忍者ブログ

(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

猫弁【完全版】天才百瀬とやっかいな依頼人たち

猫弁【完全版】 天才百瀬とやっかいな依頼人たち猫弁【完全版】天才百瀬とやっかいな依頼人たち/大山淳子
婚活中の天才弁護士・百瀬太郎は、毎日持ち込まれるやっかいな依頼に悪戦苦闘。
――とにかく引き受けて、共に考え、解決の道を探したい。
黄色いドアの向こう側、猫いっぱいの事務所で人と猫の幸せを考える日々に、新たな依頼が舞い込んだ。
「霊柩車が盗まれたので取り戻してほしい!」
すべてのピースがつながった後には、誰にも予想できない結末が待っている。
笑いあり涙ありのハートフル・ミステリー!

図書館で借りてきました。
文庫版が発売されたときに、「猫弁」のタイトルだけ知り気になっていた作品だったりします。
てか、文庫版ってソフトカバー発売の1月後に発売されたんですか?もし、自分がソフトカバー買ってしまっていたらと考えるとそのスパンでの文庫発売はすごく嫌だなぁ。


タイトルである猫弁。
サブタイトルまで見てあらすじを読むと「猫の弁護士」の意だとわかるのですが、私「猫弁」しか知らなくて。
方言の意味の「弁」で猫の言葉がわかる人の話なのかな?なんて考えていました。

そんな話ではなかったのですが、あながち間違っちゃいないのかな、とも。
猫の、人の思いを代弁する人でもあるんですよね。


この作品、ミステリーではありますが、人は死にません。
傷害事件は起きていますが、それは物語外のことであり、あまり気にならない感じです。
かなり軽めの話なので、さらりと読むにはちょうどいいと思います。

セリフはともかく地の文が一人称と三人称が混ざったものなので、そこに違和感が残ります。
さっきまで三人称だったのにいつの間にか登場人物の心情が書かれていたりして慣れるまで若干読みにくかったです。


あらすじは話半分に読むのがちょうどいいのはわかりますが、「誰にも予想できない結末が待っている」は誇張がすぎるかと。
登場人物が出揃ってしまえば、あとはだいたい展開が予想できました。

細かな点で「へえー」となるのはありましたけど、大筋の物語は予想の範疇だったので特に驚くこともなく読み終えてしまいました。
でもそれが不快じゃない。たぶん私がこの作品をミステリとして認識していないからなんだと思います。
どちらかというと群像劇に近いイメージがあります。
全然関係ないようなことがどんどん繋がっていく様って大好きなのでそれもあって不快さを感じなかったのかな。


この作品、続編が出ているようで図書館ではじめに見かけたのはそちらだったりします。
私の中でこの作者の評価はなかなか高め。
こう「おもしろい!すごい!」って絶賛するような話ではないけれど安定して標準ちょっと上レベルの作品を提供し続けてくれそうな感じ。

事務所のドアにいたずらし続けるのはいったい誰なのかとか、百瀬の母についてだとか明らかになっていないことも多々あるので、今度続編も借りてきたいと思います。

拍手[0回]

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL(非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS(コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

ad


ランキング



ブログランキング・にほんブログ村へ

カテゴリー

バーコード

ブログ内検索

プロフィール

HN:
柊木かなめ
性別:
女性
職業:
北海道のド田舎に住む会社員
趣味:
読書
自己紹介:
隠れ腐女子・柊木かなめのだいたい感想ときたま日常。
腐った視点からの感想もあるので苦手な方はご注意してください。
ツイッターやってます

何かあればこちらから→お問い合わせ

※当ブログはamazonアソシエイト並びにGoogleアドセンスを利用しています。
詳しくはこちら

ブログ村ランキング

広告

マクロミルへ登録 忍者AdMax

アーカイブ

Copyright ©  -- (腐)的感想文 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]

PR