千年のかなた 七つの封印・外伝/カイ・マイヤー(訳/山崎恒裕)
時は西暦999年。
千年の変わり目が近づいている。
街角では辻説教師が終末思想をさけび、人々は不安におびえていた。
12歳の少女デーアは行く先の知れぬ冒険の旅に出る。
同行するのは魔女狩り人ゴーテン。
旅するふたりの前に立ちはだかる大魔術師アバクス。
闇の魔術を駆使する彼の恐ろしいたくらみとは?
真実を求めるデーアがたどりついたのは、新たな千年の運命を決めるとてつもない魔力の世界であった。
図書館で借りてきました。
あと1冊あったんですが、読み切れそうにないです。仕方ないなぁ。
今回は外伝ということで、本編の主人公であるキラ、リーザ、クリス、ニールスの4人は登場しません。
代わりに登場するのはあらすじにもあるとおり、デーア。
この少女が父であり魔女狩り人であるゴーデンとともに旅をし、
1巻で登場した大魔術師アバクスの企みを阻もうとするもの。
そして、物語に度々登場するアルカーヌムの結成当時もわかるというちょっとすごい1冊です。
正直、非常に読みづらかったです。
3巻4巻まで読んでようやくキラたちに慣れたくらいなので、デーアになれる前に1冊終わってしまいました。
デーアとゴーデンの関係がすごく不思議でした。
私にはちょっと理解できなかったです。この辺は文化の違いだったりするのかなぁ。
最終的に不死身となってしまったデーア。
訳者によると彼女が本編にデーアが登場するのは9巻とのこと。
表紙しか画像ないのでちょっとわからないかと思うのですが、裏表紙に描かれているデーアの姿を見るとキラそっくりなんです。
もしかしなくてキラのママなんじゃないかなぁ、と。
不死身とはかかれていますが、不老とはかかれていないので成長していてもおかしくないし、一流の魔女は皆変身術が使えるとありましたからおかしなことではないのかな、と。
だからこそ、「キラのママ」の名前は明らかになっていないんじゃないだろうか、なんて考えてました。
あと5巻分も先の話ですが、そこらへんはちょっと楽しみですね。
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