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隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   
カテゴリー「【小説】貴志 祐介」の記事一覧
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鍵のかかった部屋

鍵のかかった部屋/貴志祐介
貴志祐介から読者への挑戦状!
この4つの密室トリックを、あなたは解くことができるか!?
自称・防犯コンサルタント(本業は泥棒!?)榎本と、美人弁護士(実は天然!?)純子のコンビが、超絶トリックに挑む!
貴志祐介にしか考えつけない、驚天動地の密室トリック4連発!br 密室ミステリの金字塔、ついに登場!!


図書館で借りてきました。
3つ目なのでカテゴリ作りますが、この方の作品これからも借りるだろうか……?


【佇む男】
【鍵のかかった部屋】
【歪んだ箱】
【密室劇場】

の4編が収録されています。
各話にこれといったつながりはありません。
前作の狐火の家、前々作の硝子のハンマーなど、前の事件についてちらっと語られることなどがありますが、まあその程度ですね。


このシリーズを読むことになったきっかけというのが、お正月の一挙再放送だったんですけど、ドラマタイトルにもなった【鍵のかかった密室】はその再放送で見た記憶があったのでトリックはだいたい覚えてましたが、それ以外は見た記憶がないので普通に楽しめました。

前巻にも収録されていましたが、あの劇団に関わる事件は本当に必要なんだろうか……。
私、このシリーズは1巻の冗長さを除けばそれなりに楽しめる作品だと思っているのですが、あの劇団の関係する話は格段にレベルが落ちるというか……。
青砥先生の頓珍漢な推理も加速するしなぁ。
個人的にあの劇団の話はいらない派です。


前巻までには、榎本が青砥先生に対して、若干いいなと思ってるというか、いいところを見せようとしている描写があったんですが今巻にはそういうのはなかったですね。
進展しているようでしていないこの2人の関係も気になっていたので、それがちょっと残念でした。


このシリーズはこれで終わりなのかな?
なんとなく続きそうな雰囲気がありますが、続きはまだ発売されていないようです。
不定期に野生時代なる雑誌に掲載されているらしいので、いつの日か榎本径と、青砥純子の新たな活躍をみることが出来るかもしれませんね。

貴志さんといえばホラーのイメージしかなかったので、ミステリを書かれてたことには驚きました。
今度はホラーも借りてこようかな。ISOLAは中学生くらいのころに読んで今でも若干覚えていますが、再読してみたいです。

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狐火の家

狐火の家/貴志祐介
『硝子のハンマー』(日本推理作家協会賞)から4年。弁護士純子&防犯探偵榎本堂々のカムバック
ますますヒートアップ!
ちょっぴりファニーなコンビが4つの密室に挑む傑作ミステリ

こんな密室を待っていた。


図書館で借りてきました。
以前紹介した硝子のハンマーの続編で、テレビドラマ「鍵のかかった部屋」の原作シリーズになります。


【狐火の家】
【黒い牙】
【盤端の迷宮】
【犬のみぞ知る Dog knows】

が収録されています。
前巻がバカみたいに冗長な作品だったので、今回もそんな感じなのかな?と思っていただけに、短編集でちょっと安心しました(笑)

正月の再放送で見たなぁ、ってものがいくつかありましたが見るともなしに見ていたものだったので覚えていたのは舞台装置程度だったので特に問題なくよめました。
ただ読み終わってみてもあまり印象に残っていないってのが正直な感想です。

なんというか、今回はさらっと読むためのものなんだな、と。
前巻がミステリとしての要素に力を注いでいたのに対し、今回はエンターテイメントというか。

書き下ろしの【犬のみぞ知る】なんて正にそんな感じ。
前巻の秘書さんが登場するのはいいし、その時の劇団がクローズアップされるのもいいんだけど……。
バカミスとはまた違うんだと思うんですが、ミステリとしてのクオリティは低いです。
思わず「そんなオチかよ!?」と。

ただ、【黒い牙】の気持ち悪さは別枠ですね。
タランチュラの毒性云々の知識は知っていたけど、それと生理的嫌悪は別物だと思うんですよ。
クモについて延々語られてるんですが、そんな知識は正直いらなかった。
虫が苦手な人にはあまりおすすめできないかも。
元々、ホラー書いてる人だからそういうのは上手なんでしょうね。


今回は榎本の「防犯コンサルタント」という肩書があまり生かされているように思えなくてちょっと残念でした。
榎本と青砥先生の駆け引きめいたやりとりは好きなんですけど、そのほかが色々と残念なのがもったいないなと思ってしまいました。

このシリーズあと1冊なのかな?
図書館にそれもあったのでまた今度借りてきたいと思います。

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硝子のハンマー

硝子のハンマー/貴志祐介
見えない殺人者の、底知れぬ悪意
異能の防犯探偵が挑む、究極の密室トリック!

日曜の昼下がり、株式上場を目前に、出社を余儀なくされた介護会社の役員たち。
エレベーターには暗証番号、廊下には監視カメラ、有人のフロア。
厳重なセキュリティ網を破り、自室で社長は撲殺された。凶器は。殺害方法は。
すべてが不明のまま、逮捕されたのは、続き扉の向こうで仮眠をとっていた専務・久永だった。青砥純子は、弁護を担当することになった久永の無実を信じ、密室の謎を解くべく、防犯コンサルタント榎本径の許を訪れるが――。

『青の炎』から4年半、著者初の本格ミステリ!


図書館から借りてきました。
思っていたより読むのに時間がかかってしまってちょっと大変でした。


嵐の大野くんが主演でドラマ化された鍵のかかった部屋の原作になります。
お正月に一挙放送されていたのを見るともなしに見ていたんですが、思っていたより面白かったので原作が読みたくなって借りてきました。

ドラマでは、この事件はラストにもっていっていたのかな?
原作1作目をラストにもっていくという発想がなかなか面白いですね。


正直、貴志さんというと中学生くらいのときに読んだISOLA のイメージしかなかったんです。
そのため、図書館にこの作品が何年も前からあるのは知っていたんですがホラー系だと思って全く手に取ることすらしてませんでした。
ミステリーを書いていることをこのドラマを見るまで知らなかったとはいえ、ちょっともったいなかったなぁ。


それなりに面白かったけど、とにかく長い!
490ページほどと結構なページ数の上、字が小さめなので読んでも読んでも進まないという印象がありました。

文章で説明されても頭に入ってこないというか、先にドラマを見ていなかったらトリックを理解するのに時間がかかっただろうな、と思いました。
けれど、ドラマ見たからトリックをはじめから知っていて楽しみきれなかった側面もあるわけで。
難しいです。

ドラマではあまり見えてこなかった榎本の心情が描かれていたのはちょっとよかったです。
そして、ラストの青砥先生の誘いの断り方がいいですね。
思わずクスリとしてしまいました。


図書館にこのシリーズ何冊かあったのでまた借りてきたいと思います。

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