忍者ブログ

(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

The MANZAI 2

The MANZAI 2 (ピュアフル文庫)The MANZAI 2/あさのあつこ
文化祭を笑いの渦に巻き込んだ『漫才ロミオとジュリエット』から半年、瀬田歩と秋本貴史にとって中学最後の夏がきた。歩は、夏祭りで漫才をやろうと誘う貴史に対し、断固拒否の態度をとり続けている。一方、貴史の幼なじみ・萩本恵菜への思いはつのるものの、進展はない。そんな中、恵菜をめぐってある「事件」が勃発した――。
今もっとも注目を集める作家の人気シリーズ第二弾、待望の文庫化!
<解説・芦原すなお>


The MANZAI 1の続編です。
夏というか梅雨というか、その辺の出来事です。


前回も書いた気がしないでもないんですが、歩くんがかわいい。
いいなぁ、こういう子。

進路を選ぶような時期を迎えつつあるようですが、間違っても男子校に行っちゃダメだぞー、とか思ってしまいました(笑)
今のところ歩くんって秋本くん以外に同年代の男女から友情以上の好意を寄せられる描写がないんですが、歩くんが1年生だったらまた違ったんだろうな、と。
多分、お姉さま方にもてると思うんですよね。高校行ったらもてるだろうなぁ。


今回は、漫才はしてません。
まあ、普段の会話が漫才っぽいので途中くすくす笑ってしまうのですけど。

会話のテンポがいいのですぐに読めてしまいます。


メグのもてっぷりにびっくりしました。
「お姉さまに」ってのはマリみてでしょうか?
けど、同性にも好かれる美人っていいなぁ。かっこいい。

森本もかっこいいですけどね。
けど、妖怪アパートの幽雅な日常を読んだことのあるものとしては、田代ちゃんには負けてるなぁと。
田代ちゃんのオープンさはすごいです。

あとさりげなくかっこよかったのは蓮田くん。
蓮田くんの描写自体は他のキャラに比べて少ないのですが、数少ない描写のほとんどがかっこいいシーンばっかり。
うーん、かっこいいな。


メグが歩くんをライバル視するので、恋する少年としては非常に可哀想です。
最後にはメグの中で歩くんの立ち位置が決まったようなんですが、それでもメグに思いを寄せている歩くんからしたら微妙な感じ。


今回も登場した「普通」。今回は恋愛について。
歩くんの反応が普通だよなぁ、と。
中学生で同性同士の恋愛を考えることなんてまずないでしょうからね。
秋本くんが寛容というか、歩くんに好意を寄せすぎというか。
でもまあ、本人も自分の思いがどういうものなのかいまいち理解してないようですけどね。
それでもメグにはそういう思いを持たないと明言しているあたり、鈍い訳ではないんでしょうけど。


秋本くんが歩くんにたいして「やらなきゃいけないことはちゃんとやる情けなさは好き」(方言は難しいので意訳)って言っているのですが、その通りだな、と。
歩くんは確かにうだうだ考えてぐるぐるしちゃう子ですが、それでも大事なことだけはちゃんと分かっている子です。

歩くんがもう少し自分自身にたいして自信を持てるようになればいいのに、と思いました。

にほんブログ村 小説ブログ 小説読書感想へ ブログ王 ブログランキング

拍手[0回]

黄色い目をした猫の幸せ 薬屋探偵妖綺談

黄色い目をした猫の幸せ―薬屋探偵妖綺談 (講談社文庫)黄色い目をした猫の幸せ 薬屋探偵妖綺談/高里椎奈
薬屋の看板を掲げながら、揉事相談所を裏家業にしている深山木薬店に少年殺しの依頼があった。引き受けれらるはずもないが、後にその少年がバラバラ死体で発見されたことから事態は緊迫! 店主・秋に殺人の容疑が降りかかる。凄惨な事件の裏にあるあまりにも意外な真相とは!? 好評薬屋探偵シリーズ第2弾。


銀の檻を溶かしての続編。
表紙をあまりじっくり見ることがなかった上に帯がずれていたため気づかずにいたのですが、表紙にザキいたんですね。
ずっと秋と拗ねたリベザルだけだと思っていました。


秋と刑事さんたちの会話が好きです。
手玉にとられる衒崎さん、対等に会話しているようでやっぱり手玉にとられてる高遠さん、そして秋にべたぼれ(笑)の葉山さん。
うん、楽しかったです。

高遠さんを見ていて誰かに似ているなぁ、と思っていたのですが、ようやくわかりました。
魔人探偵脳噛ネウロに出てくる笹塚さんでした。
どちらもやる気がないけれど、頭がいい人で愛煙家。

多分、高遠さんは笹塚さんほど目が死んでないと思うのですが、なんとなく似ているなぁくらいな感じ。
ああ後は、高遠さんの方が部下にたいして優しいですね。笹塚さんは石垣さんに対して厳しすぎたというか。
いやあれは石垣さんが悪いのか。
閑話休題。


リベザルが元の姿でごはん食べてる姿が可愛くて仕方なかったです。
赤いたわしに試験管ブラシをつけたような姿なんですよね。
ザキに続いて表紙に登場することを願います。
絶対かわいいんだろうなぁ。


リベザルが拗ねるんですが、秋の配慮がわかりにくいから仕方ないよな、と。
秋もリベザルの思考能力を分かっているんだからもう少し説明してやるくらいの心遣いを見せてやればいいのに、と思いました。
まあ、それをやったら秋じゃないか、とも思うのですが。


良太くんのおじいさんに秋が「うそつき」というんですが、学生時代に何があったのか、そして一体何が嘘だったのか気になりました。
秋が春だったころのこととかいつか語られることがあるのでしょうか?


最後、良太くんが自己防衛のために記憶を失うのですがそれがすごく悲しかったです。
結局2人は喧嘩別れしてしまってる訳ですから、図らずもリベザルが言った言葉の通りになってしまったわけです。

10年後に再会するとなってましたが、22、23歳くらいになっているであろう良太くんと姿が全くといっていいほど変わっていないだろうリベザル。
どういう再会の仕方をするのか非常に気になりました。

今回、妖怪はほとんど出てきませんでしたが、おもしろかったです。

にほんブログ村 小説ブログ 小説読書感想へ ブログ王 ブログランキング

拍手[0回]

夏目友人帳 1

夏目友人帳 (1) (花とゆめCOMICS (2842))夏目友人帳 1/緑川ゆき
妖怪が見えるという秘密を抱えた孤独な少年・夏目。ある日、彼は祖母・レイコの遺品である妖怪たちとの契約書「友人帳」を手にする。以来、妖怪たちから追われる羽目に!! 用心棒(自称)のニャンコ先生とともに妖怪たちに名前を返す日々を過ごすことになった夏目は――!?


何か小説を読もうと思っていたのですが、仕事終了後爆睡してしまって。
今日返却しなきゃいけないDVDなんかもあったので小説読んでる暇なかったんです(汗)

なので、漫画です。もやしもんはちょっと分厚い上に欄外までネタがたっぷりなので、時間が足りなかったというか。
そんな感じです。

アニメ化もされてますし、比較的有名な作品なのでご存知の方も多いんじゃないでしょうか。
1巻は4話収録されてます。

『第一話 ニャンコ先生登場!』
夏目がニャンコ先生と出会い友人帳の意味を知る話。

ニャンコ先生があんまり丸くない。
まあ、この手の丸っこいキャラクターは回を重ねるごとに太く丸くなっていくものですからね。
初期はたいてい丸くないものです。

アニメでも思ったのですが、名を返す夏目は綺麗です。


『第二話 露神』
露神さまに名を返す話。

ちょっと泣きそうになってしまいました。
信仰により神格化した露神さまだったのですが、体の大きさが人間の身勝手さをあらわしているようで悲しかったです。

人と妖が死んだあとに同じ場所に行くのかはちょっと疑問ではあるのですが、露神さまとハナさんがあの世で仲良く話してもらいたいものです。


『第三話 夏目、人間退治』
八ッ原の妖たちに退治屋を退治してくれるように頼まれる話。

中級2匹に三篠に田沼くんが登場します。
これからも多く登場するキャラクターたちですね。

まあ、三條は出番こそ少ないですが目立ちますよね。
銀魂でいう高杉みたいな。高杉なんか数えるほどしか登場してないのに人気投票毎回上位だったりするじゃないですか。
三條はそんな印象があります。

田沼くんの力がなんとも中途半端だな、と。
きちんと見えるわけじゃないから危険に気づけず、それなのに毒気にはあてられる。
双方にとってその存在は大切なものではあるけれど、付き合っていくには微妙な関係だなぁ、と思いました。


『第四話 ダム底の燕』
とある人間に会いたいと望む弱い妖を手伝う話。

燕の話は本当にいい話です。
この話も泣きそうになってしまいました。
最後に谷尾崎さんの写真にうるっと。

確かこの話ってファンブックで「好きな話」で1位とかだったような記憶があるんですが、その理由もわかりますね。



夏目友人帳のキーパーソンは夏目の祖母・レイコだと思うんです。
レイコさんは妖力が強く、人間に見切りをつけて妖たちをいびり、友人帳を作ったりしてるわけなんですが、この人謎が多いんですよね。

この時点で気になったことは夏目の姓について。
セーラー服を着ている時点でニャンコ先生と出会った当時は学生。その時点でレイコさんの姓は「夏目」。
「娘だった母」と夏目が言ってますから、レイコさんは母方の祖母な訳です。

父方はどうなっているんでしょう?
一般的に結婚したら父方の姓に変わるよなぁ、と。
婿入りの可能性も無きにしも非ずですが、うーん。
レイコさんのことですから、ある日ふらりと帰ってきたら妊娠していたとかそういうのもありかもしれませんけど。

夏目が親戚連中をたたらい回しにされていたことを考えると、両親はすでにいないんだろうな、と。
けど、両親のこととか特に語られていなかったような気がするんですよね。

その辺のこととかそのうち語られるといいな。

ブログ王 ブログランキング ブログランキング・にほんブログ村へ

拍手[0回]

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

ad


ランキング



ブログランキング・にほんブログ村へ

カテゴリー

バーコード

ブログ内検索

プロフィール

HN:
柊木かなめ
性別:
女性
職業:
北海道のド田舎に住む会社員
趣味:
読書
自己紹介:
隠れ腐女子・柊木かなめのだいたい感想ときたま日常。
腐った視点からの感想もあるので苦手な方はご注意してください。
ツイッターやってます

何かあればこちらから→お問い合わせ

※当ブログはamazonアソシエイト並びにGoogleアドセンスを利用しています。
詳しくはこちら

ブログ村ランキング

広告

マクロミルへ登録 忍者AdMax

アーカイブ

Copyright ©  -- (腐)的感想文 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]

PR