
黄泉坂案内 人/仁木英之
あんた、あの世とこの世の境におるんや。
タクシー運転手。速人(はやと)は不思議な少女・彩葉(いろは)と共に今日も"迷える魂"を救う旅に出るー―
大人気シリーズ『僕僕先生』の気鋭が贈る、傑作伝奇ファンタジー!
タクシードライバーの磐田速人は、ある日「入日村」という村に迷い込む。そこは河童や天狗などの妖たちが闊歩する不思議な村だった。村で出会った少女・彩葉は、ここは現世とあの 世との狭間に漂っているな場所だという。また、黄泉の国へと続く坂を上り切れずに、さまよう魂が増えているというのだ。現世に戻れなくなった速人は、彩葉と共に魂の「みれん」を 解く仕事を始める羽目に……。
とびきりチャーミングで心に沁みるファンタジーノベル、登場!
図書館で借りてきました。 以前、
僕僕先生
も借りてみたんですけど途中で投げちゃったんで、この人の作品を紹介するのは初になります。
【第1話 スワンボートタクシー】
【第2話 ねこのこ】
【第3話 銀河に乗って】
【第4話 空手形】
【第5話 山崩れ】
【最終話 かぐつち】
が収録されています。
連作短編ですね。
あらすじにもある通り、あの世とこの世の境の村を拠点に、タクシードライバーのハヤくんこと速人が死者の未練を解消し、川の向こう側にわたる手助けをする話です。
結構面白いです。でもちょっとなぁといったところ。
設定も面白いし、ストーリー展開にも思わず涙してしまいましたし。
でも、ラストの展開は賛否がわかれそうです。
読み始めて、冒頭の数ページはともかくその先は楽しんで読んでました。
でも、話が進むにつれ不穏な空気が漂ってくるんですね。
ラストはこんな終わりなの?と首を傾げてしまいました。
何かの本で「人間の心は耐えきれないから不老不死になれない」みたいなのを見た記憶がありますがそういうことだったのかなぁ、と。
作中でも妖怪に近いとされていたから彩葉だけは残れたのかな?
何というか、ハヤくんがものすごく可哀想でした。
無理矢理、「入日村」に連れてこられて名を取られ、自分の元いた場所には戻れなくなってしまい、ようやく名を取り戻したと思っても消えてしまうわけですし。
途中までは、シリーズ化しても面白そうと思っただけに、ちょっときついですね。
でもその後の話も読んでみたかったな、とも思います。
以前読み切れなかった僕僕先生シリーズもいつか読み直したいな。
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