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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   
カテゴリー「【小説】乙一」の記事一覧
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ZOO 1、2

ZOO 1 (集英社文庫)ZOO 1/乙一
何なんだこれは! 天才・乙一のジャンル分け不能の傑作短編集が「1」、「2」に分かれて、ついに文庫化。双子の姉妹なのに何故か姉のヨーコだけが母から虐待され……(「カザリとヨーコ」)、謎の犯人に拉致監禁された姉と弟がとった脱出のための手段とは?(「SEVEN ROOMS」)など、本書「1」には映画化された5編をセレクト。文庫版特別付録として、漫画家・古屋兎丸氏との対談も収録。
ZOO 2 (集英社文庫)ZOO 2/乙一
天才・乙一のジャンル分け不能の傑作短編集その2。目が覚めたら、何者かに刺され血まみれだった資産家の悲喜劇(「血液を探せ!」)、ハイジャックされた機内で安楽死の薬を買うべきか否か?(「落ちる飛行機の中で」)など、いずれも驚天動地の粒ぞろい6編。文庫版だけのボーナストラックとして、単行本に入っていなかった幻のショートショート「むかし夕日の公園で」を特別収録。


今年最後の感想になります。
なんとか目標に達することが出来ました。
あとで一覧をアップしますね。


1には【カザリとヨーコ】【SEVEN ROOMS】【SO-far そ・ふぁー】【陽だまりの詩(シ)】が、
2は【血液を探せ!】【冷たい森の白い家】【Closet】【神の言葉】
【落ちる飛行機の中で】【むかし夕日の公園で】が収録されています。

あらすじの感じだと単行本版と収録順が違うのかな。

私がこの作品をはじめて読んだのは、単行本版でした。
高校生のときに乙一さんの作品が流行っていて図書室で借りて読んだ記憶があります。

その当時「【SEVEN ROOMS】が好き」といったらドン引きされた覚えが(笑)
今改めて読み返してみても、これ相当怖いですよね。
やっぱり好きですけど。


当時良さがわからなかったものも楽しめました。
ジャンル分け不能の言葉通り、どういうジャンルか聞かれると首を傾げてしまうんですが、どちらかというとホラー寄りですよね。
めちゃくちゃ怖いというより、読み終わってぞっとするというか。
そんな感じの作品が多いです。
あ、【陽だまりの詩】は感動話だし、【血液を探せ!】は喜劇っぽいですけど。


おもしろかったです。
乙一さんの作品って印象深いものが多いので、なんとなく覚えている作品が多かったんです。
ですが、細かな点は結構忘れていたので十分楽しめました。

乙一さんの作品はまだいくつか持っているんですが、持ってない作品も多くて。
改めて読み直したい作品とか結構あるんで、少しずつそろえていけたらなと思います。

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GOTH モリノヨル

GOTH  モリノヨルGOTH モリノヨル/乙一 写真/新津保建秀
12月のある土曜日、森野夜はひとり殺人現場へと向かった。記念写真を撮るために――
書き下ろし小説100枚×新津保建秀の撮り下ろし写真で鮮やかに浮かび上がる、黒乙女の輪郭。
乙一GOTH6年ぶりの最新作!


図書館でたまたま見つけたので借りてきました。
GOTHにこんなものがあったのなんて知りませんでした。


【GOTH番外編 森野は記念写真を撮りに行くの巻】とたくさんの写真が収録されています。
帯の感じからして、映画化された時に出版されたものっぽいですね。


正直、写真にはあまり興味がなく、乙一さんの小説だけが目当てだったんですが、小説を読み終わってからだと写真もそれなりに楽しめました。

被写体の少女って、単行本のカバー裏の少女と同一人物なのかなー?とか思ってみていました。
引っ張り出してきて確認するのはちょっと面倒だったので、きっと謎のままですね。


まず、小説。
おもしろかったです。
相変わらず森野夜は殺人犯とのエンカウント率が高すぎますね。

タイトルの「モリノヨル」は、登場人物の"森野夜"と事件現場である“森の夜”の二重の意味がかかってるんですが、こう薄暗い感じで淡々と進んでいくこのシリーズ好きです。

今回も森野夜は何もしりません。
殺人犯との邂逅を望む彼女は実は何度も殺人犯と遭遇し、狙われているんです。
でも、森野夜はそれ知らない。

それを知っているのは少年と犯人だけで、少年の手によってそれは闇の中に葬り去れら手しまう、と。
少年は犯人をも手玉にとっている印象があるので、やっぱり全ては少年の掌の上なんですよねー。

少年の名前はここでは明かされていません。
気になる方は本編を見てね、ってことなんでしょうか。


次、写真。
比較的薄めの本なんですが、カラーページが半分をしめ、小説部分もそれと同一の紙を使っていることもあってちょっと重いです。
小説を読んだあとだと、「小説のあのシーンはこういうことだったんだな」と思いながら見ることが出来ました。

ただ、最後の方にあるミニスカートの少女が「あれ?」と。
前半にある写真が黒タイツだっただけあってちょっと首を傾げてしまいました。


写真とか基本見ないので、ちょっと新鮮でした。

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GOTH 夜の章 僕の章

GOTH 夜の章 (角川文庫)GOTH 夜の章/乙一
森野夜が拾った一冊の手帳。そこには女性がさらわれ、山奥で切り刻まれていく課程が国名に記されていた。
これは、最近騒がれている連続殺人犯の日記ではないのか。
もしも本物だとすれば、最新の犠牲者はまだ警察に発見されぬまま、犯行現場に立ちすくんでいるはずだ。
「彼女に会いにいかない?」と森野は「僕」を誘う……。
人間の残酷な面を覗きたがる悪趣味な若者たち――<GOTH(ゴス)>を描き第三回本格ミステリ大賞に輝いた、乙一の跳躍点ともいうべき作品。「夜」に焦点をあわせた短篇三作を収録。
GOTH 僕の章 (角川文庫)GOTH 僕の章/乙一
この世には殺す人間と殺される人間がいる。自分は前者だ――そう自覚する少年、「僕」。
殺人期の足跡を辿り、その心に想像を巡らせる<GOTH>の本性を隠し、教室に潜んでいた「僕」だったが、あるとき級友の森野夜に見抜かれる。
「その笑顔の作り方を私にも教えてくれない?」という言葉で。
人形のような夜の貌と傷跡の刻まれた手首が「僕」の中のなにかを呼び覚ます。彼女の秘密に忍び寄った彼が目撃するのは……。
圧倒的存在感を放ちつつ如何なるジャンルにも着地しない乙一の、跳躍点というべき一作。
「僕」に焦点した三篇を収録。


このブログで乙一さんを紹介するのは初ですね。
実は何冊か持ってました。学生の頃、はやったんだったか。図書館で借りて読んで文庫を購入した記憶があります。


夜の章に、
【暗黒系 Goth】
【犬 Dog】
【記憶 Tewins】
が、
僕の章に、
【リストカット事件 Wristcut】
【土 Grave】
【声 Voice】
が収録されています。

元々1冊だったのですが、文庫化の際2冊に分けられています。
厚さの関係でそうなったものではなく、わざとそうしたようです。
なので、1冊1冊はかなり薄め。文庫化された児童書の厚さでわかります?そんなものです。


あらすじでジャンルについてチラっと触れられていますが、確かに乙一さんは作品の傾向が極端すぎてジャンル分けしにくい気がします。
が、この作品に関していうならゴシックホラーミステリといった所でしょうか。

狂気的な事件(殺人事件とは限らず)が起こり、主人公である少年「僕」とクラスメイトの少女・森野夜が趣味で調査を開始します。
森野夜は事件に巻き込まれ、少年は犯人の元へたどり着き手、出ししたり、犯行を眺めていたりするってのが基本スタンス。
森野夜が自身が犯人と接触していたのに気づかないのもお約束となっています。


何度か読んだことがあるはずなんですが、まあ見事に騙されてしまいました。
作中で名前も明かされているのですが、ここで書いてしまうと盛大なネタバレになってしまうのでやめておきます。

この作品の多くに叙述トリック(というかこの作品だと人物誤認になるんでしょうか)が使用されています。
気づけたものもあれば、気づかずに驚かされたものも。最初はともかく、それ以降は身構えていたはずなんですけど。若干、悔しいです。
すべて一人称だから出来ることですね。


少年はかなり悪趣味な人間です。
森野夜も悪趣味ではありますが、まだ許容の範囲内。
うーん、どういえばわかりやすいかな。

事故でもなんでもいいんだけど、死にそうになっている人がいて手をさしのべれば助かる状態だとしましょうか。
この時、手を差し伸べようとしても助けられず自分も巻き込まれて死にそうになるのが森野夜。
周りに人がいたら助けるけど自分と死にそうな人しかいなかったら死に逝く様をじっくり眺めているのが少年。
とでもいえばいいかな。そんなイメージがあります。

森野夜は外面を偽ることが出来ないのに対し、少年は外面をガッツリ偽っているんです。
一見すると普通の少年らしいですから、余計タチが悪いんですよね。


おもしろかったです。
前述の通り、若干悔しかったのは否めませんけど。こういう悔しさなら問題なし。

読んでいて西尾維新さんや佐藤友哉さんを思い出しました。
あの辺が好きならきっと好きになれるんじゃないでしょうか。

今度乙一さんの作品読むなら、泣ける話を読みたいなと思います。きみにしか聞こえないとか読みたいけど持ってたかなぁ。

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