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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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復讐プランナー

復讐プランナー (14歳の世渡り術)復讐プランナー/あさのあつこ
突然、いじめられる日々が始まり、途方に暮れる雄哉の前に現れた先輩。
「復讐計画を立ててみればいい。復讐。仕返しのことだよ」
物騒なセリフに誘われ、ひそかにチームは集い、ゆっくりと動きだした――。


昨日言っていた図書館から借りてきた最後の1冊です。
借りてきたときは気づかなかったのですが、昨日紹介したぼくがバイオリンを弾く理由と挿絵描かれてる方一緒だったんですね。並べてみてはじめて気づきました。


あらすじにもあるとおり、いじめに関する話です。
そういや、あさのさんの作品っていじめられる描写がたまにありますね。
The MANZAIの来管くん→歩くんとか、バッテリーも先輩→巧だったかな?初期にありましたよね。
どちらも肉体を痛めつけるものであり、少人数によるものでした。
本当に辛くて気づかれにくいのは、クラス全員とかによる大勢→1人であり、精神的ないじめだと思うのですがそれが書かれたあさの作品はまだ読んだことないですね。
今回もまた少人数→1人のものであり、精神というより肉体を痛めつけるものです。


物語として読むにはおもしろかったです。
でも、物語に集中しだしたときにはもうすでに終わりが見えているというか。あまり話が進まないというか。

友人・章司を助けたことでいじめられることになった主人公・雄哉。
章司との関係も悪くなり混乱していたら山田先輩が助言をしてくれた。
その先輩と一緒に復讐計画を練ったり、いじめっ子のことを調べたりした。

ストーリーを簡単に表すとこんな感じなんですが、本当に調べるところで終ってしまっているんです。

「いじめっ子をやっつける」ってところまではいきません。
なので、思わず「これで終わり?」と首を傾げてしまいました。

本編終了後に、『復讐プランナー養成講座』なるものが30ページほどあるので、余計そう思うんですよね。
まだページが残っているからもう少し進展があるはず、とページをめくっていったらなんとも中途半端なところで終ってしまう。

だから、いじめられてる人にはあんまり読んで欲しくないかも。
確かに、山田先輩の指南は納得できるものなんです。
でも、作中でも書かれている通り、いじめというのは多種多様。
それぞれのケースで対処法が異なるわけです。

それに復讐ノートに書いたことを実行したりする人が現れると問題になりますからね。
そういうニュースは見たくないです。


復讐ノートについて。
確かにノートに書くことによって、冷静になれるとかそういうこともわかります。
でもこれを親が見つけたら相当やばいですよね。
『養成講座』で「鍵つき日記帳…親に見つかると心配されるので」云々とありますが、復讐ノートが見つかった時点で心配されると思うのですが。
親からしたらいじめられていることと同時に、子どもの暗いドロドロした部分も見つけるわけですから。

それに、復讐ノートの目的は復讐方法を書くという行為だけでだいぶ果たされます。
でも、それは親にはわかりませんよね。
そう考えると中を見られない鍵つき日記帳の方が安心な気がしますけど。
まあいいや。


続きは出てないみたいですが、これは続きが読みたいですね。
山田先輩こととか知りたいですし。

いつか続きが出るといいな。

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青い鳥とでもいうべきか

レイヤード・サマー (電撃文庫)レイヤード・サマー/上月司

ずっと探していたレイヤード・サマーですが、ようやく見つけられました!

地元の本屋になくて、アマゾンにもなくて、楽天にもなくて、遠出する家族に頼んでも見つけられず……。

半ば諦めていたのですが、今日ようやく見つけました。
なんと地元の書店に普通においてありましたorz
灯台下暗しとでもいうか、青い鳥とでもいうか……。

いつの間にか入荷していたみたいなんですが、いつ入荷していたんだろう?

上月司さんの作品はカレとカノジョと召喚魔法も、れでぃ×ばと!も全部持っているのですが、まだほとんど紹介していないので、この作品はせめて『カレとカノジョと召喚魔法』を読み終わってから紹介したいと思います。

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ぼくがバイオリンを弾く理由

ぼくがバイオリンを弾く理由 (ノベルズ・エクスプレス)ぼくがバイオリンを弾く理由(わけ)/西村すぐり
「うそだ……」
バイオリンコンクールの審査結果がはりだされた掲示板に、カイトの名前はなかった。
(審査員にアピールする、わざとらしい演奏をしなければダメなのか……)
絶望したカイトは、バイオリンをやめる決意をする。
しかし1枚の楽譜と出会ったことから、カイトの運命はしだいに変化していく――
少年バイオリニストのひと夏の成長物語。


昨日言っていたのとは別の図書館で借りてきた本です。
図書館で借りてきた本もう1冊あるんですよ……。返却は日曜までなので明日読んでしまいたいのですが。
でも気がのらなければ読まずに返すかもしれません。
そればっかりはその時になってみないと。


物語の主人公・カイトは小学5年生なのかな?
私が見落としただけなのかも知れませんが作中で明言されてない気がするのですが。気のせいかな。
最後に「なんと11歳だ」って紹介されていること、
小学3年生で転校していること、転校してから1年ちょっとたっていること、
その辺から総合して5年生だと思います。


途中で「視覚情報を脳から筋肉まで伝える速さ」云々って出てくるんです。
それを読んで、アイシールド21の阿含を思い出しました。
えっと、なんでしたっけ“神速のインパルス”だったかな?
確かに初めて見た楽譜をすらすらと弾けてしまうってことはそういうことなんだろうなぁ。


読んでいて、あさのあつこさんの作品っぽいな、と思いました。
主人公と地の文が標準語で、他の人のセリフは方言が多様されているんです。
それだけならそこまで気にならないかと思うのですが、この作品の舞台は大阪と広島なんです。

あさのさんも広島とか大阪とかそういう方言が多いので、ちょっと気になってしまいました。
ついでに、あさのさんの作品だったなら、カイトを導いてくれる存在がカンナさんではなくヒロムになっていたんだろうなぁ、とか思ってました。


コンクールで偽り、というか“コンクール用の演奏”に疑問を覚えて、それに反発するカイト。
自分自身に枷をはめてしまい、バイオリンを弾きたいという気持ちをおさえようとしてそれでもバイオリンが好きで……。
カイトが悩んで悩んで、ようやく出した答えは音楽とかまったく詳しくない私でも現実にはちょっと厳しいんじゃないかなーと思いますが頑張って欲しいものです。

これその後の物語が読んでみたいですね。
バイオリンという部活などにするにはちょっと難しい楽器ではありますが、中学に進学したあとの話とか楽しそうだなぁ、と思いました。

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