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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

ぼくが死んだ日

ぼくが死んだ日/キャンデス・フレミング
「ねえ、わたしの話を聞いて……」偶然車に乗せた少女に導かれてマイクが足を踏み入れたのは、子どもだけが葬られている、忘れられた墓地。怯えるマイクの周辺に現れた子どもたちが、彼らの最期の物語を次々と語り始めた。廃病院に写真を撮りにいった少年が最後に見たものは。出来のいい姉に悪魔の鏡を覗くよう仕向けた妹の運命は。ノスタルジー漂うゴーストストーリーの傑作。


本が好き!さんを通じて東京創元社さんからご恵贈いただきました。
(本が好き!さんについてはこちら)
本当、よく当たるので実はもう1冊到着済みだったりします(笑)


【マイク】
【ジーナ】1949-1964
【ジョニー】1920-1936
【スコット】1995-2012
【デイヴィッド】1877-1893
【エヴリン】1877-1897
【リリー】1982-1999
【リッチ】1965-1981
【エドガー】1853-1870
【トレイシー】1959-1974

10篇が収録されています。
章タイトルの後ろは彼らの生没年です。

キャロルアンと名乗るずぶぬれの少女に導かれ、マイク少年が忘れられた墓地を訪れるところから始まります。
墓地で眠る少年少女たちが語る最期の物語をマイクは聞き遂げます。

面白かったです。
幽霊がたくさん登場するのですが、幽霊よりも彼らの死の原因となった存在たちの方が怖いです。
どこか不気味で哀愁ただよう一晩の物語です。
タイトルがタイトルなので、もしかして最後マイク少年は死んでしまうんじゃ……とか思っていたのですが、そうはならなくて良かったのか悪かったのか。

ちょっと不思議なのは、マイクを導いたキャロルアンの生没年が1941-1956年なんですね。 そこから56年の年月が経っている――つまりマイクが墓を訪れたのは2012年の10月のことだとうのがわかります。
廃病院で亡くなったスコットの没年が2012年なんですね。高校最後の展覧会がどうのと語っているので夏ぐらいまでにはなくなっているのだろうなということが推測できます。
たかだが数か月でそこまで荒れ果てるかな?荒れ果てた墓に自分の子どもを埋葬するかな?なんてことを考えてしまいました。
スコットだけ没年が若いので何か裏があるのだろうか……と。
もしかしたら何か意味があるのかも知りませんが、私にはわかりませんでした。

そして、死にかけた人間を導き、幽霊たちの話を聞かせることを何年も続けているキャロルアン。
最期を語った幽霊たちは順番にこの世を去っているようですが、彼女だけは違うよう。
いつか彼女も天へのぼることができるのでしょうか。

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本が好き!とブクログを比べてみた

今日は感想ではなく、書評でつながる読書コミュニティ・本が好き!のご紹介です。
以前、やった読書ログとブクログを比べてみたと同じような感じになるかと思います。

また、読書ログはもう利用しなくなっているので退会しようとしたのですが、どうやら残念ながらシステム的に退会というものがないようです。追々登録してあるデータを削除して行こうと思います。


●はじめに
2016年10月末に運営さんに誘われ、これも何かの縁と年末に登録しました。
(遅くなって本当すみません)
利用をはじめて3カ月ほどが経過し、一般ユーザ―の(ほぼ)最高位である1級まで昇給したので振り返りを兼ねてこの記事を書いています。

利用しようか迷っているって人の参考になれば幸いです。

本の感想を書き込もう web本棚サービスブクログ
左が本が好き!、右がブクログのバナーです。

●基本コンセプト
WEB上にある本棚に書籍を登録し書評を投稿するサイトです。
書評とはいいますが、書評の形式には決まりがなく、感想文だろうが本にかかわるエッセイでも、書籍内容のまとめでもOK。
とにかくオリジナルであればいいそうです。(参考:運営ルール)
他ユーザーのレビューに対してコメントしたり評価をつけたり、掲示板などで面白い企画が開催されていることもあるので、掲示板だけ利用するってのもまあありだと思います。


●ユーザ―数
2017年3月末時点でブクログは100万ユーザ―突破記念キャンペーンを行っていましたが、同時点で本が好き!では、目指せ!会員数10000人突破!!なんてやってるので推して知るべしです。
ただ、書評数は14万件を超したとのことなので、人数が少ないからといって馬鹿にはできません。
というか質という意味では失礼ながら本が好き!が圧倒していると思います。
本当に本が好きで、本を読んでいる人たちが集まっている印象です。


●データ
両サービスともにデータはアマゾンから引っ張っているようです。

本が好き!では表紙画像をブログに貼ったりすることはできませんが、アソシエイトIDの登録が可能なので本が好き!(の多分自分の書評ページ)から購入があるといくらかのバックがあるようです。
過去のやりとりを見ていると本が好き!ではアマゾンでは販売していないような本でも運営にお願いすると登録してもらえるのかな?
ちょっとそこらへんは実際に遭遇してみないとわかりませんね。

とはいえ、ブクログでもプレミアム機能が無料開放され、自身で同人誌や絶版本が登録できるようになったのでここに差はあまりないかと思われます。


●お知らせメール
レビューにコメントがあったときなど、どちらのサービスもお知らせメールを受け取ることが出来ます。

ブクログはその他に献本や話題の本のメルマガが届きます。
他にも、作家の名前や作品名を設定していれば新刊が発売されたときにお知らせメールも届きます。
買い忘れ防止にかなり役立ってます(笑)

本が好き!でも通知メール以外にも『献本速報』という新しい献本が届いたら教えてもらえるものや週に1度、その週に人気だった書評がわかる『本が好き!通信』といったメルマガもあります。
中々面白くてついつい見入ってしまいます(笑)


●その他機能
両サービスともに掲示板が用意されており、ユーザー同士で交流が楽しめます。

その他ブクログではまとめや読書目標を定めることも出来ますね。
またWEB上の本棚がコンセプトということもありブクログプレミアム機能の無料開放なんかでも本棚のデザインが複数追加されたりしています。

一方の本が好き!の一番の売りは「献本」でしょう。
この手のサービスでの献本は『本を無料でプレゼントするのでかわりに感想を書いてください』って所ですね。
ブクログでも献本はあるのですが、ユーザ―数が多いのに当選数が少ないのでめったに当たりません。
年に1冊当たればいいかな?ぐらいです。
本が好き!では月に数冊レベルで当たります。
ええ、本当に。
というのも、ユーザ―数が少ないというのもありますが実際に活動されている方はさらに少なく、献本に応募されてる方は……多く見積もっても50人もいないんじゃないかな?
まあ、自分の興味のない本はスルーしている、年に数回しか応募しないなんて方もいるでしょうし、きちんとした数字は運営サイドでなければわかりませんね。

献本に申し込むには本が好き!内のランク(4~1級、免許皆伝があり一般ユーザーはまず1級止まり)を上げなければいけないなど条件もあるのですが、普通に利用していればまあ簡単に応募できるようになります。
発送から4週以内に書評をあげなければいけない、転売禁止などルールもあるので詳しくはサイトをご確認ください。
普段目にしないような本もあるので眺めているだけでも中々楽しいです。

あとは、評価でしょうか。
ブクログではイイネ(花丸)だけですが、本が好き!では【読んで楽しい】【素晴らしい洞察】【参考になる】【共感した】の4種類があり、その時々で使い分けることができます。
この評価の種類はたびたび、変更してはどうか?と議論にあがるようですが、決め手にかけ変更には至っていないようです。


●対応
ブクログでは今のところ、トラブルにあったことがないので割愛。
本が好き!だと掲示板上に運営スタッフが頻繁に登場するので、場合によっては直接やりとりすることができます。
(運営スタッフも一般ユーザ―として参加されています)
ちょっとした疑問なんかには答えてもらえますし、トラブルも対応してもらえます。
技術的、予算的に対応不可なこともあるようですが、それでも姿勢としては素晴らしいと思っています。
ただ、初見の方は「この人誰?」ってなるのは必須なので、一目で運営スタッフだとわかるようにした方がいいんじゃないかな?なんてことはちょっと思っています。


●最後に
蔵書管理として使いたいのなら、ブクログに軍配があがるかと思います。
とはいえ、いつだかのリニューアルでかなり見づらくなりましたし、Androidユーザーはアプリが廃止されたこともあり昔に比べるとだいぶ使い勝手が悪いです。
しかしながら、ユーザ―の声を受け改善する旨の返答もありますし、まだ今後に期待したい感じ。

本が好き!は蔵書管理というより、自身の書評発表の場というイメージが強いです。
読書ログはコメントのやりとりが大変で足が遠のいてしまったのですが、本が好き!だとそこまで頻繁にやりとりしなくても問題ありません。
評価だけのやりとりでも十分「見てもらえている」ということがわかります。
ユーザ―が書評を書く本のジャンルも幅広いので書評を見ているとどんどん読んでみたい本が増えてしまって困りますが(笑)

つらつらと書いていたらかなり長い文章になってしまいました。
少しでも参考になれば幸いです。

(記述はすべて2017年3月31日時点のものです。その後変更されることがありますのでご了承ください)

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ガンカンジャ 1 空は高くいい天気なのに

ガンカンジャ 1 空は高くいい天気なのに/フツー
WEB連載時から広がる静かな感動――。
26歳がん患者の、真に迫る闘病生活と不思議な森を巡る魂の冒険。

そして死ぬことになります。
だから
何事も無かったように
何事も無いように
何事も起こらないように
いつもみたいに
ご飯食べようよ。


図書館の新刊コーナーにあったので気になって借りてきました。


【プロローグ】
【第1話 奇跡】【第2話 海】
【第3話 頑張れ!】【第4話 森】
【第5話 お願い】【第6話 羊】
【第7話 痛み】【第8話 野原】
【第9話 長けりゃ】【第10話 かまわない】
【第11話 シュッシュッポッポ】【第12話 再び 森】
【第13話 砂漠の王】【第14話 シベリア】
【第15話 応援】【第16話 釣り】
【第17話 ポッポー】【第18話 消えるという事】
【第19話 ユル】【第20話 一歳】

が収録されています。
中身はオールカラーの4コマ漫画風になっています。
"風"なのは、文字だけのコマが時折あるから。

父をがんで亡くした作者が描くフィクションというだけあって、闘病の様子がリアルに感じられます。
私の周りにがん患者はいないので、実際とどれくらいかい離があるのかはわかりませんが、一般の人が描いているなんとなくのイメージからするとすごくリアルに感じられます。

作中で描かれる不思議な生き物たちの住む"森"。
この森というのは精神世界というか、言ってしまえば夢の世界なのでしょう。
そして抗がん剤の説明の時に使われたナパーム弾の話からして、森は正常な部分で砂漠(の王)はがん細胞。
徐々に朽ちていく体はそのままですね。

ライトに語られていますが、読んでいてじわじわと辛くなってきます。
しかしながら、重くなりすぎないのは表紙イラストのようなどこか朴訥とした絵柄で描かれているからではないでしょうか。
これが、リアルというかキレイめなイラストで描かれていたらとても読んでいられなかったと思います。

2巻も図書館にあったので近いうちに借りてきたいと思います。

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