ゴーストハント 6/いなだ詩穂(原作/小野不由美)
吉見家の帰りに偶然見つけた湖。それはナルが探し求めていた場所だった。SPRもゴーストハントも、すべてこのためのものだと知った麻衣。戸惑いをかくせないまま、廃校になった小学校で、最後の挑戦をはじめるが…。
人気シリーズ、最終章突入!!
夏といえばホラー!ということで引っ張りだしました。
私の中で「夏といえば」は、冒険でもあるのでこの夏はデジモンとかも紹介したいな。
【忘れられた子どもたち 前編】が収録されています。
リライト版でいうと、
7巻の話になります。
正確には、7巻の前半かな?
前巻の事件で大怪我を負ってしまったので、SPRメンバーは吉見家に逗留していたわけです。
今回は、その帰り道で湖を見つけたところから物語は動き出します。
今まで謎に満ちていたナルの行動の意味が明かされます。
ナルは兄を、兄の死体を探していたんだとか。
そのためにSPRを開いていたということが明かされます。
ダイバーによる引き揚げ作業を見守る中、一件の依頼が持ち込まれます。
廃校になった小学校に幽霊が出るのでどうにかしてほしいというもの。
なんてことない依頼に思われましたが、実際にはかなり凶悪なもの。
校内に閉じ込められ、徐々にメンバーは子どもたちになり変わられていきます。
読者はもちろん、そのことに気づきます。
ですが登場人物たちは違和感を覚えながらもそれに気づかないんですね。
その様は非常に不気味で、ぞっとしました。
光のない目って本当に怖い……。
どんどん人数が減っていき、とうとう麻衣一人になってしまって……ってところで今巻は終了。
絶望感が半端ないです。
あまりにも続きが気になる終わり方です。
まあ、次が最終巻なのでそうなるのも当たり前なんでしょうが。
近いうちに続きを紹介したいと思います。
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