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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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船乗りサッカレーの怖い話

船乗りサッカレーの怖い話/クリス・プリーストリー(訳/三辺律子)
「あわれな船乗りを助けてくれないか」
嵐の夜、その男はやってきた。
全身ずぶぬれで、まるでたったいま海からあがってきたみたいだ。
「恩に着るよ……嵐がおさまるのを待つあいだ、物語を二つ三つ聞かせるというのはどうだ? ただ、おれの話は子どもには残酷すぎるかもしれないが……」


図書館で借りてきました。
いつか読もうとは思ってましたが、なんでこのタイミングで借りたのかは自分でも謎です(笑)


【嵐】
【ピロスカ】
【ピッチ】
【イレズミ】
【ボートに乗った少年】
【カタツムリ】
【泥】
【サル】
【スクリムシャーの悪魔】
【黒い船】
【トリカブト】

の11話?が収録されています。
以前紹介したモンタギューおじさんの怖い話の続編というかシリーズのようです。

どちらも語り手と聞き手が存在し、怖い話を聞いていくという形を取っています。
今回の語り手はタイトルにもあるサッカレー。17、8歳に見える青年ですね。
聞き手はイーサンとキャシーことキャサリンの兄妹。
舞台は兄妹の父親が営む宿屋兼住宅。嵐の晩に怖くて不気味な物語は語られていきます。


タイトルは「怖い話」となっているんですが、ぶっちゃけ怖いより不気味。
前作よりも、直接的な死が多いような印象がありましたが、どうかな?
とりあえず、前作同様にほとんどの物語に救いがありませんので、救いのある物語を求めてる方にはあまりおすすめ出来ません。

【カタツムリ】とか気持ち悪いだけでしたし、【ボートに乗った少年】だとかは薄気味悪く感じました。
【イレズミ】ではちらっと日本も登場してるんですが、結局どういうこと?って感じになってしまいました。

最後のオチ、少なくとも兄妹の顛末に関してはかなり序盤で気づいてしまいました。
ぶっちゃけサッカレー青年が登場する前に「あ、この兄妹……」ってなってしまったので。
オチに関してはなるほどね、と。

ラスト、サッカレー青年が海に帰ったあと、兄妹の元に現れた少年たち。
その少年たちの中に、モンタギュー少年がいるんですが、これは前作のモンタギューおじさんと関係あるのだろうか?と一瞬テンションあがってしまいました。

このシリーズ、「トンネルに消えた女」、「ホートン・ミア館」と続くようなんですが、図書館には置いてないようです。
まあ、モンタギューおじさんも船乗りサッカレーも寄贈本なのでそのせいもあるかもしれませんが。
いつか図書館で購入することがあったら読みたいです。

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臨床犯罪学者・火村英生の推理4 スウェーデン館の謎

臨床犯罪学者・火村英生の推理4 スウェーデン館の謎/有栖川有栖
推理作家の有栖川有栖は、取材で訪れた会津・裏磐梯で、沼に身を投げんとする美しい金髪の女性を助ける。その縁で、彼女・ヴェロニカの住ログハウスに招かれることに 。「スウェーデン館」と呼ばれるそこで、アリスは彼女の夫で童話作家の乙川リュウに歓待される。館の客とも打ち解けるが、その晩、殺人事件が起き……。美しい館に潜む悲しい秘密 、複雑な人間模様。
進退窮まるアリスに、火村助教授が知力を尽くす、大人気長編!


しばらく前に購入していたんですが、ようやく読めました。
もっと早く読みたかったんだけどなぁ。


4年前に一度読んで紹介している講談社文庫版スウェーデン館の謎と同一の作品になります。
麻々原さんの挿絵、解説の有無ぐらいでしょうか。
(講談社文庫版では宮部みゆきさんが解説を書かれていたようです)


以前、読んでいるということもあり犯人やトリックはなんとなく覚えていました。
改めて読み直すとそれはそれで楽しめました。
気分(というか後味?)の悪い話だったな、と記憶していましたが、読み終えたところそこまでではなかったので、初見のインパクトと宮部さんの解説の印象が強かったのだろうな、と思います。


あらすじにもある通り、今回はアリスが主体となって物語は進みます。
アリスの取材旅行先で事件が起こり、その解明のために火村先生を読んだという形なので、火村先生が登場するのは物語半ばからです。

今改めてあらすじを見て気づいたのですが、火村"助"教授なんですよね。
この作品は元々国名シリーズ第2弾として発売されたもの。ノベルス版の発売は1995年、文庫版でも1998年のことです。
だから、准教授という呼び名は存在していなかったんですね。

それ以外にも小学校に土曜授業が当たり前のように存在したり(最近また復活しつつあるみたいですが)、カメラがフィルム式だったり、携帯電話の存在が描かれていなかったりする訳です。

ビーンズ文庫版は、作品の発表順を無視して発売されているので、こちらから入った人は混乱してしまうかもしれませんね。
というか、今の子どもってフィルム式のカメラって知ってるんでしょうか。

デジカメや携帯やスマホの写メが当たり前になってしまっているから、写真をプリントアウトをお店に頼むということも中々ないですよね。
撮った写真が上手く撮れているかわからないという話も分からないんだろうなぁ。


面白かったです。
次巻の発売については特に言及されてません。
短編選出方式なのか、長編なのか。
どちらにせよ楽しみに待ちたいと思います。

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1冊

ノラガミ 12/あだちとか

1冊購入してきました。

ちょっと新刊の発売情報をチェックしていくのを忘れまして。
まだ他にも購入するものがあるんじゃないかな?と思ってしばらく本屋の中をグルグルしてました(笑)

買い忘れがあったら、今度行ったときにでもチェックしようと思います。


そういや、ノラガミってまだ1冊も紹介してませんね。
アニメ化したときに紹介したいな、と思っていたはずなのに気づけばアニメはとっくに終わってしまってますね(汗)

他にもそういうのは山ほどあるんですよね。
最近、続きものばかり紹介してるのでちょっとそういったものも読むように心掛けたいです。

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