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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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保健室の死神 2

保健室の死神 2 (ジャンプコミックス)保健室の死神 2 アンチ・ハニー・トラップ/藍本松
返し刃の鏑木にやられた先輩達の仇を討つべく、不良中学の一年・妹尾龍黄が常伏中学に乗り込んできた。大の女嫌いである龍黄が「返し刃」の“正体”に気づいた時、怒りが頂点に! そんな彼に病魔が乗り移り…!?


まだ今週号読んでないんですが、結構大変なことになっているほけがみです。
正直、3人目の友人の存在は気になっていたのですが、連載終了にならないかビクビクしてたり。
新連載も始まったしほけがみ、オーマガあたりは打ち切り候補なんだろうから頑張って欲しいです。


【第8診 アンチ・ハニー・トラップ】【第9診 返し刃の鏑木】
常中に妹尾龍黄が乗り込んでくる話。

冒頭のお弁当作るシーンなんですが、シンヤちゃんと料理できてますよね?
見た感じエビフライとタコさんウインナーはちゃんと出来てるよう。
これだけ出きれば“石炭”作り出すことはないと思うんですが……。

妹尾くんのお目当ては「返し刃」だったわけなんですが、女性不信の妹尾くんは返し刃が女だったことに憤るわけです。
妹尾くんが女性不審な理由、それは家にあって5人兄弟で上4人全員女。しかも、かなりかわいそうな扱いを受けてるんですよね。

今回読んで気づいたのですが、妹尾家の子どもたちの名前は四神(玄武=蛇と亀、青龍、白虎、朱雀)+黄龍がモチーフだったんですね。
巻頭で作者も「神話や伝承にちなんだ名前・デザインが多い」と書かれてますし。

ストーリーについては結構ベタかも。
シンヤの優しさに触れて先輩たちが敵わなかった理由を理解します。

そして懐く、と。
正直、シンヤ、ハデス先生はともかくアシタバにまで懐いた理由がよくわからないんですが、まあいいか。

ちょっと気になったこと。
妹尾くんが病魔にかかったとき雀ちゃん漫画か何か読んでるんです。
……なんかBLっぽくないですか?
正直、ほけがみなら腐女子の一人や二人出てきてもいい気がするんですけど、どうなんだろ?

今回の病魔。
禁欲(ストイック)…妹尾龍黄


【第10診 Wisiing】【第11診 ドリーム・ジャンキー】【第12診 叶えられた夢の先】【第13診 Hopiog】【第14診 それぞれの願い】【第15診 夢の終わり】
シンヤの弟・刀哉が「Wishing」というヴァーチャルな世界にのめりこんでしまう話。

正直このシリーズ本誌でやってたころ「早く終んないかなー」とか思いながら読んでいました。
今までほけがみって1、2話で完結する話ばっかりでどこか笑える要素があったんですよね。
なのにこのシリーズはどシリアスで笑いが一切なし。
ちょっとそれがきつかったのかもしれません。

でも、単行本としてまとめられると特に気にせず読めました。

刀哉くんの夢の中の設定を見ていて、中2っぽいと思いつつシンヤの強さが強さなのであれくらいしないと対等にはなれないんだろうな、とちょっと悲しくなりました。
刀哉は男の子だし、守れてばっかりってのはイヤなんだろうな。

今回、結構大事なことが登場してますね。
罹人とか黒髪のハデス先生とか。
ホントどうなることやら、って感じです。

逃避(エスケープ)…枕木夢路(映画館主人)


【第16診 悲劇のテスト週間】
テストの話。

まず、美っちゃんの提案で本好くん家で勉強することになるんですが、本好家の勉強部屋で大爆笑。
なんで一般家庭にアイアンメイデンがあるんだ……。
壁にある藁人形も怖いです。
だって釘刺さってますよ?

あれはいくら懐の深い美っちゃんでもひきます。
アシタバを犠牲に美っちゃん、シンヤ、藤くんは勉強部屋から逃れるわけですが、あれはあんまり責められないなー。

そしてテスト当日。
ようやくあのエロリスト・安田が登場です。
この子嫌いになれないですね。
安田くんが出るとその話の期待値がかなりあがります。

今回気づいたのですが、テスト前に安田くんが見ている問題集、著者が担当編集者の服部さんになってます。

AKY108とか後前田熱子とかすごい今っぽいなぁ。
けどまさかこのアイドルがのちのち登場するとは全く想像もしてませんでした。

そして、本好くん化したアシタバにも笑いました。

覗見(ピーピング)…安田貢広



これで準レギュラーキャラはだいたい揃ったのかな?
あとはユグドラシルの2人くらいでしょうか。
あの2人が出るのって4巻とかでしたっけ? 楽しみ。

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Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパーク7

Gボーイズ冬戦争―池袋ウエストゲートパーク〈7〉 (文春文庫)Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパーク7/石田衣良
鉄の結束を誇るGボーイズに異変が生じた。ナンバー2・ヒロトの胸の内に渦巻く、キング・タカシに対するどす黒い疑念。Gボーイズが揺らげば、池袋のパワーバランスも破綻しかねない……。タカシの危機にマコトはどう動くか? 史上空前の熱き戦いを描く表題作はじめ4篇を収録した、IWGP第7弾!
解説・大矢博子


昨日今日と何気なく選んだ本だったんですが、2冊続けて解説が同じ人でちょっとびっくりしてしまいました。
基本、作者は気にするものの解説してる人なんて気にしませんからね。


『要町テレフォンマン』
振り込め詐欺の加害者が相談を持ちかけてくる話。

振込み詐欺のちょっと発展した頃の話みたいです。
警察官役とか弁護士役とかが登場する振り込め詐欺です。

ヨウジの「電話では誰にでもなれる」っていう特技は確かに振り込め詐欺に持ってこないなんでしょう。
最後、テレフォンアポインターとかの職を探してみようかとするヨウジの成長っぷりは見事でした。


『詐欺師のヴィーナス』
絵画商法に騙されたことを知りつつも女のことを信じたい男の話。

なんというか、キヨヒコがすごく馬鹿にしか見れなかったです。
エリーがキヨヒコにとってどれだけ魅力的なのかはわかりませんが、何の価値もない絵に百六十万も払う気持ちが知れないというか。

マコトがエリーに「男の気もちなんてわからないと思うけど」とか言ってますが、マジでわかんなかったです。

このシリーズって基本的に感情移入しやすいんで、ちょと珍しいかもしれません。


『バーン・ダウン・ザ・ハウス』
放火が相次ぎ、少年が疑われる話。

ユウキが疑われてしまうのも仕方ないのかなぁ、とか思いました。
自分の家を放火してわずか1ヶ月程度しかたっていないのでしょう?
人の記憶から完全に消え去るには時間が足りませんからね。

最後、ユウキが大怪我を負わせてしまったおばあちゃんに謝るのですが、すごくよかったです。

ユウキが素直な子だってことは作中で語られていましたし、謝ることが出来たこれからは少しくらいの間違いはともかく、大きな間違いを犯すことはないでしょうね。


『Gボーイズ冬戦争』
Gボーイズが内部分裂してしまう話。

途中で「キングはもう年だ」みたいな話がされてるんですが、そうなんですよね。
マコトとタカシは同い年でシリーズ1作目で19歳でしたっけ?
このシリーズって1冊で1年が経過しているらしいので……25歳?

確かにストリートでしのいでいくにはちょっと厳しくなってきたのかも。

今回は過去の復讐が行われます。
えっと肉屋の話、わかりますか?
マコトが女子高生監禁事件を調べて、パーティー潰しのことも調べてそれが全部繋がっていて……ってやつです。
マコトがウエストゲートパークで囮になったりする話です。

あのときの犯人の弟が登場してマコトに復讐しようとするのです。
正直、今までこんなことがおきなかったことがおかしいんですよね。
マコトはなんだかんだいいつつ、かなりの人を助けています。
ということは、かなりの人数を罠にはめているってことです。
はめられた方がマコトを恨んでいるってことがあっても微塵もおかしくないんですよね。

マコトとタカシの友情が読んでいて楽しかったです。
タカシは孤高の王に見えます。でも実際はそうじゃないんだ、って。

「影」が気になります。
また登場してくれないかなー。



おもしろかったです。
だいたい月1くらいのペースでこのシリーズ読んでるんですが、もしかして来月あたりで文庫追いついてしまうんでしょうか。
うーんハードカバーで10巻出たし、そろそろ9巻文庫化しないかな。

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よろず占い処 陰陽屋へようこそ

よろず占い処 陰陽屋へようこそ (ポプラ文庫ピュアフル)よろず占い処 陰陽屋へようこそ/天野頌子
母親にひっぱられて、中学生の沢崎瞬太が訪れたのは、王子稲荷ふもとの商店街に開店したあやしい占いの店「陰陽屋」。店主はホストあがりのイケメンにせ陰陽師。アルバイトでやとわれた瞬太は、じつはキツネの耳と尻尾を持つ拾われ妖狐。
妙なとりあわせのへっぽこコンビがお客さまのお悩み解決に東奔西走。店をとりまく人情に、癒されるほのぼのミステリ。単行本未収録の番外編「大きな桜の木の下で」収録。
<解説・大矢博子>


この間表紙買いしてしまった作品です。
この作品って加筆訂正+αな作品だったんですね。
ピュアフル文庫最近そういうの多い気がするなぁ。


『第一話 陰陽屋はじめました』
瞬太が母親と一緒に陰陽屋をおとずれ、バイトをはじめることになる話。

母親・みどりさんの明かした悩みに祥明が示した解決策がかなりそれっぽく聞こえました。

なんの資格もない中年男性が再就職するよりも看護士の資格をもつ中年女性の方が就職先は探しやすいでしょう。
失業保険が出ている間、義母の介護を旦那がするってのもかなり効率的な気がします。

と、そこらへんは特に気にならなかったのですが、瞬太が自身の秘密を簡単にぶちまけてしまうのはちょっと。
おいおい、と思ってしまいましたね。

瞬太の秘密を祥明が知るってことがないと話が進まないんですが、もうちょっと何か方法はなかったのかなー。


『第二話 狐憑き疑惑』
小学生の少女が「お父さんにキツネが憑いたので追い払ってほしい」と言われる話。

実際はキツネも何も取り付いていなくて、妻から旦那へへのDV話だったんですけど。
子どものために、自分のために「あれは霊のせいだったんだ」としてしまうのはわからなくもないですね。
ただ、根本的な解決だとかにはなっていないので再発しないとも言い切れない気が……。

そのときこそは専門家の出番ってことなのかな。

委員長・高坂くんが登場します。
めちゃくちゃ怪しいですよこの子(笑)
委員長が何を思っての行動だったのか、なんてのは後々明らかになります。


『第三話 失せ物探し』
隠された遺言状を探す話。

これは途中でどこに隠されているかわかりました。
ただ、猫に手製の首輪ってあんまりよくないんじゃないのかな?とか思ってみたり。

何かの本で読んだ記憶があるのですが、猫って首輪を引っ掛けてしまうことがあるから簡単に切れるようになっているのだとか。
手製の首輪じゃそうはいかないですよね。
まあ、猫飼ったことないんで実際のところどうなのか知らないんですけど。

ようやく、祥明の幼なじみという男性が登場します。
いろいろ仄めかされていますね。


『第四話 家出人探し』
15年も前に家出した娘を探して欲しいという依頼の話。

3話で登場したいじわるな婦人が依頼人。
なんとも思い込みが激しくて、若干いらっとしました。

瞬太の実の親はいったい?
という謎にも迫るわけですが、結局わからないまま。

これは確かに気になりました。でも、瞬太の親はみどりさんたちなんだよ!と声を大にしていいたいような。
続編があるならこの辺のことを語ってほしいですね。

あとは祥明の両親も登場するのですが、この母親は怖い。
なんだろう、明るい母親ではありました。
でもそういう問題じゃない。

この母親が反省するなんてことは来ないのだと思いますが、いつか罰があたる程度のことはあってもいいと思います。


『番外編 キツネ取材日記』
高坂くんから見た瞬太の話。

ええ、これでよく本人はばれていないと思ったものです。
瞬太は本当にみんなに愛されているのだなぁ、と。

高坂くんはやっぱり腹黒い(笑)


『番外編二 大きな桜の木の下で』
祥明が小学生のころの話。

藁人形に犬の毛をしこむとか、本当にこの母親怖いです。

なんだろ、「大変だったんだね」とか「変わってるね」ですませていいレベルじゃない気がするんですが。



可愛かったし、おもしろかったです。
とても可愛らしかったですがなんとも中途半端な印象を受けました。
続編を出すからこその中途半端さならいいのですが、その辺どうなんだろ?

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