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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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アニメ デジモンアドベンチャー

デジモンアドベンチャー


今日もまた本の感想じゃなくてすみません。
けどこれは書いておきたかったので……。


先日(GW)にニコ生で一挙放送されたので、見たって方も多いのではないでしょうか。
私はテレビ放送当時見ていたはずなんですが、結構忘れていたので前々から見たいと思っていました。
が、デジモン初期4作ってレンタルないし、DVD高いし、YouTubeはすぐ消されるし(それでも20話までは頑張ってみてました)と見る機会に恵まれていなかったのです。
が、今回のニコ生の放送を知り、急いでタイムシフト予約しました(笑)
今までニコニコのアカウントこそ持ってたんですが、生放送は見てなかったので今回慌ててアプリ落としました。


土日に頑張って2夜分と見逃しの1~7話までを見ました。
視聴開始から1日+放送時間しか見れないって本当に一気に見るしかないからちょっと辛かったですが、頑張りました。


物語は、少年たちが夏休みに子供会のキャンプに訪れたところから始まります。
7人の少年少女たちはそこからデジモンたちが暮らす世界デジタルワールドに辿り着きます。
そこで仲間と協力し、時に反発しあいながらも元いた世界に戻るため、デジタルワールドを救うため冒険し戦う長くて短いひと夏の物語です。

メインとなるキャラクターは選ばれし子供たちとそのパートナーデジモン、
太一&アグモン、ヤマト&ガブモン、空&ピヨモン、光子郎&テントモン、
ミミ&パルモン、丈&ゴマモン、タケル&パタモン、そして途中参加のヒカリ&テイルモン。

この辺と敵キャラがわかっていればだいたい大丈夫。
デジモンにおける進化はポケモンにおけるメガ進化みたいなものなので毎度戻るし、たいていきちんと宣言して進化してくれるので「このキャラなんだっけ?」みたいなことにはなりにくいと思います。

ちなみに、太一とヒカリ、ヤマトとタケルは兄弟です。
年齢的には丈が6年、太一・ヤマト・空が5年、光子郎とミミが4年、タケルとヒカリは2年生となっています。


放送されたのは1999年。今から15年も前の話なんです。
当時、私は太一たちと同学年でした。
(翌年放送された02で年上になっていてなんか不思議な気分になったのを覚えています。今度は新シリーズで年下になるんだよなぁ)

なのでやっぱりデザインだとかは今と比べてしまうとおとりますし、デビモンの塩谷さん、ピッコロモン(というか目玉おやじ)の田の中勇さん、ピエモンの大塚周夫さんだとか亡くなってしまっています。

他にヌメモンのうえだゆうじさんがまだ漢字表記だったり、ピコデビモンの宮田幸季さんが途中まで旧芸名の宮田始典名義だったり、端役が豪華だったりとそういう点でも楽しめるのではないかと思います。


単純に面白かったです

ミュウツーの逆襲あたりも時期的には同じぐらいだと思うんですが、この当時って子供向けでも重たいテーマにするの流行っていたのでしょうか。
ミュウツーも重いけど、デジモンも根底にあるのは結構重いと思うんですよね。

アポカリモンの話ももちろんそうですが、ヤマトのブラコンの訳とか、光子郎の敬語だとかその辺。
放送当時とは違い、今現在は子どもたちのバックグラウンドを知っているから初期からきちんと伏線が貼られていることなどがわかります。

けど、光子郎の話は朝の番組(確か日曜9時放送でした)でやるには内容重すぎやしないでしょうか。
いやでも、あの当時小学生がパソコンをあそこまで使いこなすまでやりこんでいるってのは考えにくかっただろうし、親が買い与えるにしてもパソコンは高すぎるオモチャだったでしょう。
光子郎の家庭の事情故に、それが可能だったってことなんでしょう。


後はそうですね、神回と言われる21話。
前日譚であり全ての始まりでもある劇場版の監督でもある細田守さんが演出されたもの。
ものすごく楽しみにしていたんですが、期待以上でした。あれは確かにすごい。

21話は前話でエテモンとの戦いの余波で発生した次元の切れ間に太一とアグモンだけがのみこまれてしまい、現実世界に戻ってきてしまうというもの。

ここでヒカリが初登場するわけですが、このヒカリが怖いこと怖いこと。
いや、劇場版見ていればなるほど、な話なんですけど、太一の心情を考えるとめちゃくちゃ怖い。
あれは一見の価値ありです。

が、あれだけ意味深な行動しておきながら「8人目はいったい?」って延々やるのはどうなのwと思わなくもなかったです。
EDでも盛大にネタバレしてましたしね(笑)


この手の物語にありがちな強さのインフレは仕方ないのかな、と。
完全体の強さが際立っていた初期ですが、話が進むにつれ登場する敵のモブキャラも完全体ばかりになってしまいましたし。
初期は進化の度にエネルギー切れを起こしていたパートナーデジモンたちもガンガン進化しまくりますし。

それでも初期ボスであるデビモンが成熟期でありながらめちゃくちゃ強そうってイメージを貫き通したのはすごいな、と。
多分OPの影響が大きいんでしょうね。この作品全話一切変更ないんで、最後までOP上でのボスはデビモンなんですね。

あとはそうですね。
最終回は思わず泣いてしまいました。

新作triのムービーにも使われているんですが、最終回の子どもたちとデジモンの別れにうるっときてしまうんですよね。
いや、リアルタイム世代ですから2年半後(02)で無事再会できるのもしってます。
それでもやっぱりあれは泣いちゃいますよ。


1年分をわずか3日で視聴するってのは想像以上に疲れました。
それでも有意義だったし、結局1話しか見ずに視聴期限切れになってしまった弟はバカだなぁと思います。

どうせなら02もやってほしいです。
新作が映画で、しかも6編もやるなら02メンバーも出るだろうと思うんですが、どうかな?
無印よりは多少覚えていますが、それでも大半は忘れているので見直したいです。

ちょっとYouTube探してみようかな。

拍手[1回]

少女霊異記

少女霊異記(りょういき)/高樹のぶ子
千二百年の時を越えて伝わる言霊。
事件を呼び寄せたのは、日本最古の説話集『日本霊異記』だった

少女は古代とつながっている
古代と現代をつなぐ「言霊」ミステリー


図書館から借りてきました。
GWだっていうのにろくに更新しなくてすみません。


【奇(くす)しき岡本】
【飛鳥寺の鬼】
【率川(いさがわ)神社の易者】
【八色(やくさ)の復讐】
【夢をほどく法師】
【西大寺の言霊】

の6編が収録されています。
連作短編ですね。


物語の内容としては日本霊異記をリスペクトしている明日香が、様々な不思議な出来事に出会い、見事なまでに日本霊異記と符合する事件を解決へと導く話になります。

設定はおもしろいです。
明日香が地名フリークということもあり、地名の由来となった出来事やらなんやらが紐解かれていくのは呼んでいて結構好きでした。

土砂崩れか何かだったかな?
テレビのニュースで「改名前の地名は土砂崩れが起きやすいから蛇の字が使われていた」みたいな話をされている方がいたんです。

この作品で明日香が好む地名はそういうこと。
過去何十年何百年と受け継がれた地名に思いをはせていまいした。

土砂崩れ、PC遠隔操作事件等、実際の事件を彷彿とさせる話もあり妙に感心しながら読んでましたが、この作者さんかなりすごい方なんですね。
そりゃそれぐらい突っ込んでくるわ。


ただ、ガッシュのゼオンの扱いにちょっと疑問。
ヒロインは存在すらしらず、ボーイフレンドはクイズ研だから知識として知ってる、ってレベルだったんです。
どちらも22、3歳のはずなんで、むしろ世代のはずじゃ……なんて思ってしまったのは私だけでしょうか。
いや、ゼオンが登場したのはその肩書ゆえなので別になんでも良かったんでしょうけど(他にその肩書を冠するキャラはそれなりにいるんでしょうが登場させにくそうなので)。


最後まで謎だったカラスのケイカイ。
こいつはただのカラスなのか否か。気になります。

シリーズ化はするのかな?どうかな?
日本霊異記は100編以上の説話が載っているらしいので、モチーフはまだまだたくさんあるのでシリーズ化は難しくはないでしょう。
でも、私は積極的には探さないと思います。

拍手[0回]

先生と少女騒動

先生と少女騒動/美雨季(原案/マイナスP(ワンダフル☆オポチュニティ!))
「昔、あの旧校舎で、女性とが亡くなる事件がありました」
加々峯リンは、旧校舎でメモを見つける。従姉妹の美来には、深煎りする事を止められたが、「鏡音蓮の事件」に辿りつき!?
ニコニコ動画で熱狂的な崇拝者を持つ「ワンダフル☆オポチュニティ!」のマイナスPが贈る「先生と少女騒動」が、クリプトン・フューチャー・メディア公認で、ビーンズ文庫に登場!!
痛みを伴う「本当の純愛」の結末を描いた、衝撃の問題作!!


人から借りた1冊。
こういう本は中々買える地域に住んでないので、借りられて良かったです。


この作品はあらすじにもある通り、『先生と少女騒動~第一審公判~』『先生と少女騒動-第二審-「被害者の日記」』 のノベライズです。

BGM変わりにボカロの曲はよく聞くんですが、この曲は全く知りませんでした。
マイナスPは名前だけは知ってたけど、曲は全く聞いたことないかも?ってレベルですね。
なので、いっそのこと全部読んでから曲を聞いてみようと思い、さっきこの感想を書き始める前に上の2曲を聞いてみました。

曲自体は狂気的?な感じだったんですが、小説はどちらかというと耽美系。
後半になるに従い、若干狂気が見え隠れしてましたが、前半は完ぺき耽美。
なので、リンはともかく、薫子と蓮が平成の時代の人だったことに驚きました。


小説は、曲内での少女=東條薫子の記憶と加々峯リンの現実パートの2つで成り立ち進んでいきます。
曲では薫子と蓮(=鏡音レン)しか登場しないのですが、小説にはその他に加々峯リン(=鏡音リン)、初音美来(=初音ミク)、青部海都(=KAITO)も登場しています。

交互に織りなされるそれは雰囲気が真逆で、すごい不思議な感覚でした。
耽美系ってどっぷり浸れる反面、ものすごく読んでいて疲れるのでリンパートは息抜きにはちょうど良かったです。
でも、個人的にはリンパートは最初と最後だけでも良かったかも?なんて思ってしまいました。

過去の出来事に対して迫る人物が必要だというのはわかるんですが、美来と海都の存在意義が薄いのでとってつけたような感覚が離れないんですよね。
特に美来の霊感少女っぷりにはちょっとなぁ、と思ってしまいました。

小説としての完成度は今まで読んできたボカロ小説の中では1番かな。
というか他がひどすぎるだけだとは思うんですが(汗)

バットエンドでしかなかった蓮と薫子が、十数年の時を経てようやく通じ合えたのは良かったんじゃないでしょうか。

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