忍者ブログ

(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

大江戸妖怪かわら版 2

大江戸妖怪 かわら版 2/高橋愛(原作/香月日輪)
魔都大江戸に「落ちてきた」童女・お小枝。
雀たちはここへ残るか、人間界へ戻るか、自分で選べるよう好きに行動させることにしていた。
キャフェ―にお座敷遊びにお祭り見学の後は――海!!
お小枝が最後に選ぶ道はどちらか!?
かわら版屋・雀の成長を描く人情江戸ファンタジー第2巻!!


昨日購入してきた1冊、早速読みました。
僕のヒーローアカデミアも読みたいんですが、なんか気乗りしないんですよね……(-_-;)


【第7刷 桜貝の海に遊ぶ】
【第8刷 月下に白菊咲く】
【第9刷 風かわりて夏きたる】
【第10刷 子ども、異界を歩く】
【第11刷 異界にて生まれ変わる】

が収録されています。
前巻に引き続き、大江戸に落ちてきた少女・お小枝ちゃんの話と「子ども」が雀になる話が描かれています。

原作でいうと1巻の途中から2巻の途中までの話になります。


あらすじにもある通り、お小枝ちゃんが海で遊んだりするわけです。
その時、お小枝ちゃん上半身裸なんですよね。
4つ5つくらいの「童女」と表現されるくらいの幼い子だから問題ないはずなんですけど、「いいんだろうか?」なんて思ってしまった私は汚れてるんだろうなぁ。


今回、百雷の旦那なんかも登場していますが、思っていたよりも犬面でびっくりしてしまいました。
でも、妖アパの茜さんもこんな感じだったし、そう驚くこともないのかもしれませんが。

お小枝ちゃんの記憶に対する話はすごく切なくなってしまいました。
大江戸の経験をきちんと覚えていたいお小枝ちゃんですが、大江戸から江戸に戻る際にその記憶は夢のようなぼんやりとした存在になってしまうのだとか。
江戸と大江戸では時間の流れが違うのでその副作用みたいなものらしいです。

それでも大江戸での経験はお小枝ちゃんの深いところに残るのでしょう。
これからは健やかに成長していくのでしょうね。


そして、後半は雀の話になります。
お小枝ちゃんの選択を受けて、自身の選択を思い出したという体なのでしょう。

雀が大江戸に落ちてきたばかりの頃の話。
心も体もボロボロに傷ついた子どもが癒され再び立ち上がれるようになるまでが描かれています。
原作読んだときも思ったのですが、本当にこの子どもはどんな生活を送っていたのだろう?と。
タバコを加えた女性が母親なのかな?とは思うんですが、それくらいしかわからないというか。
うーん?
いつか雀の過去は語られるのでしょうか。


次巻は、来年3月。
妖アパの新刊も同時期らしいですね。楽しみです。

拍手[0回]

2冊

大江戸妖怪かわら版 2/高橋愛(原作/香月日輪)
全裸男と柴犬男/わたなべあじあ(原作/香月日輪)

香月さん原作の漫画、2冊購入してきました。
購入しただけで全く帯とか確認してないんですが、今回は何かキャンペーンとかあったりするんでしょうか。
いつも(といってもいいくらい)何かしらあるので、後でチェックしなければ。

全裸男はこれで完結らしいです。
ですが、全裸男と蛇男なる本が12月に発売されるらしいので、それもそのうちコミカライズされたりするのかな?
あまり期待せず待ちたいと思います。


今日は雑誌コーナーが混んでいて、ジャンプが立ち読み出来ませんでしたorz
また今度行ってきます。
まあ、ジャンプなので最悪、コンビニでもいいですね。

拍手[0回]

家守綺譚

家守綺譚/梨木香歩
たとえばたとえば、サルスベリの木に惚れられたり、床の間の掛軸から亡友の訪問を受けたり、飼い犬は河童と懇意になったり。白木蓮がタツノオトシゴを孕んだり。庭のはずれにマリア様がお出ましになったり。散りぎわの桜が暇乞いに来たり。と、いった次第の本書は、四季おりおりの天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。

庭・池・電燈付二階屋・汽車駅・銭湯近接。四季折々、草・花・鳥・獣・仔竜・小鬼・河童・人魚・竹精・桜鬼・聖母・亡友等々々出没数多――。

それはついこのあいだ、ほんの百年すこしまえの物語。


図書館で借りてきました。
私の中で梨木さんといえば、これ!なんですが、なぜか持ってないんですよねぇ。


全然関係ないんですけど、帯の「ほんの百年すこしまえの物語」ってフレーズで、明日のナージャを思い出しました。
ググったらナージャの方は「むか~し昔、100年位昔。これは、運命の扉の向こう側を旅した、女の子の物語。」だったよう。
懐かしい(笑)


この本は、掌編が書きつられられた連作短編集になっています。
普段私は、掌編じゃなくSSの呼称を使うんですが、この作品に限っては掌編を使いたいです。

【サルスベリ】【都わすれ】【ヒツジグサ】【ダァリヤ】【ドクダミ】
【カラスウリ】【竹の花】【白木蓮】【木槿(むくげ)】【フリガネニンジン】
【南蛮ギセル】【紅葉】【葛】【萩】【ススキ】
【ホトトギス】【野菊】【ネズ】【サザンカ】【リュウノヒゲ】
【檸檬】【南天】【ふきのとう】【セツブンソウ】【貝母(ばいも)】
【山椒】【桜】【葡萄】

の28編からなっています。

亡友の生家に棲む青年・綿貫が遭遇した静かだけれど不思議な出来事を順に語っていきます。
時間軸としては1年ほどの出来事になりますね。


1話1話非常に短いので、少しずつ読み進めたい方とか、お気に入りの話を何度も読み返したい人とかは読みやすいかもしれません。

ただ、文体がわざと古く書かれているので多少読みづらさはあります。
学校の教科書でやった明治の文豪とかの作品をイメージしてもらえるとわかりやすいと思います。
古典ほど読むのには困らないけど、若干の読みにくさってあるじゃないですか。あんな感じ。

しかも、ルビがほとんどないので余計大変でした。
「基督」ってなんて読むかわかりますか?
答えは「キリスト」なんですが、思い出すまでちょっとかかってしまいました。


読んでいて、なんとなく×××HOLiCを思い出しました。
妖たちの成すことが当たり前で、主人公の常識を打ち砕いていく感じ。
主人公が漢字こそ違いますが、どちらも「ワタヌキ」なので余計そう思うのかもしれません。

あ、でもこちらの綿貫は、死んだはずの高堂が頻繁にやってくることを簡単に受け入れていましたから不思議なことに対する耐性みたいなものはこちらの方が高いのでしょうね。


最近まで知らなかったのですが、この作品って続編出てるんですね。
冬虫夏草って確か図書館にあったと思うので今度借りてきたいと思います。

拍手[1回]

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

ad


ランキング



ブログランキング・にほんブログ村へ

カテゴリー

バーコード

ブログ内検索

プロフィール

HN:
柊木かなめ
性別:
女性
職業:
北海道のド田舎に住む会社員
趣味:
読書
自己紹介:
隠れ腐女子・柊木かなめのだいたい感想ときたま日常。
腐った視点からの感想もあるので苦手な方はご注意してください。
ツイッターやってます

何かあればこちらから→お問い合わせ

※当ブログはamazonアソシエイト並びにGoogleアドセンスを利用しています。
詳しくはこちら

ブログ村ランキング

広告

マクロミルへ登録 忍者AdMax

アーカイブ

Copyright ©  -- (腐)的感想文 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]

PR