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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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おおきく振りかぶって 1

おおきく振りかぶって (1)おおきく振りかぶって 1/ひぐちアサ
オレらのエースは暗くて卑屈。勝つために、弱気なエースのために。
行け、オレら!

読むとためになり、しかも血湧き肉踊り涙する。連載中から人気沸騰、本格高校野球漫画!


妹に貸していたおお降りがやっと返ってきたので。
アニメ化もしており、有名な作品なので知っている人も多いのではないでしょうか。
残念なのは、つい先日休載してしまったこと。まあ、単行本は出るらしいんですけど。
それまでは既刊を読んで楽しもうと思います。


『第1回 ホントのエース』『第2回 キャッチャーの役割』『第3回 プレイ!!』が収録されています。
西浦野球部の面々の顔合わせ、合宿、三橋の出身校・三星学園1年生との練習試合2回の裏まで。


はじめてこの作品を手に取ったのは古本屋で、でした。
確かまだアニメ化はしてはいなかった頃だったと思うのですが、いろいろなサイトでおもしろいと見かけたので気になっていたのです。

で立ち読みしてみて、途中で本を置こうかと思いました。
というのも、初期の三橋に作中の登場人物同様イライラしてしまったんですね。

でも、せめて1巻は全部読もうと。
で実際呼んでみたらめちゃくちゃおもしろい。
そのまま、そこにあるもの全部持ってレジへ向かったものです。

基本スポーツものってこうも自信のない人物を主人公にすえることってないと思うのです。
野球ならたいていキャッチャーか4番かその辺が主人公になると思うのですが、そういうのってどれだけ挫折しようとも基本自信満々なんですよね。
そう考えれば、これだけネガティブな主人公って珍しいかな、と。


この作品、キャラクターがみんな魅力的なんですよね。
まだ、あまり深く掘り下げられていないキャラも多いのですが、三橋くんも阿部くんも田島くんも花井くんもみんなカッコいい。

でもこのころの阿部くんの思いあがりっぷりがちょっといやですね。
最近の話を読むまでは三橋の性格もあり、そうするのも仕方ないのかな?程度にしか思っていなかったのです。
でも、最近の話ではコミュニケーションというか、そういうものの大切さに阿部くんが気づき始めたところなので、気になるんでしょう。

そしてシガポの話に思わず「なるほど」と納得してしまいます。
というか、野球なんて見る専門な私には「ストレートもまた変化球」ってことなんて知りませんでしたからね。
知っていて何になるってわけじゃないんですが、こういう豆知識って好きです。


1巻は三橋が試合を楽しみ始め、次は8番水谷くんからってところ。
だいたいどうなるかは覚えているのですが、それでもおもしろい。そして楽しみです。

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少年少女飛行倶楽部

少年少女飛行倶楽部少年少女飛行倶楽部/加納朋子
中学1年生の海月が幼馴染の樹絵里に誘われて入部したのは「飛行クラブ」。メンバーは2年生の変人部長・神、通称カミサマをはじめとするワケあり部員たち。果たして、空に舞い上がれるか!?


これもまた図書館で借りてきた作品です。
タイトルに惹かれて借りてきました。

以下、飛行クラブの「空を飛ぶこと」に関する条項。
1.あくまで「自分自身が」飛行することを旨とする。
2.当然ながら、「落下」は「飛行」ではない。
3.航空機やヘリコプターなどの飛行は除外される。
4.究極的には、理想を言えばピーター・パンの飛行がベストである。

これが帯に書かれていたのですが、正直な話「無理だろそんなもの」と思う一方、「どうなるんだろ?」と気になってしまいました。


思ったとおり、おもしろかったです。
表紙の女の子たちがどれが誰なのかよくわからないのでそれがちょっと残念。
真ん中の黒髪の子が主人公・海月ことくーちゃんかな?
男の子はすぐにわかるんですけどね。

ミツキちゃんがとてもいい子でした。
はじめは幼馴染にひきずられて入ったクラブだったのに、いつのまにやら中心人物になり、最後にはとうとう空を飛んでしまう――。

ミツキちゃんが皆に好かれて過ぎていてびっくりしました。
一緒にいて疲れない子なんでしょうね。
作中で「2人組」の話が出ていましたが、多分ミツキちゃんは誰と組まされても平気な子なんでしょう。
相手がどんなにアクの強い人でもなんだかんだいってうまくやってしまうという。


途中、「銀魂の銀さんも」にちょっと吹いてしまいました。
まあ、確かに? 銀さんというか、銀魂は中2ネタ大好きですからね。
そして、「空を飛びたい」という部長も中2。

イライザの元ネタも多分キャンディキャンディか何かだと思うんですけど、こういうの結構好きだなぁ。


先生にイラっとさせられました。
さんざん放置しておきながら、否定だけしていくという。
あそこにイライザがいなければ、ああもうまくいかなかったんだろうなぁ。
多分、イライザがつかんだ先生の弱みは……情報源がレンタルビデオ店勤務のイトコからってことはちょっと変わった性癖か何かあるんだろうなぁ。
教え子にそんなこと知られるとは先生も可哀想に。


るなるなの無謀さにもちょっとイラッと。
それが「高所平気症」の症状だってことなんですかね?
あまり詳しくないんでよくわからないんですけど。
今回の事件で「恐怖」を覚えたことはるなるなにとってもよかったんじゃないでしょうか。


ラストのエピローグ的なやりとりがかわいらしかったです。
さすが中学生。
あの終り方はなんともほんわかさせられてよかったです。

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心霊特捜

心霊特捜心霊特捜/今野敏


これも図書館で借りてきた作品です。
STシリーズの今野敏さんの作品であること、タイトルからして「イロモノ」なんだろうなーと分かり、思わず手にとってしまいました。

あらすじは、『R特捜班』別名『心霊特捜班』が心霊現象が絡む事件を担当する話。
連作短編集です。

R特捜班のメンバーは下記のとおり。
番匠警部、班長。よれよれの背広。統率力は抜群。
数馬主任、古神道伝承者。迫力満点。
鹿毛巡査、密教系の寺の実家。パンクロッカー風。
比謝巡査、沖縄出身のノロ。マイペースな紅一点。
岩切大吾、R特捜班の連絡係、恐がり。


『死霊のエレベーター』『目撃者に花束を』『狐憑き』『ヒロイン』『魔法陣』『人魚姫』の6編が収録されてます。


前述の通り、STシリーズの今野敏さんの作品なんですが、思っていたよりおもしろくなかったなーと。
短編であること、雑誌に掲載されていたものであることなどからある程度は仕方ないことだと思うのです。
が、同じような説明が何度も行われるんですよね。
そして、事件の真相と心霊現象の両方に触れられているのですが、それが中途半端というかなんというか。
どちらもあっさりと触れて終っているように感じました。


まずSTシリーズと比べてしまうこと自体がダメなのかもしれませんが、つい最近読みましたし、同一作者さんですしどうしても比べてしまいます。
どちらも「特捜」という名称で異色なものを捜査に取り込み、事件を解決していくという姿勢は同じです。
それだけに、STシリーズが上手く捜査に馴染んだ印象があるだけに、こちらの違和感が目立つんだろうなと思います。

というか、STシリーズは科学という認められたものを扱う一方、こちらは心霊という他人に認められることのないものを扱うからこういうことになるのかな?


主人公の岩切大吾が中途半端だなーと。
大吾はR特捜班との連絡係をやってるんです。STシリーズでいう菊川さんの位置ですね。
でも、菊川さんと違い、捜査官でもなんでもない刑事捜査課の所属。
ビビリであること、幽霊を信じないこととかはまあいいんです。

でもずっと「なんで自分が」って思っているのがいただけないな、と。
最終話『人魚姫』で少し意識が変わったぽいのでそれだけはよかったと思いました。


これがシリーズ化するかは疑問ではありますが、多分シリーズ化しても読まないだろうなぁ。

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