忍者ブログ

(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

サマーウォーズ

サマーウォーズ (角川文庫)サマーウォーズ/岩井恭平 原作/細田守
小磯健二は、憧れの先輩・篠原夏希に、「4日間だけフィアンセの振りをして!」とアルバイトを頼まれ、長野県の田舎に同行することに。夏希の曾祖母を中心にご親戚に囲まれながらも、大役を果たそうと頑張る健二のもとに、謎の数列が届く。数学が得意なかれは、夢中で答え伊を導き出すが、翌朝世界は一変していた。世界の危機を救うため、健二と夏希、そして親戚一同が立ち上がる! 熱くてやさしい夏の物語。解説・大森望


7月31日ということでサマーウォーズのノベライズです。今回読んだのは角川文庫版。
先日つばさ文庫版も購入したのですが、そっちは後日紹介できたらな、と思います。
いや、別に明日読んでもいいんですけどさすがに同じ作品のノベライズ(しかも映画本編)を続けて読むのはどうなんだろ?とか思うので。

私が映画を見たのが昨年11月末。
クイーンを3月頭に、クライシスを4月末に読んでいるのですがあれは外伝というか主役が佳主馬くんで親戚はあんまり登場してなかったからなぁ。

今回、ノベライズを読むにあたってはじめのうち「え、どれ?」と思うことがままありました。
登場人物紹介というか家系図にのっているのは飼い犬であるハヤテも含めて30人!多い!
しかもこの一族、兄弟には同じ漢字を1文字使うっていうルールがあるらしく、似たような名前が比較的多くて。
正直、万作さん家の三兄弟はまったくといいほど見分けはついてません(爆)


長野県上田にある陣内家を舞台に、電脳空間と現実、両方で起きる事件の話。
事件といっても殺人とかそういうのではなくて、騒動という意味での事件です。
その世界中を巻き込んだ騒動に陣内家の面々がいどむ、という話。

以前、映画本編を見たときに書いた覚えがあるのですが、私、夏希先輩があんまり好きじゃなかったんです。
後輩を利用し長野まで連れて来ているのに、自分が好いている叔父が現れたら放置。
どんだけ美人で性格良くてもさぁ、とか思ってしまうのです。

でも、映画ではあまり深く語られていなかった夏希先輩のバックグラウンドが語られていて、そういうことなら……とちょっと許せるような気になりました。
ぶっちゃけ、映画本編を見ただけではモテるであろう彼女が健二たちを彼氏役に指名したのかわからなかったんですよね。
夏希の彼氏設定を健二に当てはめるのは無理があるのは見た目だけでもわかります。
もう少しオトナっぽい友人とかいるだろーとか思っていたので。

多々見られる改変のうち、「これ変える意味あったの?」と思われる描写がいくつかあってちょっと気になりました。
たとえば、オープニングで流れるOZの初心者用の案内プロモーションに出てくるアバター。
あれ映画だとうさぎだったと思うのです。が、ノベライズだとくま。私の記憶が間違っているのか……。
最後のドイツの男の子はぜったい違いますよね。
映画の感想で書いてますし。映画だとドイツの男の子のアバターは初期値。けど、ノベライズは猫のぬいぐるみ。

栄お婆ちゃんの「これは戦だね」とかの背景が変わっているのとかはまだ気にならなかったんですけどね。
まあ加奈ちゃんの可愛い「かっせん?」がカットされたのはちょっと残念でしたが。

実は影の功労者である佐久間くんの設定がちゃんと描かれていてそれは嬉しかったです。
佐久間くんがあの日本家屋プログラムを作ったんだから、キングカズマと健二だけじゃなく佐久間くんも評価されるべきなんじゃ……とか思っていたんで。


映画本編を見たときも思ったのですが、ハッキングAI「ラブマシーン」。
これってきっとモーニング娘。の「LOVEマシーン」から来てるんだろうな、と。
この話って2010年の話なんです。で、侘助さんが陣内家を飛び出したのは10年前。
LOVEマシーンが発売されたのは1999年秋。
一緒にテレビを見ていて、栄さんが気に入っていたのを覚えていたとかありそう。

そして改めて家系図を見て、理一さんと侘助さんの関係が非常に気になりました。
だって同い年の義理の叔父と甥ですよ。しかも理一さんは本家筋だから一緒の家でくらしていたのでしょうし。
通りで、理侘が多いわけです。

まあ、私はカズケン等健二受派なんですが。


おもしろかったです。
そのうち、コミカライズやつばさ文庫版のノベライズも読んでしまいたいと思います。

にほんブログ村 小説ブログ 小説読書感想へ ブログ王 ブログランキング

拍手[0回]

衝動買い

世界平和は一家団欒のあとに (電撃文庫)世界平和は一家団欒のあとに〈2〉拝啓、悪の大首領さま (電撃文庫)世界平和は一家団欒のあとに〈3〉父、帰る (電撃文庫)世界平和は一家団欒のあとに〈4〉ディア・マイ・リトルリトル・シスター (電撃文庫)
世界平和は一家団欒のあとに〈5〉追いかけてマイダーリン (電撃文庫)世界平和は一家団欒のあとに〈6〉星弓さんちの非日常 (電撃文庫)世界平和は一家団欒のあとに〈7〉ラナウェイキャット (電撃文庫)世界平和は一家団欒のあとに〈8〉恋する休日 (電撃文庫)
世界平和は一家団欒のあとに(1)
 (2)拝啓、悪の大首領さま
 (3)父、帰る
 (4)ディア・マイ・リトル・シスター
 (5)追いかけてマイダーリン
 (6)星弓さんちの非日常
 (7)ラナウェイキャット
 (8)恋する休日/橋本和也

モノクローム・ファクター 1 (BLADE COMICS)モノクロームファクター 2 BLADE COMICSモノクローム・ファクター 3 (BLADE COMICS)
モノクローム・ファクター(4) (BLADE COMICS)モノクローム・ファクター 5 (BLADE COMICS)モノクローム・ファクター 6 (BLADE COMICS)
モノクローム・ファクター 1~6/空廼 カイリ

DVD借りてこようと思っていたのに、気付けばこんなに本ばかり買ってきてしまいました。
まさに衝動買い。

今日は読む本がもう決まっているので後日読もうと思います。

ブログ王 ブログランキング ブログランキング・にほんブログ村へ

拍手[0回]

うそうそ

うそうそ (新潮文庫 は 37-5)うそうそ/畠中恵
若だんな、生まれて初めて旅に出る! 相変わらずひ弱で、怪我まで負った若だんなを、両親は箱根へ湯治にやることに。ところが道中、頼りの手代たちとはぐれた上に、宿では侍たちにさらわれて、山では天狗に襲撃される災難続き。しかも箱根の山神の怒りが原因らしい奇妙な地震も頻発し__。若だんなは無事に帰れるの? 妖たちも大活躍の「しゃばけ」シリーズ第5段は、待望の長編です。

あ、さっき書き忘れたのですがテンプレート変えてみました。夏仕様です(笑)

けっこう久しぶりのしゃばけシリーズというか畠中恵さんの作品です。
前作おまけのこを紹介したのが2月ですからね。
若様組ですら紹介したのは4月末のことなので。


この作品はドラマ化されていたはずです。
正直、1作目でもういいやと思ったのでまともにみてなかったのですけど。
なぜかくいだおれ太郎が登場していたことだけは覚えています。


今回はあらすじにもあるとおり、若だんなは箱根に湯治に出かけます。
が、まともに湯治できていません。
湯につかるシーンは一切なし。今回は仁吉と佐助と別行動が多いので、若だんなのがんばりが見受けられます。
まあ、寝込んでるシーンは相変わらず多いのですけどね。

旅に出かけるメンバーは、若だんなと手代2人と松之助兄さん。
あとは鳴家が3匹ほどに、付喪神になったばかりのお獅子の印籠、くらいかな?

本体から遠く離れられない上、旅の荷物には大きすぎる屏風のぞきは今回留守番です。
好きなんでちょっと残念。

えっと、松之助兄さんが非常に長崎屋に馴染んでいる様子が見受けられてよかったです。
若だんなは長崎屋の面々に愛されているからなぁ、とか思いながら仁吉たちに似てきて過保護になりつつある松之助兄さんをみてました。
でも、松之助兄さんは若だんなのいない長崎屋に帰る気はないとあって、ちょっともの悲しい気分にも若干なりましたけど。


山神の娘のお比女ちゃん。
過去に龍神への生贄として捧げられそうになったという経験をもつため人嫌いになってしまった幼女のなりをした姫神さまです。
彼女が悩み、嘆くがゆえに若だんなの命がねらわれたりする訳なんですが、お比女ちゃんはあんまり悪くないんですよ。
どちらかといえば悪いのは、暴走しがちだった天狗たち。
でもまあ、そのへんは若だんなも人のことをいえないというか、佐助や仁吉たちをあまり御しきれていないですからね。
妖って人の話を聞かないもんなんだろうか……。

というか、多くが「天狗」って表記されてますが、これからす天狗ですよね……。
天狗とからす天狗は似て非なるものだと思うのですが、その辺どうなんでしょう?
あ、でもぬら孫の三羽鴉は人面と鴉面と両方使っているからあながち別物でもないってこと、なのか……?
よくわかりません。


今回登場するというか今回っきりしか登場しないであろう雲助の新龍さんがけっこう好きでした。
こういうキャラ大好きです。
それに引き換えお侍さんたちは……って感じ。
最初はどこか抜けた人攫いなんてやってて憎めないなぁ、とか思っていたのです。
が、途中から新龍さんの過去が明かされたり、朝顔がどうのとかやっているうちに最低だな、と。

大きく成長したお比女ちゃんと、成長を願うものの体の弱さのためになかなか思うようにいかない若だんな。
若だんなは心に体がついていかない状況です。
体がもう少し強くならないと仁吉たちが何をやるにもとんできて止めさせてしまうか。
若だんなの成長は今後に期待ですね。

にほんブログ村 小説ブログ 小説読書感想へ ブログ王 ブログランキング

拍手[0回]

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

ad


ランキング



ブログランキング・にほんブログ村へ

カテゴリー

バーコード

ブログ内検索

プロフィール

HN:
柊木かなめ
性別:
女性
職業:
北海道のド田舎に住む会社員
趣味:
読書
自己紹介:
隠れ腐女子・柊木かなめのだいたい感想ときたま日常。
腐った視点からの感想もあるので苦手な方はご注意してください。
ツイッターやってます

何かあればこちらから→お問い合わせ

※当ブログはamazonアソシエイト並びにGoogleアドセンスを利用しています。
詳しくはこちら

ブログ村ランキング

広告

マクロミルへ登録 忍者AdMax

アーカイブ

Copyright ©  -- (腐)的感想文 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]

PR