
体育館の殺人/青崎有吾
第22回鮎川哲也賞受賞作
21歳現役大学生が受賞!!
いつもの旧体育館内の舞台袖が、密室殺人の現場に!?
部長の無実を証明するには、学内一の天才に頼むしかないっ。
しかし、あの人校内に住んでるって本当かしら?
クイーンの論理展開+学園ミステリ
放課後の旧体育館で、放送部部長が何者かに刺殺された。
外は激しい雨が降り、現場の舞台袖は密室状態だった!?
現場近くにいた唯一の人物、女子卓球部の部長のみに反抗は可能だと、警察は言うのだが……。
死体発見現場にいあわせた卓球部員・柚乃は、嫌疑をかけられた部長のため、学内随一の天才・裏染天馬に真相の解明を頼んだ。
なぜか校内で暮らしているという、アニメオタクの駄目人間に――。
エラリー・クイーンを彷彿とさせる論理展開+抜群のリーダビリティで贈る、新たな本格ミステリの登場。若き俊英が描く、長編学園ミステリ。
図書館で借りてきました。
実はこの作品を借りてくるのは3回目ぐらいだったりします。
いつも読み切れずに返してしまったんですよね……。
ようやく読めて良かったです。
ぶっちゃけ、よくある学園ミステリーという印象が最後までぬぐえなかったです。
ヒロインと探偵役の少年が警察にうっとうしがられながらも捜査を続けて推理していくというもの。
序章の舞台装置だけ見ると、どことなく
金田一少年
っぽいなぁ、と。
幕があがると死体が……ってのがたぶんそれっぽく感じたんだと思います。
探偵役である天才だけどアニオタのダメ人間・天馬。
天馬の知識にうん?と一瞬考えてしまいました。
というのも、声優の松岡由貴さんの説明に
「妹尾あいこ
の中の人」と答えてるんですね。
確かにその通りなんですが、あいちゃんが登場したおジャ魔女はもう10年以上も前の作品です。
この作品では実在する作品がガンガン登場しています。他の作品(絶望先生、まどまぎ、Fate、生徒会の一存など)が執筆当時のリアルっぽいのに対して、これだけ年代が違うので浮いてるんですよね。
(国民的アニメであるサザエさんとドラゴンボールはまあいいんでしょうけど)
で、作者の年齢が見事におジャ魔女世代。多分、ぽっぷと同い年ぐらい。
天馬のアニメ知識がまんま作者の知識そのままっぽいなぁ、とか思ってしまいました。
鮎川哲也賞受賞作ということもあり、審査員の選評が載ってます。
そこでも触れられていましたが、結構荒削りな面が目立ちます。
天馬の推理は実は結構穴だらけっぽいとか、行き当たりばったり感が強すぎてちょっとそれは……という推理があったりもします。
でも、普通に楽しめました。
新人さんでこれですから今後に期待ですね。
続編が作られそうな設定もつけられてますし、実際続編も登場しているようです。
1冊は図書館にあったので今度借りてこようと思います。
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