コレットは死ぬことにした 1/幸村アルト
いつもおつかれさま。
あなたに効く"愛"と"感動"の処方箋。
朝から晩まで仕事に追われる薬師コレット。
食事中も、睡眠中もおかまいなしに依頼がやってくる!
ココデハナイドコカヘ逃ゲ出シタイ…
疲れ果てたコレットが飛び込んだのは井戸の底! …目が覚めるとそこは冥府で!?
この間購入した幸村さんの作品です。
3冊目なので、カテゴリ追加しますね。
【第1話】~
【第4話】までと読み切りの
【夜とメロディ】が収録されています。
花ゆめ系お得意の読切→短期集中連載(3話)→本格連載を果たした作品。
1巻に収録されているのは4話までなので、短期集中連載分までですね。
ちょっとショッキングなタイトルですが、内容とタイトルがあってるのは1話のみですね。
作者さんも書かれてましたが、読み切り時代のタイトルがそのまま継続されているものなので連載になってタイトルと内容にズレが生じてしまったようです。
物語は、薬師のコレットが昼夜休みなく仕事に駆り出されることに疲れ果ててしまいます。
その時「井戸は別の世界に繋がっている」という伝説を思い出し衝動的に井戸に飛び込みました。
井戸の底は冥府。
そこでコレットは冥王ハデスの病を治すように言われるが……、というお話。
冥府でハデスと触れ合ううちにコレットは見失ったものを取り戻し、冥府と現世を行き来し成長していく感じですね。
井戸の底が冥府に繋がっているというと、小野篁を思い出しましたがこの作品のイメージは西洋圏。
ハデスとか半神半人のヘラクレスとかそういう思想が西洋っぽい。
「神は人間でも愛人にしてしまう」ってのはギリシャ神話っぽいですよね。
西洋圏にも井戸と冥府が繋がっているって話あるんだろうか?それとも作者の創作なのかな?
今までの幸村さんの作品って
六百頁のミステリーも
はちみつとバタフライもどちらも二言目には可愛い!と言っていた記憶があるんですが、今回はそこまで可愛いって印象はなかったかな?
コレットはかなりしっかりした少女なのでその生き様はかっこいいといってもいいかもしれません。
おまけ漫画のヘラクレスとの文通はなんだかしょっぱい気持ちになりました。
それでいいのかヘラクレス。
本格連載は最新で、2話目くらいかな?
次巻の発売はしばらく後のことになりそうです。
[0回]
COMMENT