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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   
カテゴリー「【漫画】雷句 誠」の記事一覧

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金色のガッシュ!! 11(文庫版)

金色のガッシュ!! 11(文庫版)/雷句誠
 巨大な魔物・ファウードを魔界に帰すため、ガッシュと仲間達はファウードの体内に潜り込む。
 体内に隠された"魔界へ帰す装置"の場所を探すガッシュ達だが、ファウード復活を目論む魔物達に行く手を阻まれる! そこにはリィエンの呪いを解くため、リオウ側についたウォンレイの姿もあり――!?
 ついにファウード復活へ! "魔界へ帰す装置"の作動まで、あと90分。暴走するファウードから人間界を守るため、ガッシュ達の戦いが始まる!


小説を読んでいたんですが、読み切れそうにないので慌てて漫画を。
この感想書くのにBGMをガッシュ関連のメドレーを聞いていたんですが、途中途中でベリーメロン とかチチをもげ とか入ってきて作業が進みません(笑)


【LEVEL.201 脱出口】【LEVEL.202 真実の心】
LEVEL.203 守るべきもの】【LEVEL.204 迷路の先に…】
LEVEL.205 怖いけど…】【LEVEL.206 アースの思惑】
LEVEL.207 攻防】【LEVEL.208 希望の光】
LEVEL.209 ファウード復活】【LEVEL.210 生き抜くために】
LEVEL.211 頭脳戦】【LEVEL.212 最悪のシナリオ】
LEVEL.213 何が起ころうとも】【LEVEL.214 王になれ】
LEVEL.215 届かない声】【LEVEL.216 拳にこめた想い】
LEVEL.217 格の違い】【LEVEL.218 ファウード強奪】
LEVEL.219 それぞれの覚悟】【LEVEL.220 勝算なき抵抗】

が収録されています。
全話に渡り、ファウード編です。


前巻はファウードの体内に侵入を果たしたところで終わっていたんでしたか。
小腸にあたる部分でドリル状の物体に追いかけられるというところから始まります。


今回ほど清麿すごいと思ったことないかもしれないです。
なんというか、頭のいいキャラって考えることが違うよな、と。

わずかな情報から様々なことを理解できるっていうのは本当にすごい。
たとえば、ファウードの心臓とのちょっとした会話から"魔界へ帰す装置"は後付されたものであり、遠隔操作機能あるいはタイマー機能がついていることを推測し、
呪いを解く前にファウードを魔界に帰そうとしていたエリー・アースコンビと、エリーのような小さな子ども1人に大変な目にあわせるわけにはいかないと行動を共にしていたサウザーとカルディオ組を見事止めてみせるわけです。

アースのように頭のいいキャラ(応用力はなさそうですが)を納得させているのを見るとすごいなぁ、と。
かなり複雑であろう魔界の文字云々を1時間程度あらかた理解してしまうあたり本当にすごい。

リオウが言ってる知将云々を見てるとべるぜの古市が智将っていっちゃダメだろって思えてきますね(笑)
いや、古市は古市で好きなんですけどね!べるぜのレベルならあれで十分なんですけどね。
なんとなく知将より智将の方がすごいような印象を受けるんだけど、頭のレベル的には古市じゃ清麿に遠く及ばないので、なんか微妙な気分になってしまいました。


そうして、ファウードを復活させたことによりリィエン、アリシエたちの呪いがとけて総勢何組?
清麿・ガッシュ、恵・ティオ、サンビーム・ウマゴン、フォルゴレ・キャンチョメ、アース・エリー、シスターエル・モモン、リィエン・ウォンレイ、アリシエ・リーヤ、サウザー・カルディオの9組かな。
9組はそれぞれ清麿の指示に従い、時間稼ぎをするわけです。

ケルマデック海溝に瞬間移動させて溺れさせるとか、最初清麿たち同様喜んだのを思い出しました。
まあ、その後すぐ期待は裏切られてしまうんですがね。
誰もファウードが泳げるとは思わないというか。あれ、ファウードが掻いた水で津波起きそうなんですけど、大丈夫だったんでしたっけ。

清麿に翻弄されたことにリオウがキレてとりあえず日本を壊滅させることを決めるんです。
そんなことをさせてたまるかと、皆はファウードのあとを追います。


再びファウードの体内に侵入したガッシュたちでしたが、リオウの手によってガッシュと清麿だけが連れ去れらてしまいます。
自身の身を省みず戦う清麿ですが、このときの「大丈夫だ」はずるい。
というか酷いとでもいいましょうか。

こうでもしなければ、確かに1対1でリオウに勝利することは出来ないでしょう。
そして良すぎる清麿の頭は「パートナーが死んだ場合」についての結論も出していたのも余計いけないのでしょう。
清麿の言うとおり、パートナーが不慮の事故にあう可能性は十分にありえます。

病気、事件、事故、場合によっては戦いに耐えられず自殺する可能性だってありえたでしょう。
(正直、ココはシェリーがいなければ自殺していてもおかしくなかったと思う)
今回の場合のように戦いの最中で魔本を守りきってパートナーが息絶え魔物の子だけ生き延びる可能性だってあるでしょう。

パートナーを失った魔物の子がその後戦いに参加できなくなるはずがないと。
パートナー亡き後、新たなパートナーが現れるはずだと。

そう結論づけていた清麿は、ボロボロになって心臓すらとまってしまいます。
その状態だとティオのサイフォジオは効かないんですね。あくまで「回復」であって「蘇生」ではないってことなのか。
どうにか再び心臓は動き出し、サイフォジオが効くようになったとはいえ、瀕死であることにかわりありません。

急いで、ファウードの回復液のもとに清麿を運ばなければというところで新たな展開を迎えます。


それというのは、ファウードの支配権をゼオンがリオウから奪ってしまうんです。
そしてゼオンは「ファウードを魔界へ帰すための装置がロックされていて使えないんなら、装置ごと破壊して人間界へファウードを放置すればいい」と。
清麿が命懸けで作った希望という名の光が失われる前にと皆は動き出します。

アース、エリー組とカルディオ、サウザー組は魔界へ帰すための装置を守るために動き、
それ以外のメンバーがウマゴンとモモンの術で回復液がある肝臓まで向かいます。

途中、ウマゴンの背から落ちそうになった清麿を救ったウォンレイは壁の向こうに閉じ込められて、1人自由になったウンコティンティンと対峙することになります。

壁一枚隔てて、リィエンが呪文を唱えて2人でウンコティンティンと戦う、ってところで今巻は終了。
あーやばい。このあとの展開がわかってるんで今ももうちょっと泣きそうです。
あまり間をあけず紹介したいです。

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金色のガッシュ!! 10(文庫版)

金色のガッシュ!! 10(文庫版)/雷句誠
 人間界に現れた謎の巨大建造物・ファウード。その力を解放しようと暗躍する魔物・リオウは、人間界ともどもライバル達を葬り去ろうと企てる!
 そんな魔物達の動きを知った清麿とガッシュ達は、ファウード復活を阻止するため立ち上がる。だが、調べるうちに、行方不明のウォンレイ、リィエンがリオウにかけられた呪いのため、敵側についたとの情報が――!!
 巨大な力を支配しようとゼオンが再び動き出す!ファウード復活まであと4日。怒涛の攻防戦が始まる!!


前巻を紹介したのが4月のことですからちょっと間あきましたね。
本当は土日で小説読みたかったんですけど、夕方にならないとそんな元気なかったです……。


【LEVEL.180 魔界での出会い】【LEVEL.181 おそろしい姿】
LEVEL.182 もう大丈夫】【LEVEL.183 カイルの叫び】
ガッシュ&レインVSロデュウ&パピプリオ戦。

魔界にいたころのガッシュの友人・レインはとてつもない力の持ち主でした。
その力を求めて、パピプリオがやってきたんです。でも、パピプリオですからねぇ。
正直なんで生き残っているのかわからないくらいの弱さですから。

パピプリオだけならどうってことなかったんですが、そこにロデュウとチータがやってきます。
このコンビ、実は結構いいコンビなんですよね。熱くなりがちでバカなロデュウを後から冷静なチータが支える、という。

ロデュウたちはかなり強くて。ガッシュたちは苦戦を強いられます。
それを見ていた臆病者のカイルは立ち上がります。
もともと、レインはカイルを守りたい心から多くの強力な術を覚えていました。
カイルの覚悟さえ決まってしまえばたいていの魔物なら倒してしまえるんですよね。

途中でカイルが倒れてしまったこともあり、ロデュウへ止めを刺すことはしてません。

カイルが立ち向かう勇気を得た。そのことに安堵したレインは「自分がいては為にならないから」と魔界に帰ることを決意します。
カイルの実力はかなりもの。仲間になってくれたのならかなりの戦力になるでしょうが、仕方ありませんね。

レインが魔界に帰った後、カイルがきちんと自分の主張を通せることになったことを確認して清麿たちは帰国します。


LEVEL.184 オヨヨ】【LEVEL.185 芽生え】【LEVEL.186 怖い術】
モモンにティオがぶちギレて新技を披露する話。

モモンはなんていうのかなぁ。サルみたいなウサギをみたいなよくわからん魔物の子です。
パートナーはシスターであるエル・シーバス。

シスターの話によると、今回モチノキ町でガッシュたちと出会うまで魔物の子と戦ったことがないんだとか。
魔物は引き寄せあう性質があるとかなり最初のころに説明されていましたし、そんなことが可能なのは感知能力に優れている魔物くらい。

清麿はその力を使って、消えてしまったファウードの位置を把握するのに利用したかったわけです。

で、このモモン、めちゃくちゃエロガキでして。ティオやシスターの下着を勝手に持っていってしまったりするわけですよ。
それに怒ったティオとバトルに突入するわけですが、モモンの術が非常にめんどくさい。

傾向的にはパピプリオと近いものがありますね。
パピプリオの術は体を麻痺させたり、くっつけてしまったりと相手の足止めをする技。
一方、モモンは地面にもぐったり、耳で空を飛んだりと逃げるための技ばかりです。

モモンに翻弄され、屈辱を受けたティオはキレて新しい呪文を覚えます。
『チャージル・サイフォドン』。怖かったです。

ティオの魔本に「出ているけど読めない術」なるものも登場していますが、それが生きてくるのはしばらく後の話ですね。


LEVEL.187 清麿の雰囲気】
清麿が同級生たちとハイキングに行く話。

時期的には春休みとのことで、清麿はファウード捜索について本格的に動きだす前にクラスメートと遊びに来たという訳ですね。
そのときに、スズメが「清麿がどこかに行ってしまう気がする」と。

この回を見て、この作品ってヒロインがスズメだったっけ?と首をかしげてしまいました。
スズメは清麿に恋心を持っていますし、女の勘ってヤツなんだろうなぁ。

この時1ページまるまるスズメの泣き顔というのがあるんですが、清麿の「安心しろ、ちゃんと戻ってくるよ。」のあとなのでものすごく不安が煽られます。

そして、ファウードの支配者・リオウサイドの様子も少し描かれています。
新たな力としてそこにいたのはウォンレイとリィエン。信じたくなかったなぁ。


LEVEL.188 リオウの力】【LEVEL.189 ファウードの正体】
LEVEL.190 封印された魔物】
ガッシュたち一行が、ファウードの元へ向かう話。

ナゾナゾ博士の連絡によりウォンレイたちがリオウたちのもとへ下ったことが知らされます。

そこに謎の存在が現れ、ファウードに関する情報を落としていくんです。
リオウという魔物がファウードの封印を解こうとしていること、そのために力を集めていたこと。
さらに、リオウは「呪い」の力を持っていて、その呪いをかけられたものは4日以内に死ぬこと。
その呪いをとくには術者であるリオウを殺してもダメで、ファウードの封印をとくしかないと。

それを知り、清麿たちは動き出します。
モモンの力で場所を特定し、移動のための飛行機はアポロが。この社長さん本当に気前いいですよね。

そして、飛行機の中で、キャンチョメが気づいてしまったことがようやく明かされます。
建造物だと言われていたファウード。キャンチョメには腕組みした魔物が拘束されているように見えた、と。

奇しくもそれは正解で。
感知能力の低いガッシュたちでもファウードの存在を感知できるようになり、視認したってところで次話へ。


LEVEL.191 バリーのライバル】【LEVEL.192 イヤな感じ】
LEVEL.193 キャンチョメの覚悟】【LEVEL.194 「強い思い」】
LEVEL.195 最後の術】
VSキース&ベルン、ブザライ。

パラシュートを使ってファウードに侵入した清麿たち。しかし、敵の攻撃をうけ、バラバラになってしまいます。

ガッシュ、清麿、キャンチョメ、フォルゴレ。
ティオ、恵、ウマゴン、サンビームさん、シスター・エル。
で行動を共にしています。モモンは後々清麿たちと合流します。
が、なんでパートナーと別にパラシュートつけたんだろう……。
バラバラにならないように1組ずつにしてしまったほうが攻撃を受けた場合でも安心だったのでは?

2組と戦うわけですが、メインとなるのはキースですね。
キースはビクトリームやベルギムE・Oとかと同枠。ああいうふざけてるんだけど強いキャラです。
この時点では自己申告でしかありませんが、バリーのライバルというだけでその強さは想像できるのではないでしょうか。

キースの攻撃にボロボロになるキャンチョメ、フォルゴレ。
その姿を見て、キャンチョメはベルギムE・O戦を思い出します。そうキッドが消えてしまった時ですね。
その時の自身の無力っぷりを知っているから、だからキャンチョメは全ての術が破られてしまった状況でも立ち向かうことをやめませんでした。

万事休すかと思われたとき、キャンチョメの新たな術『ディマ・ブルク』があらわれます。
キャンチョメの術は今まで騙すための術で攻撃力は全くなかったんです。けど、これは違います。
キャンチョメの分身をいくつも作り出すこの術は、その分身自体がかなり強いんです。
ラウザルク状態のガッシュレベルではないでしょうか。
コンビネーションも抜群ということもあり、中々便利な技のようです。

キャンチョメの活躍もあり、どうにかブザライは撃破。キースも引き上げていったのでどうにか危機を脱します。

一方の恵たちですが、恵たちと戦っていた魔物はあまり戦いに慣れていないこともあり、追い詰めるんですが相手側が逃げだし戦闘は中断。
相手が逃げ出す手伝いをしたのはウォンレイ、そして相手の魔物はチェリッシュ。そうテッドが探していた魔物です。

背を向けた彼らに追撃することも出来ずに逃走を許してしまいます。


LEVEL.196 新たな遭遇】【LEVEL.197 覚悟】
LEVEL.198 王の資質】
一度合流し、情報交換を行う話。そして、アリシエとリーヤが仲間になる話。

アリシエが仲間になったことにより、清麿たちは不確実だった情報を少しずつ確実なものにしていきます。
リィエンが呪いを受けたこと、ブザライを倒してしまったことでファウードの封印をとくための力が足りなくなり、このままではリィエンが死んでしまうことなどなど。

この状態でアリシエのことを信じる清麿がすごいなぁと思いました。
明らかにあやしくないですか?色々と知りすぎだし、このタイミングでやってくるのもなぁと。
まあ、その辺は次巻で触れられてるはずなんでまあいいや。

そして、アリシエはガッシュに選択を迫ります。
リィエンの死か、全世界の人々の死か。

それはとても辛い選択です。
ガッシュは悩んで第3の選択を選びます。
その時の清麿ったら口元しかうつってませんが、きっと悪い顔してたんだろうなぁ。

ガッシュが選んだのは「リィエンも全世界の人も救ってみせる」というもの。
まずファウード復活させ、リィエンの呪いを解きます。それからファウードを魔界へ返す方法を探すと。
魔界から人間界に現れたのだから、人間界から魔界へ帰す方法もあるはずだ、と。

かっこよかったです。
アリシエのこの質問は一種の試験のようなもの。
アリシエのことだから、ここでガッシュが望む答えを出せなかったら一人で動いていたんだろうなぁ。


LEVEL.199 最初の試練】【LEVEL.200 メルメルメ~?】
アリシエの案内でファウードの体内に侵入する話。

ファウードの心臓はすでに動いており、封印を解けばいつでも動き出せる状態なんだとか。
コントロールルームを探すこととなりますが、いきなりそんな心臓部に入れるわけもなし。

まずは口から体内に侵入を果たします。
喉の奥には・ウンコティンティンなる番人というか門番というかそんなのがいるんです。
クイズに答えられたら通してやるとかふざけたこと言ってるんですが、そのクイズのレベルが色々酷い。

なぞなぞレベルからクイズにすらなっていないもの、さらにはフェルマーの最終定理まで。
しかも、フェルマーの最終定理の問題を出されたのはウマゴンです。
ウマゴンじゃなくても無理だろ。清麿なら論文は読んでそうですが、全部覚えてるかは別の話というかそういうレベルかな?って思いますけど。

無理だと判断した清麿が半ば脅して別の問題を出させているわけですが、ウマゴンにも答えられるもので本当に良かったです。
恵は辛そうでしたが(笑)

そうして、小腸に侵入を果たしたものの罠に追いかけられるハメになったってところで今巻は終了。
次巻は全編、ファウード編ですね。予告によるとファウード復活からのリオウ戦のようなので楽しみです。

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金色のガッシュ!! 9(文庫版)

金色のガッシュ!! 9(文庫版)/雷句誠
 ゾフィスを倒し、千年前の魔物達を巡る戦いは、ついに終わりを迎える! ガッシュ達は、それぞれの街へ戻り、再び王を目指す戦いへ臨む。
 にぎやかな日常へ帰ってきたのもつかの間、ガッシュと清麿の前に新たな魔物が姿を現す! 千年前の魔物達との激戦後、初めての魔物バトル――その戦いの行方は!?
 旅をする魔物・テッドとの出会いや、邪悪な力の気配を感じさせる謎の「巨大な建造物」の出現など、新たな展開がガッシュを待ち受ける!!


たまに読むとやっぱり熱いです。
今日はガッシュなんですが、どうして私は当時立ち読みやめちゃったのかなー。


【LEVEL.161 最後の仕返し】【LEVEL.162 必ず、王に】
石版魔物編完結。

前巻の最後で、ほぼ決着はついていたのですが、シェリーにとっての一番大事な仕事が残っていました。
それは親友のココの心を取り戻すこと。
しかし、ゾフィスの性格を考えると、素直に本を燃やせません。

千年前の魔物のパートナーたちは基本、本が燃やされると操られていた最中の記憶を失っていました。
しかし、ココは違う。ココには置き土産として記憶が残るようにしていて、優しいココはその記憶に耐えられないだろう、と。

はじめはシェリーの言葉など聞く気のなかったゾフィス。
まあ、そうですよね。どうあがいても本を燃やされる運命ですから、少しでも意趣返しできる状況を見逃すとは思えません。
そんな状況で動いたのは、ブラゴでした。

ブラゴの告げたことは確かに不自然でしたから、なるほど、と。
ゾフィスはブラゴに恐れをなして、ココの記憶を消していったようです。

これでシェリーを戦いに駆り立てていた原因はなくなりました。
が、この2人は今まで同様精力的に動いていくのでしょうね。

初期のブラゴがかなり酷かっただけに、すごくいい方向に変わっているな、と。

あ、あと唯一生き残っていた千年前の魔物であるレイラも魔界に帰っています。
まあ、レイラが今回の戦いに存在しているのは完璧なイレギュラー。
仕方ないことなんですが、寂しいですね。


【外伝 ナゾナゾ博士とキッドの光の旅】
仲間を求めて奔走するナゾナゾ博士とキッドの話。

時間軸的には、えっと何巻だろう。
千年前の魔物との戦いがはじまる前の話です。

これ増刊か何かに掲載されたものだと思うんですが、当時立ち読みしたような記憶があります。

いち早く脅威に気づいたナゾナゾ博士は他の魔物の元へ赴き、一緒に戦ってくれる仲間を探していました。
が、この戦いの勝者は1人。つまりは個人戦です。
ガッシュたちのように利害関係もなく、仲間が存在しているのがおかしいといえるでしょう。

その中で、ガッシュたちの存在はものすごくうれしいことだったんでしょうね。


LEVEL.163 ただいま】【LEVEL.164 気になる視線】
LEVEL.165 Q万能変形!】【LEVEL.166 データ超越】
LEVEL.167 ありえないもの】
日本に帰ってきた清麿たちを狙う影の話。

そういや忘れがちですけど清麿って中学生なんですよね。
司令塔というか、まとめ役をはたしている清麿ですが、レギュラーメンバーの中では、魔物たちを除いて一番年下なんですよね。

163話はテストの話なんですが、モンモン先生登場です。
もうこの中学おかしすぎる。この人の格好は奇抜すぎる。というか清麿って、頭はいいんだけど芸術センスはなさそうです。
審美眼はあるんだけど、創作は出来ない人ぽい。

164話以降はVSコーラルQ&グラブ。
グラブってIQの高い天才で、天才ゆえの孤独云々みたいな話があったような気がしたんですけど、あれってアニメオリジナルだったのかな?
アニメ見たのも放送当時なんとなくだったんで私の記憶違いかもしれません。

清麿じゃないけど、コーラルQの変身は謎。色々ふっとばしてる。

データを元に戦うグラブでしたが、千年前の魔物との戦いを経てガッシュも清麿も成長しています。
ザクルゼムの新たな可能性にも気づき、収穫の多い戦いだったのかな、と。


LEVEL.168 贈り物を探せ!】
サンビームさんの引越し祝いを買いにいく話。

建前はそういうことだけど、実際はスズメの嫉妬というかまあそんな感じです。

というのも、スズメと恵が初顔合わせなんですよ。
スズメはティオの保護者=メグミだってことは知っていたし、アイドルとしての恵のファンでもあるんですけど、まさか同一人物だとは思っていなかったんですね。
まあ、当たり前かなー。
それが珍しい名前ならともかくメグミですからねー。普通は同一人物だとは思いませんね。

で、恵がスズメの恋心に気づいてちょっと嫉妬心を煽っているんですよ。
このときの恵の感情がいまいちよくわかりません。
スズメをからかっているように見えてしまうんですが、そういうキャラじゃないような気もするんですよね。
けん制しているってことなのか……。うーん?

そして、謎の建造物の情報がちらりと出ています。
これの正体が明らかになるのはもう少しあとのことです。


LEVEL.169 風を語る少年】【LEVEL.170 テッドとジード】
LEVEL.171 オレの友達】【LEVEL.172 バオウの力】
テッドと友達になり、アースと戦う話。

ナゾナゾ博士の番外編にシルエットで登場していたんで厳密には初登場ではないんですけどね。

テッド可愛いです。良き兄貴分って感じです。
テッドは女の魔物・チェリッシュを探しているんだとか。
この王を決める戦いにおいて「魔界時代の知り合い」を探しているってのは、可哀相なことになりそうで怖いな、と初めて読んだときは思いました。
まあ、チェリッシュについてはもうしばらくしてからですねー。

正直、ジードと清麿が並ぶと体格差はんぱないですね。
こう見ると清麿細いなぁ。

敵が高嶺家にやってきます。
すぐ側にいるウマゴンとテッドに気づかせることなく、ガッシュと清麿だけに殺気を向けるあたりすごいな。

敵はアースとエリー。
正直、エリー怖いです。奇声あげてみたり、ものすごい小さな子なのに、アースを従えて見せたりとね。
最終巻まで読んだ今は、ちょっと感慨深いですが、まあそれはその時にでも。

やばい状況に陥るんですが、テッドの加勢もあり、アースは身を引きます。
が、アースが残していった情報はかなり不穏なもので。

2つの脅威、バオウと謎の建造物(ではない)、
平穏な日々は長く続かないものですね。


LEVEL.173 臆病者じゃない】【LEVEL.174 必ず元気に】
LEVEL.175 闘志を燃やせ】
ウマゴンVSカルディオ&サウザー。

北海道に出張にいったサンビームさんにウマゴンがついっていってしまうんです。
そこにウマゴンと似た魔物がやってきて戦う話です。

牧草ロール云々の話にはちょっと笑ってしまいました。
あれは、重機で運ぶものですからね。普通の人が持って帰れるはずがないです(笑)

さて、本編。
似たような術を使うカルディオですが、ウマゴンはまだ肉体強化の術しか使えません。
しかしカルディオは肉体強化に加え、氷を操る術も使えて苦戦を強いられます。

ピンチになりますが、ウマゴンはガッシュとの約束を思い出して新たな呪文を手に入れます。
ディオエムル・シュドルク。それは炎を操る術でした。

サウザー曰く、その手の術はコントロールが難しく魔物とパートナーの心のつながりと訓練が必要な術なんだとか。
ウマゴンの本当の名前すら理解していない2人に使いこなせるわけがない、告げるんですがさすがです。

半ば意識を失いながらも術をコントロールしてどうにか逃げ延びるのですから。
本当に大事なところではきちんと通じ合えるんですからすごいですよね。


LEVEL.176 建造物ではない何か】
謎の建造物について話しあう話。

前半はナゾナゾ博士が清麿をからかって遊んでるんですが、ビックボインって普通の会話できたんですね。
「オーイエー」しか喋ってるイメージなかったです。

会議のメンバーは、ガッシュ、清麿、ナゾナゾ博士、ウマゴン、サンビームさん、
ティオ、恵、キャンチョメ、フォルゴレ、ウォンレイ、リィエンと千年前の魔物に立ち向かったメンバーですね。
ちゃっかりビックボインも座ってますが彼女はノーカンでいいと思うんだ。

話し合いは結局、実がないまま終わっています。
キャンチョメが何かに気づき、気づいたことに清麿は気づいているけれどこの時点では問い詰めることはしていません。

ちょいちょい挟まれるアースやゼオンのセリフから建造物の名称がファウードであることは明らかになっていますが、
事態が動き出すか、キャンチョメに勇気が出るかそれまで清麿たちが建造物の正体を知ることはなさそうです。


LEVEL.177 オレのクラスメート】
清麿がクラスメートたちとスケートに行く話。

もうグダグダです。
グダグダとしかいいようがない。
まあ、メンバーがメンバーですから仕方ないんだと思いますが、マリ子ちゃんってもうちょっとまともな気がしていたんですが気のせいかな?

ワイフの名前が明かされていますが、正直どうでもいい。


LEVEL.178 ガッシュ宛の手紙】【LEVEL.179 あのお方】
ガッシュ宛に本を燃やしてほしいと手紙が届く話。

差出人はレイン。
魔界にいたころ、ガッシュの親友だったんだとか。

正直、レインはどうやって手紙を送ってきたのかが疑問でした。
魔物の中には感知能力に優れているものもいますから、モチノキ町にやってくるのはわかるんです。
魔物は惹かれ合うみたいな話もありましたし、ガッシュが日本にいるってのは比較的有名なようでもあるし。
でも、それと住所がわかってエアメールしてくるってのはまた別な気がするんだよなぁ。

手紙に導かれ、ガッシュと清麿は東南アジアのとある国に向かいます。
そこで待っていたレインはめっちゃ強そう。というか実際強いんでしょう。

しかし、レインとパートナー・カイルはかなりの臆病な少年。
なんてことないハエ1匹にも怯えるようなレベルです。

そんなカイルを戦いに引っ張り出すことも出来ません。
しかし、レインは強力な術ばかり覚えていき、それは術の威力を見ただけで死んでしまうのではないかと思われるほど。
それに限界を感じたがために、ガッシュに手紙を出したってことなんですね。

まあ、魔物が呪文を覚える法則が法則ですから、カイルを心配して護り続けようとする限り、強力な術を覚えるのは必然のことなんでしょうね。

レインを魔界にかえす前に、カイルを取り巻く環境の改善をはかろうとします。
そんな所にレインに仲間になれ、と迫ってくるものがいるんです。

それはなんとパピプリオとルーパー。
正直、こいつらまだ生き残っていたんだな、と。
いや、最後まで読みましたから本当に最後まで生き残るって知ってるんですけど、それでも普通にびっくりします。

今までの戦いを生き残ってきたガッシュと清麿にとって、パピプリオたちはたいした敵ではありません。
が、そこにパピプリオたちの仲間であろう魔物・ロデュウが現れて――って所で今巻は終了。


次巻からは本格的にファウード編が始まるようです。楽しみです。
というか、これだいぶ長くなりすぎましたね……。

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