師 2/田辺イエロウ
28涼宮ハルヒの憤慨/谷川流
01べるぜバブ 6/田村隆平


【な行】
13カカオ80%の夏/永井するみ


【は行】
30うそうそ/畠中恵
15都会のトム&ソーヤ 3/はやみねかおる
06天華無敵! 6/ひびき遊
24天才ピテカントロプス 空飛ぶユートピア/日向章一郎


【ま行】
12魔人探偵脳噛ネウロ 10/松井優征
25王子と魔女と姫君と 4/松月滉
17でかい月だな/水森サトリ
21アイシールド21 2/村田雄介 原作/稲垣理一郎
04レンズと悪魔 5 魔神陥落/六塚光


【や行】
11少年陰陽師 思いやれども行くかたもなし/結城光流


漫画9冊、小説21冊。
計30冊でした。

ブログ王 ブログランキング ブログランキング・にほんブログ村へ

拍手[0回]

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

ad


ランキング



ブログランキング・にほんブログ村へ

カテゴリー

バーコード

ブログ内検索

プロフィール

HN:
柊木かなめ
性別:
女性
職業:
北海道のド田舎に住む会社員
趣味:
読書
自己紹介:
隠れ腐女子・柊木かなめのだいたい感想ときたま日常。
腐った視点からの感想もあるので苦手な方はご注意してください。
ツイッターやってます

何かあればこちらから→お問い合わせ

※当ブログはamazonアソシエイト並びにGoogleアドセンスを利用しています。
詳しくはこちら

ブログ村ランキング

広告

マクロミルへ登録 忍者AdMax

アーカイブ

Copyright ©  -- (腐)的感想文 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]

PR