大江戸妖怪 かわら版 2/高橋愛(原作/香月日輪)
魔都大江戸に「落ちてきた」童女・お小枝。
雀たちはここへ残るか、人間界へ戻るか、自分で選べるよう好きに行動させることにしていた。
キャフェ―にお座敷遊びにお祭り見学の後は――海!!
お小枝が最後に選ぶ道はどちらか!?
かわら版屋・雀の成長を描く人情江戸ファンタジー第2巻!!
昨日購入してきた1冊、早速読みました。
僕のヒーローアカデミアも読みたいんですが、なんか気乗りしないんですよね……(-_-;)
【第7刷 桜貝の海に遊ぶ】
【第8刷 月下に白菊咲く】
【第9刷 風かわりて夏きたる】
【第10刷 子ども、異界を歩く】
【第11刷 異界にて生まれ変わる】
が収録されています。
前巻に引き続き、大江戸に落ちてきた少女・お小枝ちゃんの話と「子ども」が雀になる話が描かれています。
原作でいうと
1巻の途中から
2巻の途中までの話になります。
あらすじにもある通り、お小枝ちゃんが海で遊んだりするわけです。
その時、お小枝ちゃん上半身裸なんですよね。
4つ5つくらいの「童女」と表現されるくらいの幼い子だから問題ないはずなんですけど、「いいんだろうか?」なんて思ってしまった私は汚れてるんだろうなぁ。
今回、百雷の旦那なんかも登場していますが、思っていたよりも犬面でびっくりしてしまいました。
でも、
妖アパの茜さんもこんな感じだったし、そう驚くこともないのかもしれませんが。
お小枝ちゃんの記憶に対する話はすごく切なくなってしまいました。
大江戸の経験をきちんと覚えていたいお小枝ちゃんですが、大江戸から江戸に戻る際にその記憶は夢のようなぼんやりとした存在になってしまうのだとか。
江戸と大江戸では時間の流れが違うのでその副作用みたいなものらしいです。
それでも大江戸での経験はお小枝ちゃんの深いところに残るのでしょう。
これからは健やかに成長していくのでしょうね。
そして、後半は雀の話になります。
お小枝ちゃんの選択を受けて、自身の選択を思い出したという体なのでしょう。
雀が大江戸に落ちてきたばかりの頃の話。
心も体もボロボロに傷ついた子どもが癒され再び立ち上がれるようになるまでが描かれています。
原作読んだときも思ったのですが、本当にこの子どもはどんな生活を送っていたのだろう?と。
タバコを加えた女性が母親なのかな?とは思うんですが、それくらいしかわからないというか。
うーん?
いつか雀の過去は語られるのでしょうか。
次巻は、来年3月。
妖アパの新刊も同時期らしいですね。楽しみです。
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