涼宮ハルヒの溜息/谷川流
宇宙人未来人超能力者と一緒に遊ぶのが目的という、正体不明な謎の団体SOS団を率いる涼宮ハルヒの目下の関心事は文化祭が楽しくない事ことらしい。
行事を楽しくしたい心意気は大いに結構だが、なにも俺たちが映画を撮らなくてもいいんじゃないか?
ハルヒが何か言い出すたびに、周りの宇宙人未来人超能力者が苦労するんだけどな――スニーカー大賞<大賞>を受賞したビミョーに非日常系学園ストーリー、圧倒的人気で第2段登場!
涼宮ハルヒシリーズ第2段。
とりあえず、ミクルビームには驚きです。
キョンは長門にもっと感謝すべきかと。
前作と比べて、おもしろくないなぁと思います。
前作が起承転転転転結とでも言えばいいのか、物語の中で一番ハラハラドキドキする転ばかりあった作品だったので余計にそう思います。
1冊まるまるグダグダな映画を撮る話な訳ですが、宇宙人未来人超能力者それぞれサイドの思惑と姿勢が垣間見えてます。
キョンじゃないけど、古泉くんの話は分かりにくいです。
古泉くんはわざとそうしてるんじゃないかなぁ、と思いましたがどうなんでしょう。
途中でキョンがぶちぎれたりするのですが、あの部分のハルヒは確かにムカつきます。
あれはキョンじゃなくても怒るでしょうし、キョン以外ハルヒに否をとなえる人間がいないというのはいろいろ問題ではありますね。
無自覚とはいえ、“力”を持っているわけですし。
キョンに何かあったらどうなるんでしょうか。
それこそ杞憂なんでしょうか、ハルヒが何かあってもどうにかしてしまいそうではありますけど。
その辺はよくわかりません。
雄の三毛猫にシャミセンってすごい皮肉ですね。
かなり良い声してるみたいなので、アニメ版の声優を調べてみました。
えっと、緒方賢一さんってコナンのアガサ博士の方ですか?
うーん、ちょっとバリトンって感じではないですね。
おちゃらけたキャラのイメージが強いので余計です。
オチに関してはかなりよかったと思います。
途中古泉くんが“夢オチ”に言及するわけですが、前作もハルヒ的には夢オチとなってるわけですから、それは駄目だろうと思っていたのでそう来たか、って感じでした。
今回は終わりよければ、ですね。
次は何を読もうかちょっと考えてます。
何にしようかなぁ。
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