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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

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ガートルードのレシピ 1~5

ガートルードのレシピ 1 (花とゆめCOMICS)ガートルードのレシピ/草川為
様々な悪魔の体の一部(パーツ)をつないで造られた人造悪魔ガートルード。自分の製法を記した「ガードルードのレシピ」を探す彼は、とある町の廃屋で女子高生佐原漱(すすぎ)と出会う。大胆不敵な少女と悪魔…そんな2人に突如、奪われたパーツを取り戻そうと悪魔たちが襲いかかってきて――!!
ガートルードのレシピ 第2巻 (花とゆめCOMICS)ガートルードのレシピ 2/草川為
女子高生・漱の協力で遂に自分の製法を記した「レシピ」を手に入れた人造悪魔ガートルート。だが中身は既に術で移し取られており、その隠し場所は意外にも――…!!
しかも探索の途中、漱の兄・久作を見たガートルードは不審を抱く。案の定、久作は不穏な動きを見せ始め…!?
ガートルードのレシピ 第3巻 (花とゆめCOMICS)ガートルードのレシピ 3/草川為
久作=クロードに両親の命を楯に取られた漱。しかも彼の罠でガートルードまで重傷を負ってしまい大ピンチ!!
漱は両親を助ける為、家に戻る決意をするが、ガートルードは彼女の護衛をある意外な人物に依頼し――? 明らかになるガートルードの真実。久作(クロード)の目的とは一体!?
ガートルードのレシピ 第4巻 (花とゆめCOMICS)ガートルードのレシピ 4/草川為
クロードは妻・ハロンの魂をガートルードから分離させるため「巻き戻し(リワインド)」の術を漱とガートルードにかける。レシピを遡るこの術式は漱の生命を動力とし、最後にはガートルードを解体してしまう。果たして2人の運命は…!? 「ガートルードのレシピ」感動のクライマックス!!!
ガートルードのレシピ 第5巻 (花とゆめCOMICS)ガートルードのレシピ 5/草川為
一九六〇年代のカナダ…漱と出会う前のガートルードが雪男を探す少年と出会った思い出とは?? カーティスが左目を失った百年前の事件とは!? 過去を描いた2編他、パーツ狙いの新悪魔が登場し、プッペン&マリオットもショート3編で大活躍する珠玉の番外編★収録の最終巻。


八潮と三雲の草川さんの初期作品です。
ずいぶん昔に古本屋で1、2巻を購入。その足で本屋へ向かい残りを購入した記憶があります。


1巻には1~4話とデビュー作「マイグランドファーザー」
2巻には5~8話とデビュー作1つ前の受賞作「逢瀬」
3巻には9~13話と番外編「カバンの中」
4巻には14~18話が、
5巻は番外編「音楽室の悪魔」「雪男の棲む山」「レクイエム」「部活動の詩(うた)」「少年慶人の第六感」「ダイエット・プッペン」と、
デビュー後初作品の「ためいきの金の色」が収録されています。

実質、本編は4巻までなのでそこまででも特に問題はないんですが、5巻は5巻でおもしろいので是非読んでほしかったりします。
私が購入した当時はともかく、今普通に本屋で単行本を購入するのは購入するのはちょっと厳しいかもしれませんね。古本屋かネットなら問題ないかと思いますが。
というか、文庫版出てるよう。遊び心のある方なんで書き下ろしとかありそうで、私も見てみたいです。


物語は人造悪魔のガートルードが自身の製法が書かれた「レシピ」を、
女子高生サハラと、体の一部を返せとやってきた悪魔・プッペンとマリオットともに探す話です。


草川さんのかかれる女の子ってとても強い子が多いんですが、最初からだったんだなぁと読み返して再認識しました。「逢瀬」も「ためいきの金の色」もそういう子が登場します。
いくら手元に塩があっても悪魔相手に傷口に塩ドサドサかけるようなこと普通やりませんよね(笑)

技巧的なものは確かに微妙な面があります。3巻の表紙とかちょっと違和感ありますよね。
が、ストーリーがおもしろい。もう、術式の最後の方とか涙しちゃいましたよ。
何度も読んでて展開もしっているのにも関わらずです。
改めて読み直すと、若干展開が早い気も否めませんでしたが、きちんと問題は解決してハッピーエンドなのでまあいいかな、と。


ガートルードとサハラにはこれからもきっと多くの問題がふりかかるのでしょう。
ですが2人なら周りの協力も得て問題を解決し、最期の時まで一緒に過ごしていくんだろうな。

プッペンとマリオットが可愛いかったです。
プッペンは愛すべきおバカだし、マリオットはそんな相方に苦労かけられていてちょっと可哀相だし(笑)
「部活動の詩」とかもうめちゃくちゃ可愛い。

カーティスに助力を求めに行ったときのプッペンのセリフにツッコみたい。
「なんだってこんなパーツ狙いの前科がある奴を!?」って言っているんですが、それお前らもだから!!
きっと突っ込んだのは私だけじゃないはず(笑)

クロードは自身の妻・ハロンとその姉・“ガートルード”の魂を分離し、妻を取り戻したかった。
それだけだったんですよね。まあ、それは叶わなかったわけですが。
ガートルードに許され、サハラに受け入れられることでこれから先は「佐原久作」としてまともな人生を送れるんじゃないんかと思います。

カーティスはアンのことを時たま思い出しながら、面白おかしく悪魔らしくすごしていくんでしょう。
博識屋も同様かな?

物語その後の話が想像できる話でした。
そういや、龍の花わずらいで侍女ブログみたいなやつに過去キャラ登場してましたよね。
今度そちらも読みたいなと思います。

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