涼宮ハルヒの陰謀/谷川流
年末から気にしていた懸案イベントも無事こなし、残りわずかな高一生活をのんびりと楽しめるかと思いきや、ハルヒがやけにおとなしいのが気に入らない。こんなときには必ず何かが起こる予感のそのままに、俺の前に現れたのは8日後の未来から来たという朝比奈さんだった。しかも、事情を全く知らない彼女をこの時間に送り出したのは、なんと俺だというのだ。未来の俺よ、いったい何を企んでいるんだ!? 大人気シリーズ怒涛の第7段!
先日最新刊
『涼宮ハルヒの驚愕』が発売されたハルヒシリーズです。
ええ、驚愕が発売される前までに既刊を読んでおこうと思っていたのですが、普通に忘れてました。
昨日に引き続き、今日もまた読み終えるまでギリギリでした。
明日はもうちょっと薄いのにしようと思います。
今回はキョンと朝比奈さんが奔走します。
いきなり部室に現れた8日後の朝比奈さんと一緒に未来を確定するための行動に走るのです。
いろいろと状況が緊迫してきました。
現在、涼宮ハルヒの脇を固めるのは未来人、宇宙人、超能力者。
それぞれ朝比奈みくる、長門有希、古泉一樹が正体を隠してSOS団のメンバーとして存在しています。
が、それに対する敵対勢力が登場しました。
雪山で長門を苦しめた存在であり、今巻で朝比奈(みちる)さんを誘拐した存在であり、記憶媒体を先に入手した存在ってことですよね。
名前すらまだ出ていませんが、これから先どう絡んでくるのか楽しみです。
今回の話はぶっちゃけるとわかりにくかったです。
涼宮ハルヒシリーズにおける時間軸はパラレルワールドはないってことなのかな。
パラレルワールドの存在があるならばまた変わってくると思うので。
いまいち理解が追いつきませんが未来は普遍であり、キョンにとっての現在の事象と朝比奈さん(大)にとっての世界はきっちりと繋がっているわけではなく、それを確固たるものとするために朝比奈(小)さんとキョンをコマとして使っているってことなのかな。
今回もまた古泉くんというか『機関』が蚊帳の外なのかと思いきや、最後で一気にきましたね。
確かに古泉くんの能力は長門や朝比奈さんと比べると劣るものがあります。
長門は万能すぎるし、朝比奈さん(小)自身は痛くもかゆくもないですが、彼女の能力自体は稀有なものですし。
その二人と並べると古泉くん自身は超能力者という肩書きであるものの、地域限定というか条件が厳しすぎるので中々活躍の場が披露されることはないんですよね。
閉鎖空間自体、発生が減少しているようですし、これから先も古泉くんが超能力者として活躍することはまずないのだろうな。
その反面、組織力というものでは1番ですし、これからもそういう点では協力してくれるのでしょうね。
長門も
「消失」を経てだいぶ変わりましたし、古泉くんも雪山での会話などからして色々考えが変わってきているのでしょう。
朝比奈さんもあまり目立っている気はしませんが、変わっているだろうし。
そして1番の鍵であるハルヒもまただいぶ変わりました。
この変化の末に何が待っているのか、気になるところです。
次巻も早いうちに読んでしまいたいと思います。
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