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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   
カテゴリー「【漫画】冴凪 亮」の記事一覧

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シークエンス ―勇気の奏でる魔法―

シークエンス ―勇気の奏でる魔法―1/冴凪亮
部活の罰ゲームで、曰くつきの古い教会へ出かけた犬崎彼方。そこで十字架の棺で眠る美しい人を発見するが、その人物は目覚めると同時に彼方を攻撃、彼方はあっけなく死を迎えてしまう! 一瞬後、彼方は目を醒ます。さっきのは夢!? 愛と希望の学園ファンタジー、待望の第1巻ついに登場!!


昨日読み切れなかった1冊です。
大した量じゃなかったんですが、色々と重なってしまって読めませんでした。


1話から6までが収録されています。

あらすじにある通り主人公の少年・彼方がいわくつきの協会で美貌の人物・ティティに襲われ死亡してしまいます。
が、その一瞬後に、ティティと彼方は1つの命で2つの肉体を動かす「シークエンス」という魔法をかけられてしまいます。
その魔法をとくために、襲ってくる魔物たちを倒しながら事情を知っているであろう神父・蒼雲をさがす、というのがストーリー。

なんとなく、少年漫画にありがちな設定なイメージです。
巻き込まれ主人公が仲間たちと不思議な力を使いつつ、敵を倒していくといった話。

冴凪さんの作品ってもともとあまり少女漫画らしくないんですが、この作品は特にその傾向が強いです。


えー、先に言うとこの作品は完結してるはずですが、完結巻が発売されていません(爆)
1巻が発売されたのが、2003年3月のこと。
それと前後して、雑誌に掲載されていた最終回をパラ見程度でしたが立ち読みした記憶があるんです。
私、単行本派なので間の展開が全く分からなくて「何がどうしてこうなったんだろう?」と思いつつ、2巻の発売を楽しみにしていたんです。

花ゆめ系って次巻発売に半年とかざらにかかるんではじめはあまり気にしていなかったんです。
が、待っても待っても2巻が発売されることはなく、別の連載作品の単行本が発売されて「あれ?」と思いつつも待ち続けても結局発売されなくて……今に至ります。

作者のサイトを見ると完結扱いにはなっていないようですが、もう発売される望みは薄いと思ってます。
それでもよろず屋の特別編が完結後数年してから発売されたりしているので、 淡い期待を持ち続けていたんですけど。
もう10年以上たってるので、さすがにもう無理かなと思ってます。

作者のサイトを見ると、物語の鍵を握っているであろう神父が登場しているであろう同人誌が発売されていたりするようです。
ちょっとびっくりしました。

拍手[2回]

よろず屋東海道本舗 9

よろず屋東海道本舗 9/冴凪亮
インターネットで評判の何でも屋を開く志摩のコンビ。志摩家の放火事件の解決とともに、長い間、別人格として香を支えてきた『キョウ』も姿を消した。数々の壁を乗り越えた2人は「よろず屋」を再開するが、香の本業にも大きな動きが…。2人の新たな旅立ちを描く感動の最終巻(フィナーレ)。


何を読もうかちょっと悩んでこれを引っ張り出しました。
うーん、そろそろ一度何を読んで何を読んでいないか整理すべきかもしれないなぁ。


【素直な気持ち ―よろず屋東海道本舗・特別ファイル2―】
志摩さんが小学生時代の話です。
以前【迷宮の少年たち】で登場した美里が再登場しています。
小さなころから志摩さんの洞察力はすごいなぁ、と思う一方でめちゃくちゃ鈍いなぁ、とも。
普通、あれだけされたら美里が志摩さんのことを好きだとわかると思うんですけど(笑)

【迷宮】のときに、志摩さんが美里のことを好きだったと言ってたからもしかしたらくっついていたかもしれないんですよね。
でも、実際はそうなることもなく。これから先も良き友達として付き合っていくんでしょうね。

作中でも語られていましたが、志摩さんは自分の内にいれた人に関しては深く考えなくなってしまうんでしょうね。


【片方の手紙 ―よろず屋東海道本舗・22―】
モデルのキョウから手紙をもらった中国の女優・レイがやってくる話。

しかしながら、香は事務所の方針で手紙の返信はしてないんだとか。レイの手紙の差出人はいったい誰なのか?探しながらレイといっしょに行動をともにします。

答えから先に言ってしまうと手紙の差出人は香ちゃんの副人格ですでに統合してしまった『キョウ』の手によるものでした。
レイが来日したのは映画の撮影のためだったんですが、香ちゃんは監督・ワーロックの目にとまり――ってところで次話へ。


【God only knows~神のみぞ知る~ ―よろず屋東海道本舗・23―】
香ちゃんがワーロックに誘われてアメリカに行ってしまう話。

実際には、アメリカに行ったのは一時的なものだったんですが、香ちゃんったら志摩さんにだけ思わせぶりなことしていくものだから、志摩さんは「香はアメリカに移住した」と思い込んでいるんです。
何度も読んでいる作品なので、実際は移住なんかしてないと知っているのでちょっとニヤニヤしながら読んでました。

最終話ということもあって、ほぼオールキャラ。ほとりとかいつぶりですか。
時間の経過を示すためなのか、志摩さんの髪型が違うんですが、普段の髪型の方がよかったなぁ。

これからも忙しくてしばらく会えないこととかあっても2人はコンビで「よろず屋」をやっていくんでしょうね。


実はこの作品、これが最終回ではあるんですがもう1冊特別編 が出ているんです。
数年たってからの話だったのでびっくりした覚えがあるなぁ。
それもそのうち紹介してしまおうと思いますが、そっちには別作品の主人公たちが登場していた気がするので、時系列順で紹介した方がいいかもしれませんね。

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よろず屋東海道本舗 8

よろず屋東海道本舗 8/冴凪亮
インターネットで評判の何でも屋を開く志摩のコンビ。の証言から、志摩の両親が亡くなった事故現場に香と謎の男がいたことがわかり動揺する志摩! だが香の記憶はもうひとつの人格『キョウ』によって封印され、男も…!? 次々と2人を見舞う試練、目が離せない第8巻!!


小説読もうとして、数ページ読んで諦めました。
どうして土曜午後ってこんなに眠いの……orz


【人間という名の凶器 ―よろず屋東海道本舗・20―】
【君のとなり ―よろず屋東海道本舗・21―】
【太陽と月 ―よろず屋東海道本舗・特別ファイル―】

が収録されています。


【人間という名の凶器】は完璧前巻の続きですね。
志摩家の火災現場にいた謎のドレッド男の正体だとかもようやく明かされます。
この作品、一番の盛り上がりポイントということもあり、ある程度は覚えていました。
ドレッド男の正体だとかは覚えていましたが、最後に香ちゃんと心中紛いなことをしようとしてたのは忘れてました。
タバコを出してきた時点でちょっと思い出しましたけど。

個人的にちょっと納得がいかないんですけど、どうして上条海都こと但馬灰人は志摩一家を殺害しようとしたのでしょう。

普通であれば動機となるのは、志摩さんのお父さんが但馬の父親を結果的に殺していることでしょう。
志摩さんのお父さんは警察官で、但馬の父親は銃を使って強盗傷害事件を起こし、逃走時に発砲しようとしていた。だから志摩さんのお父さんが撃った。その傷が原因で逮捕から3日後死亡した、と。
だから単純にその復讐なのかと思ったんですが、そうではないと但馬は明言しているんです。
事件の際、一人生き残った志摩さんは当時の甚大な精神的ダメージを受けていました。
殺す価値もないと放置されていたわけですが、精神的に落ち着いて、香ちゃんとであって、よく笑うようになって。
それが気に入らなくて但馬は手を出してきたってことのようなんですが、元々但馬が志摩家を一家皆殺しにしようとした理由がなぁ。
なんか腑に落ちない。

志摩さんと香ちゃんを引き剥がそうとしたのは嫉妬とかそういうのっぽいんですけどね。

但馬は死に、香ちゃんは刺されたこともあり病院に運ばれました。
目を覚ました駿河香の中に「香ちゃん」の存在はいなくなっていました。
ってところで次話へ続きます。


【君のとなり】は、香ちゃんが父親に向き合う話。
病院から「家に行ってきます」のメモを残し駿河香がいなくなってしまいました。
静の口から香ちゃんと父親の話が語られます。

父親・響は、香ちゃんの存在を無視していました。姉である静にクリスマスプレゼントを用意しても香ちゃんの分は用意しないといった態度をとっていたんだとか。
いわゆるネグレクトってやつになるんでしょうね。
親代わりとなって香を育てたのは静と祖母だったようですが、祖母が他界、静が高校進学のため家を出ることになってしまい、元々いいとはいえない響と香ちゃんの関係はさらに悪化します。

副人格である「キョウ」が生まれる素地は元々あったのでしょう。しかしその引き金は作中何度か仄めかされていた「首を絞められる」ということ。
香は父に殺されそうになって、それから逃げるためにキョウを作り上げたってことなんですね。
それを知った静が香を響のもとから引き剥がし、モデルをはじめるようになったと。

長い長い年月をかけて、親子として向き合うことが出来た響と香。
それをきっかけに、キョウと香は統合し――日常に戻ってくることが出来た、と。
ちょっと寂しい感じもしますが、舞やAPPも一緒になってワイワイやっている様を見ると本当に良かったね、といいたくなりました。


最後は【太陽と月】
モデルデビュー当時の香ちゃんとマネージャーのユキノブさんの話です。

なんというか、静の旦那であり、事務所社長でもある天空(かみたか)さんがすっごい気になる。
この人、最初からキョウと香ちゃんの性質をきちんと理解していた唯一の存在といってかまわないと思うんですが、本編には名前以外一切出てこないんですよ。
ようやく登場か!ってのと、えそれだけ?ってのと半々くらい。

達也くんも結構好き。
気になる子いじめちゃうとかもう典型的な小学生男子じゃないですか。
大きくなっても一緒に仕事してるとかなんかいいですね。

天空さんとか達也くんって登場するのここだけ(のはず)なのがちょっと残念。
志摩さんと絡んだらすごく楽しそうなのになぁ。


この作品も残り少なくなってきました。
全9巻+特別編なので実質あと2冊かぁ。9巻はあんまり好きじゃないんですけど、近いうちに紹介してしまおうと思います。

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