怪物王女 13/光永康則
その血は闇、生命は炎。
闇の住人、怪物。
その全てを束ねる王族の一員である姫は、世継ぎを決める兄弟間の争いの只中にいる。
姫の血により半不死身となった少年ヒロは、地の戦士として姫とともに戦いに臨むこととなる。
海底神殿の謎、死者再生の秘術、それらを結ぶ王族の秘密とは。
姫と血の戦士の前に、深き闇が横たわる。
まだ図書館から借りてきた本、2冊ほど読み終わってません。
返却日までまだ日があるから~と余裕こいてたんですが、連休の影響で日曜には返しにいかないとまずいということにさっき気付きました。
読んで紹介までできる気がしない。どうしましょう。
【第56話 天命王女】
【第57話 海底王女】
【第58話 発火王女】
【第59話 降霊王女】
が収録されています。
今回は全体的におとなしめな印象を受けました。
いや、思いっきり戦ってるんですけどね。
なんとなく、世継ぎを決める戦いの進展の方に気を取られてしまいました。
今まで最有力候補といってもよかったエミール王子ですが、このエミール王子が死んでしまうんです。
もともと体が弱かったらしく、戦いに生き残って成人し不死となるか、病で逝くかの2択だったんだとか。
9巻の
【特急】あたりでの戦いで能力を使ったことも毒でしかなかったようですね。
で、亡くなってしまったエミール王子は、血の戦士である人魚をシルヴィア王女に託し、シルヴィア王女の手によって血の戦士化されていた、と。
9年後の世界でシルヴィア王女のもとに人魚がいたのはこのせいかと思いつつ、この状況では、人魚の譲渡はエミール王子の意思だったのかは不明になってきますね……。
人魚はシルヴィア王女に呪いを解いてもらいようやくしゃべることが出来るようになるわけですが、この呪いをかけたのがシルヴィア王女の手によるものである可能性が結構高いだけに、それを人魚がわかっているのかはすごく気になりました。
シルヴィア王女とエミール王子がたどり着いているらしい「成人前の王族の成人化」とは結局どういうことなのか……。
うーん。
エミール王子に王になるよう託されたわけですが、姫はいったいどういう判断を下すんでしょうね。
リザの兄・ロボの仇であるデュケーン王子の姿も見え隠れし始めていますが、この辺からあんまりちゃんと読んでいないので楽しみです。
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