
東尋坊マジック/二階堂黎人
東尋坊銃殺事件と、20年以上にもわたる猟奇犯罪。
日本各地で幾重にも交錯する謎を暴くのは――
イケメンにして博学、そしてやんちゃな名探偵・水乃サトル。
1996年、旅行代理店勤務の名探偵・水乃悟るは、部下の由加理と東尋坊で銃殺事件に遭遇。被害者は海に転落、犯人は姿をくらます。饒舌な犯罪知識が地元警察に怪しまれ、サトルは連行されてしまう。サトルが照会を求めたのは警視庁の馬田刑事。馬田は釈放されたサトルに猟奇事件への助力を求める。それは76年から日本海各地で発生、鬘や化粧を施した上で女性を惨殺するという手口だった。東尋坊事件の数日前に、第四の犠牲者が発見されたばかりだったのだ。サトルたちは第一の事件現場から検証を開始、過去と現在にまたがる事件解決に乗り出すが、猟奇的な犯行にはさらなる意図が隠されていた――。
図書館で借りてきました。
先日、「シリーズものの途中から読むのは……」とか言ってたんですが、これめっちゃシリーズものでしたね。
この作者さんの作品って2冊目?
以前
読んだものも、シリーズものの途中だったんですが、今回私シリーズだと知らなくて。
借りてきてしまったし、ミステリーですからシリーズものとはいえ単巻でも問題ないだろうと、とりあえず読んで見ました。
読んでみた感想としては、ちょっと拍子抜けでした。
この本、ハードカバーで400ページ超とかなり分厚いんですよ。
ですが、東尋坊事件の方のトリックがそれに見合っているとは思えなくて。
400ページを読み進めて、トリックにももうちょっと力を注いでほしかったな、と。
ちょっと拍子抜けしてしまいました。
でもまあ、比較的読みやすくて400ページ読ませるだけの力はあるのでそれは良かったなと。
冥妖星事件の犯人は、なんだか唐突な気がしました。
というか、サトルの運が良すぎてご都合主義に見えてしまったんですよね。
サトルは確かに博学な名探偵です。
ですが、博学であるがゆえにミスリードにもなっているあたり、なんだかなーって感じです。
ラストの一文は他の作品を読んでいないものにはいまいちよくわかりませんねー。
読んでいる最中から気になっていたこと。
殺人事件の時効って15年ですよね?
いや、今は延長されていることは知ってますよ。でも、あらすじにもあるとおり1996年の話なのでその当時は15年だったことは確かです。
それなのに、20年前の事件云々って出てくるのであれ?と。
まあ、同一犯による連続猟奇殺人事件なので、他の時効を迎えていない事件のために捜査資料が残っているとかはわかるんですけど、捜査本部が名目だけとはいえ残っていることがすごく疑問でした。
確か、図書館に「
宇宙神の不思議」はあったと思うのですが、最近見ていないので書庫にしまわれてしまったのかな?
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