ローゼンメイデン 全10巻/PEACH-PIT
だいぶ昔に紹介した
これの続編になります。
ごちゃごちゃしてしまうので各巻のあらすじと収録話数は追記に載せますね。
旧版である前作があまりにも唐突な終わり方だっただけに、連載再会の話を聞き、ワクワクされた方も多いのではないでしょうか。
私自身は気になっていたものの、ヤングジャンプを立ち読みするのは色々と厳しかったため、コミックを購入。
はじめ、また購入するのを間違えてしまったのでは?と思いました。
冒頭の
「まきますか まきませんか」に見覚えがめっちゃあって。
それというのも、私バーズコミック版の
新装版を間違って買ってしまったんですよね。
実際は違ったんでよかったです。
序盤は大学生の"まかなかった"世界のジュンの視点で進んでいきます。
中学生のジュンの選択により、ローゼンメイデンが存在しない世界となっているわけですね。
中学は引きこもりのまま卒業し、大検で大学に通い、本屋でチャラい店長に文句を言われ続けたりするわけですが、ものすごく読んでいて痛かったです。
無力感にさいなまれる様は見ていて辛い。
契約者であるメグが雪華綺晶の手に落ちていることもあり、水銀燈とも共闘することになるわけです。
が、雪華綺晶に捕えられているはずのメグは転校生としてジュンのクラスにやってきていたりともうわけがわからなくなりそうでした。
途中途中で平和な生活が描かれているわけですが、その平和な生活すら怖いってどういうこと?って感じでした。
雪華綺晶の魔の手が静かに忍び寄ってくる感じも怖いんですが、それ以上にメグの存在も怖い。
作中で水銀燈が「壊れた子」と表現しているのがわかるなぁ、と。
というか、金糸雀のパートナーであるみっちゃんが想像していたより活躍していてびっくりしてしまいました。
あの人ってドールに関する思考こそぶっとんでいるものの、ジュンにとっては良き理解者であり仲間だったのでしょう。
両親が家におらず、姉とはいえのりもまだ高校生。
担任の先生は勘違いした熱血教師ですし、ジュンが全面的に頼ることが出来た人だったんだろうな。
最終局面でつかまってこそいるものの、その技術を買われて雪華綺晶の苗床とならなかったりと悪運も強いですし(笑)
物語としてはやっぱりどことなく途中な感じがしてしまいました。
終わり方としては綺麗なんですが、さらっと読んだだけでは難しすぎて理解しきれなかったというのが正直なところです。
今度前作から読み直したいなぁ、と思いました。
以下、前述の通り各巻のあらすじと収録話は追記に載せておきます。
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