魔人探偵脳噛ネウロ 17 共闘/松井優征
弥子特製のガトーショコラはネウロの♡(あくい)入り! 不運にも"当たり"チョコを手にする犠牲者は誰だ……!?
そして再び"6"の文字が燃え上がる…それは「新しい血族」第二のによる恐怖の惨劇第二幕開幕の合図だった!!
今日もまた雪かきがあって危うく感想更新できないところでした。
機能のうちにある程度読んでおいてよかったです。
第143話 ♥【ちょこ】
第144話 日【イベント】
第145話 顔【アイコン】
第146話 杭【くい】
第147話 槌【ハンマー】
第148話 征【せいふく】
第149話 捨【すてる】
第150話 掘【ほる】
第151話 協【きょうりょく】
が収録されています。
最初の2話は
前巻からの続きでバレンタインネタ。
弥子が警察関係者や吾代さんをはじめ、色んな人にチョコを配るわけですがそのチョコの一部はネウロの手でドーピングされているんです。
ドーピングチョコは全部で3つ。
本編がどシリアスが続いているだけに、こういうコメディ色の強い繋ぎ回は息抜きにいいですね。
轟さんの頑張りが報われていないのがちょっとかわいそうでした(笑)
そして、弥子の中では吾代さんの地位がどうなっているのかがちょっと気になりました。
きっと「ネウロの奴隷仲間」という同じカテゴリにいるんだろうなぁ。扱いが雑でしたし(笑)
ちなみにドーピングチョコに当たった(?)のは、石垣さん、弥子のおっかけの浅田さん、そしてネウロです。
まあ、ネウロは食べてませんけど。
後半は、【新たなる血族】2人目の登場です。
テラというその男は、土に対して定向進化をしているんですが、一見全然すごくは見えないんですよ。
女たちに時計から指輪、財布にスーツまでガンガンむしりとられて、それをいいよいいよで済ませてしまう様はむしろ情けない感じなんですね。
ですが、やはりテラも【血族】の一員でした。
彼らの現状の目的は「ネウロの力をそぐこと」。
具体的にいうと、ネウロの目の前で人間を殺そうとすることでネウロに魔力を使って守らせるわけです。
ネウロは「人間に対する可能性」に重きを置いていますからね……。
ネウロは【血族】の思惑を理解しているけれど、謎を生む可能性を重視してしまうがために守らざるを得ないという悪循環に陥っていました。
実際、今回も「魔帝7ツ道具 朽ちる世界樹(イビルツリー)」×2、「魔界777ツ道具 手掘りの土竜(イビルガントレット)」を使わされています。
さらに、魔力の充電池でもあったネウロの髪飾り(髪の先についてる三角形の黄色いアレ)も2つ利用して対抗しています。
ラストで「魔界777ツ道具 透け透けの鎧(イビルサーフェイサー)」を使って、テラの顔面を保存し、シックスを攻める足掛かりにしようとしているというところで終了。
正直、あまりいい状況とは言えません。
ネウロの正体をきちんと知っていたのは弥子とサイ(&アイ)、HALとあとは匪口さんくらいですか。
匪口さんがネウロの正体を知ったのは不可抗力ですからまあ除外してもいいと思うんですよね。
吾代さんや早坂兄弟なんかは「化け物」だとは知っていても細かなことは知りません。
今までずっと秘密にしてきた正体(というか本性?)を笹塚さんに、警察にばらしたというのは驚きです。
シックスはシックスでサイの「教育」に乗り出したらしいですし、どうなっていくのか楽しみです。
まあ、本誌連載時、発売時、完結時と何度も読んでるんですけどね(笑)
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